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商品説明
「本」と「装丁」をめぐる“本についての本”。装丁家の著者が、「電子書籍の「表と裏」」「リアルな本の存在意義」「本とは何か」などについて綴る。『出版ニュース』連載コラム「装丁」2012〜17年掲載分を基に書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
本に生命を吹き込む「装丁」という仕事。
その過程から紡ぎ出される
「装丁」論および「出版文化」論。
「本」をめぐる真摯なる問い。
「理想の装丁とは何か」を徹底的に考える。
「装丁家」と名乗っても、まず何の仕事か
理解してもらえない。
「ブックデザイナー」と言いかえると
少しは通じるけれど、今度は
「本のデザインって、いったい何をデザインするんですか」
と訊ねられる。
かみさんは、わたしがこの仕事をするまで
「装丁」という職能を知らなかった。
「じゃ、本の《顔》と《姿かたち》を、
誰が考え出すんだい」と訊ねたら、
「そんなの自然に出来ると思っていた」と返されて絶句した。
だが、言われてみると、いっさいの作為を感じさせず、
自ずから生じたように映る装丁こそ、理想の装丁かも知れない。
(『図書』2014年11月号)【商品解説】
著者紹介
桂川 潤
- 略歴
- 〈桂川潤〉1958年東京生まれ。立教大学大学院文学研究科前期課程修了。装丁家、イラストレーター。「吉村昭歴史小説集成」の装丁で第44回造本装幀コンクール入賞。著書に「本は物である」など。
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