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多彩な経験を持つ塩野氏の論考は、実務家として示唆に富み、自分も参考になることが多い。
本書は、塩野氏があとがきで述べているよう、佐々木氏との思考のぶつかり合いなので、想定よりもメッセージがまとまっていないように感じたが、思考プロセスを追えるという点では有難い。
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【平成時代が終わった後の働き方】
ハングリー&ノーブルな生き方をすることこそ偉大な生き方ができる。これが王道であるというのは納得できた。
個人的には危機感を持って、自分ごととして捉えて最後まで責任を持ってやり抜く人こそ、仕事ができる人だと思っているので、その点はほんの随所から肯定されていたし、ハングリーな部分に繋がると思う。ノーブルという境地はなかなか難しいが、余裕というものが大事なんだと思う。
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キーワードはハングリー&ノーブル。若者に色んなことを教えてくれる本でした。もっと失敗すべきだと思える本。
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ローカルの世界で活躍したい人よりも、グローバルの世界で活躍し、「日本を背負って戦うぞ」くらい思ってる人が読むと面白いかと。
学びメモとしては、
⑴日本が地獄に変わる前に、挑戦・失敗をし、プライドを削られ、度胸をつけること。痛みに対しての耐性をつけること
⑵⑴のようなハングリーさだけだと、悪事を働く可能性がある。だから、ノーブルさ。公のために自分の仕事ができるかといった自分の仕事への価値観を忘れないこと。
⑶⑴と⑵を同時にバランスよく育てること。
⑷そして、自分の成し遂げたいことのために、準備を周到に行うこと。他人を気にせず、自分と向き合いじっくり準備すること。
内容とは関係ないが、本の中で対談する二人が、
あの本とかあの映画とかいうだけで、話が通じるのは、
普段から二人のインプット量が凄まじいことを物語っている。
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久しぶりに唸ってしまうくらいの感覚。一気に読ませていただきました!決める能力と部下に嫉妬しないで純粋に育てる能力かぁー。いい!
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キーワードはハングリー&ノーブルな生き方
自分の最適化に向けた行動指針は、
本、旅、人それぞれで以下のように整理
本書の各世代でやるべきことは、答え合わせと目標設定に役立つ。既にすぎた世代の経験は読書でカバー、旅に出る機会を東京の多様な地域散歩で補完。汎用スキルと人脈の確認と発展的展開への動き。
以下、気になったところをメモ適宜加筆。
AI最適化
人事制度を一気にいじる
課題ファーストで外部含めた経営リソースを
気持ちよく天才を放牧する文化
ワークライフミックス
ワークアズライフ
仕事ができる人の定義
最低3つは得意分野を掛け算
自律的に動くサッカー型の組織
ダークサイドスキル
組織や人を動かす力
カオスの中の判断が人材を成長させる
子会社経営、連携、雇用延長とのバランス
ミッションをつくる力
教養レベル
安全保障、国際政治、哲学
東京には西海岸渋谷と東海岸丸の内がある
東京は考え事をしながら歩くことができる
東京ほどの広さと深さのある地域はない
当事者意識の持ち方
明治維新
個人と国家の当事者意識が重なっていた
脱藩せずに古い秩序に仕えた人は活躍せず
しんがり
リーダーの力はやりきる感
クリエイティビティで一番大切なのはなんでも面白がること
これから期待できる人材
76世代以降の若い人、外国人、女性
既存の秩序は壊れてもよい
AI アーティフィシャル・インテリジェンス
ロボットフレンドリーな設計とユニバーサル
出島戦略 総合研究所
20代 挫折とリセット マイノリティー
正比例ワールドともっとも遠いのは恋愛
コミュニティはリセット可能として挑戦
師匠はあくまで超えるべき存在
30代 リーダー経験
人数が少ないと濃さがつらい
多いと目が行き届かなくなる
三種の神器
経済 コンピュータサイエンス 哲学
課題解決のためのアップグレード学習
細切れ時間のマネジメント 続けるノウハウ
お金に働いてもらう
40代 教養と人脈の勝負
おじさん 過去現在の肯定 未来志向でない
メタ視点と相対化
理念を説く能力 嫉妬なく育てる能力
決めてくれる人というブランディング
愛嬌と説明責任の両立
みんなの当たり前を変える力
プレマネ存在感 理念を語り部下を励ます
偉大な人へ
好奇心と教えられて解る変わる力
想像力を旅で養う 東京は多様な場所
圧倒的な経験量の蓄積と勝手な遠慮の排除
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ハングリー&ノーブルを目指す、そのために20代、30代、40代の各年代で何をすべきか、といったことについて対談形式で述べられている。
早い時期(20代)にリスクをとって生まれ変わること、30代はリーダー経験をすること、というのは確かになぁという感じ。うまく波に乗れても、全能感に飲み込まれてノーブルを失ってはいけないという部分も納得でした。
個人的には、章末におすすめの本を載せてあるのは、発展的に勉強できるのでいいなと思いました。
