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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/12/19
- 出版社: 早川書房
- サイズ:19cm/299p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209734-7
紙の本
ミレニアム 5上 復讐の炎を吐く女
著者 ダヴィド・ラーゲルクランツ (著),ヘレンハルメ美穂 (訳),久山 葉子 (訳)
人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救ったときに取った行動が違法行為にあたり、女子刑務所に収容されたリスベット。そこで彼女は、囚人はおろか看守までも支配するベニー...
ミレニアム 5上 復讐の炎を吐く女
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:20,585円(187pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
人工知能研究の世界的権威バルデルの息子の命を救ったときに取った行動が違法行為にあたり、女子刑務所に収容されたリスベット。そこで彼女は、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意して…。【「TRC MARC」の商品解説】
ミカエルの協力を得て、自らの過去の秘密を解き明かそうするリスベット。イスラム原理主義者、犯罪組織のボス、そして双子の妹カミラの妨害を受けながらも、彼女は誰もが隠蔽したがる謎の実験「レジストリ」の真実に近づいていくが……。2018年映画化続篇決定【商品解説】
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紙の本
作者は違うが
2018/05/22 00:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第4作も読んだが、作者は違うがミレニアムはミレニアム。ただ、前3作を本当によく読み込んでおり、ストーリーがうまく繋がり発展している。
ただリスペットが少し優しくなり、人に頼るようになっているような気がする。
紙の本
前作もそうだったが、表紙にもっと工夫ができないものだろうか・・・。
2018/10/17 04:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
また出遅れたが、今回は早々に読み始めたつもり・・・なのに冒頭からいまいち入り込めなくて。4作目は作者が変わったことに対する覚悟ができていたからであろうか、それとも作者が気を遣ってオリジナルのテイストに寄せていたからだろうか。
つまり本作はもう寄せていない、ダヴィド・ラーゲルクランツが独自性を出してきたのだけれど、それが私には慣れない、ということ?
微妙な気持ちになってしまった。
前作の事件のため、リスベット・サランデルは短期ながら有期刑となり女子刑務所に収監されている。ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストらは緊急避難や正当防衛を叫んだが、リスベットは意に介さず刑務所生活を送っている。ある日、リスベットの後見人であった弁護士のホルゲル・パルムグレンが面会に来て、その会話からリスベットがかつてある組織による双子対象の人体実験に利用されていたことを知る。さらにその女子刑務所内では一人の囚人の殺害計画が進んでおり、それを知ったリスベットは主犯格ベニートを半殺しにするが・・・という話。
<リスベットのドラゴン・タトゥーの秘密がついに明かされる衝撃作!>ということですが・・・個人的にはそんなに“秘密”だとは思ってなかったのでそこにそんなにこだわりはなくて。
最初の三部作のメインキャラクターが登場してくれるのはうれしいんだけど、ミカちゃん(ミカエル・ブルムクヴィストを私は勝手にそう呼んでいる)ってこんなに使えない人だったっけ?、とか、リスベットがそんな手抜かりを!、とか、いや、パルムグレンに対してそんな!、とか。
結果的にスティーグ・ラーソンがそうしても私は「ひどい!」と言うだろうけど、違う作者にされるとよりいきどおりを覚えてしまうよ・・・だから私は今でも新しい『グイン・サーガ』が読めないのかしら。
これも最初は「どうしよう、読めないかもしれない」と思ったけれど、上巻1/3ぐらいから勢いがついてきた。謎の組織というでっかい話にもなっているのだけれど、読み手に迫るのは個人にかかわる悲劇のほうで。イスラム原理主義に苦しめられる女性(名誉の殺人も含む)についてだけでなく、同じムスリムでも原理主義はやりすぎだとする人々が出てきてブブランスキー警部も対処に苦慮している描写が出てくるのも、スウェーデンの現状なのであろう。
抑圧された人々の苦しみ、というのは<ミレニアム>の大きなテーマの一つである。
ここさえ外さなければ、シリーズとしては問題ないのかもしれないが・・・やっぱりキャラクターの放つ熱量がなー、なんか足りない気がしてしまう。
ミカちゃんのうっかりも増え、女性にフラフラするようにもなったんだけど、そのうっかりの種類は違うんじゃない?、と。勝手だぜ、自分。
とはいえ、「消えた誰かを探し求めている人はたくさんいる」という一節には胸を突かれる思いでしたよ。