堕天使の求愛 （プリズム文庫）

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「人間界の常識を知らない天使×心臓に疾患を抱えたリーマンのお話」あとがきより。

ネタバレがあります。

ちょっとズレている天使攻め、ディスプレイ会社の営業マンで30歳目前の受け。受け視点。

心臓に疾患がある受けはある日の夜、空から落ちてきた光とぶつかり、それが原因なのか疾患が治ってしまいます。ところが、受けの前に小さな男の子が現れ・・・

天使と人のラブです。

天使は受けに「天使が神から授かった祝福」である「恩寵」が光の正体であると説明し、落とした本人であることを告げ、受けの体内に入った「恩寵」を返すよう頼みます。でもその返す方法は体液によるもので、奥手な受けは拒否します。そのやりとりは面白かったです。

ただ人間の常識を知らない天使とはいえ、受けの身体が再び悪くなってきているのに、前立腺を弄ってまで体液を求めるのはいかがなものかと。受けの会社の同僚や取引先の人は受けの体調を心配しているのに、攻めは気付かなかったのかなぁ。受けが不安を感じていることに気付いていたと後で説明していたから、体調についても触れて欲しかったです。敢えてだったのか、そうせざるを得なかったのか。

だからそれが理由で攻めを好きになれず、モヤモヤが残りました。