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紙の本
改憲的護憲論 (集英社新書)
著者 松竹 伸幸 (著)
改憲派と護憲派の争いの焦点が、自衛隊を認めるかどうかにあるとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている今、護憲派はどんな論点を提示できるのか。護憲・改憲の立場を超えたリ...
改憲的護憲論 (集英社新書)
改憲的護憲論
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商品説明
改憲派と護憲派の争いの焦点が、自衛隊を認めるかどうかにあるとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている今、護憲派はどんな論点を提示できるのか。護憲・改憲の立場を超えたリアルな落とし所を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
◆推薦◆
「あるがままの9条が大切、
そして災害救援と専守防衛の自衛隊をリスペクト。
そんな国民合意が、すでに広く深く根付いている。これが、憲法とともに歩んだ私たちの70年目の到達点だとしたら、それはまた、「9条のもとの自衛隊」はどうあるべきかを、腹をくくって追求する出発点であるはずだ。9条に自衛隊を付記するという安倍改憲パフォーマンスの出る幕はない」
池田香代子(ドイツ文学翻訳家/九条の会・世話人)
◆内容◆
1946年、
吉田茂は自衛権を否定し、
日本共産党は肯定し、その後も一度も否定していなかった--。
憲法論議の「思い込み」を解きほぐす!
2017年10月の衆議院選挙で争点となった改憲。しかし政権与党が提示する、憲法9条に自衛隊を明記する加憲案をめぐって、国民、メディアの間で、その狙いや問題点に関する議論はどれほど深まっただろうか。
自衛隊を明記しようという加憲案と明記を許さないという護憲派。護憲派が従来の立場からどんなに批判を展開しても、改憲派と護憲派の争いの焦点は、自衛隊を認めるかどうかにあると国民の目に映るとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている現状において、護憲派は見放されるのではないか。だとしたら、護憲派はどんな論点を提示できるのか――。著者が深い危機感からたどりついた「改憲的護憲論」を世に問う一冊。
【本の内容】
目次
- ◆目次◆
- 第一章 護憲派とはどういう人のことか
- 1 非武装の改憲派、専守防衛の護憲派の登場
- 2 専守防衛か非武装中立かの対立は見せかけ
- 3 九条に加憲する案とどう向き合うのか
- 第二章 「戦争」と「平和」は対義語なのか
- 1 侵略戦争と同じ数だけの自衛戦争がある
- 2 戦争と平和は通じ合っている
著者紹介
松竹 伸幸
- 略歴
- 松竹 伸幸(まつたけ のぶゆき)
1955年長崎県生まれ。 ジャーナリスト・編集者、日本平和学会会員、自衛隊を活かす会(代表・柳澤協二)事務局長。専門は外交・安全保障。一橋大学社会学部卒業。『9条が世界を変える』『「日本会議」史観の乗り越え方。』(かもがわ出版)、『反戦の世界史』『「基地国家・日本」の形成と展開』(新日本出版社)、『憲法九条の軍事戦略』『集団的自衛権の深層』『対米従属の謎』(平凡社新書)など著作多数。
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