しらとりくんはてんこうせい

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ちょっと個性的なしらとりくんと仲良くなり、自分について考えたりちょっと見方が変わった僕の感性がいいなって思いました。

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　転校の経験はないのだが、子供の頃、人の家に行くとうちとは全然違った文化があって奇妙に思ったことを思い出した。お誕生日会でベビースターカップラーメンを昼食で出してもらって、なんて楽しい家なのだと羨ましかった。しらとりくんのお母さんの手作りのシュークリームがとてもおいしそうだった。

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正反対のしらとりくんとぼくの友情。淡々とした語り口と似ていたり、同じものが好きとか共通点が少なくても友情は築くことはできる。イラストも含め好きになった本。

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子供向けなんだけど、ちょっとシュールというか、独特の雰囲気がある文章。主人公としらとりくんが仲良くなっていく過程がリアル。しらとりくんの、少しつかみどころのない感じがよく描かれていると思った。

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漢字にはふりがなが振ってあり、1ページの文章は少なめです。大きな挿絵がそれぞれのページに入っており、状況はとてもわかりやすいと思います。
お話がわかりやすい起承転結では無いので、子供によっては話がいつ終わるのか、どこを面白がったらいいのかがわかりづらく、ギブアップする子も出るのではないかなと思います。
こんな子、周りにいる？自分や友達は、この本の中の誰に似てる？などと問いかけたりなどすると、気持ちが入りやすいかな？
転校生の存在と言うちょっとした非日常感を、主人公の1人称で書いた作品であり、登場人物の心情の読み取りの練習にすごく良いと思います。陰キャに見えてアクティブな子、陽キャに見えて繊細な子、いるよねえ。