個人的には、学歴はあてにならないという文脈での東大批判が目立つことはちょっと残念だったかなと思います。東大出身でも革新的な発想の人はいるし、慶應出身でも保守的な人はいるわけで、あんまりフェアな見方じゃないなぁと思わないでもない。そういうことも含めて「学歴じゃない」ってことなのかな、と思います。
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今の日本の問題について、耳の痛くなるような対談(読書でこの表現は間違ってるか)。
こういうのをただただ、大きな話をしてるな~と思って読んでいる自分に喝。年代ごとのキャリア戦略を見ていると、まだ自分は遅くない、と思った。
不安が湧いてくるが、燃える思いも湧いた。
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NewsPicks 本らしからぬ、物事に否定的な本だった。佐々木さんの鋭い切り込みを期待して読んでいたけど、最初の少しだけ。タイトルと内容も合っていない気がした。途中からは「この章のトピック」を読んで、興味があるところだけ、サラサラっと読んだ感じ。
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20代後半の自分として響いたのは、30代に求められる生き方、それはリーダー経験を積むこと。リーダーに必要能力は、部下のインセンティブを見抜くこと。これはビジネスモデルを作ることにも共通しており、人のインセンティブを理解して人を動かす、こういう力を養いたいと思った。この対談を通してまた何冊か読みたいと思う本がありました。
ポスト平成時代に若者が描くキャリア戦略、がテーマの経営共創基盤 塩野さんと、Newspick編集長の佐々木さんの対談をまとめた本。若手に留まらず各年代におけるキャリアにまで派生しているが、キーワードは「Hungry & Noble」。貪欲に吸収しながら意思決定する胆力も持ちつつ、公共性を持った高潔な人物が求められていて、その好例はザックバーグ。
以下気になったことを抜粋。
◯ハングリー&ノーブルな生き方
・昭和モデル: work & no life, みんな似た価値観で、男は家庭を顧みず仕事し、会社というコミュニティで結束し、結果も出た
・平成モデル: work life balance, バブル崩壊経済低迷の中、会社が力を失い孤独になり、幸福度が下がった。優秀な人は、退却戦を繰り返してきた守りが上手い人(コスト削減やコンプライアンスというセコイやり方)
・Hungry: 何でも貪欲に吸収し、決断する度胸も持つ
・Noble: 高潔さ、世間の意見に抗っても、自分の信念を貫く人
・2つを両立させるのが大事だか難しい。どちらかが増幅すると全能感に食べられる。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」by Spider-Man
◯20代のキャリア形成
・キャリアの掛け算
トップクラスの専門をいくつか掛け合わせると、唯一の存在になれる
・ダークサイドスキル(政治力)
インセンティブの設計をして、組織を動かすスキル
・自分の進むべき道が見つけられないのは、自分とは何か、何のために生きるのか、を考える時間が圧倒的に不足している
・就活がゴール。言い訳をしないで一生懸命実行し、失敗しないと無力さを知れない、中途半端なプライドを持ったまま30代になる。
・折れずに伸びる人はCoachability を持つ。アドバイスから自分に必要なものを咀嚼できること。根拠の無いプライドが妨げる。
・当事者になるのに必要なのは、富や名誉を超えた他者への思いやり。他者を巻き込むことによって、小さな当事者意識が芽生え、これがpublic mindに昇華していく可能性がある。そこに必要なのは想像力。
・正比例な受験勉強と違い仕事や恋愛は反比例ワールドなので、努力すれば上手くいくわけではない。しかし「人生のバランスシートは最後にバランスする」日本の大人はあまり努力しないので、地道にやってると結構な確率で成功する。
◯日本の危機、新規事業が生まれない
・今必要とされているのは、新しい事業を創れる人。優秀さの定義が変わった。
・新しい挑戦を評価する人事制度設計になっていない。
・東京は大天国:平和、国外から人を呼べる文化
・改革人材
会社に染まらず適応力のある20代、おじさんシステムの崩壊を望み、過去に縛られず軸を���って決断できる女性、日系外国人
・正しい独裁者が、将来こうなるから今これやっとかなきゃ、と意思決定することが必要。
・迅速にいいものを作るには、世界中から一流を3000万くらいで期限付きで雇ってチームアップ、それを妨げるのが年功序列の人事制度。
・一番でかい課題に正面から向き合い、借り物競争で何かを作り出す、これがオープンイノベーション、スポーツチームのような借り物で勝負する形。
◯AIは地味だが当たり前になる
・エネルギー分野では大きなインパクト、グーグルがサーバー冷却コストを40%下げた
・音声認識はシニアのマーケットで可能性あり、スマホ使えないから
・AIとロボットの統合領域でポテンシャルが大きいのは料理と片付け
◯30代はリーダーになれ
部下の人数は関係ない、リーダーをやらねば、リーダーの難しさ、他のリーダーの内面の想像ができない、リーダーとして花開くかはやってみないとわからない。
・部下のインセンティブを見抜くことが一番大事
・30代で思想家になる準備をしないと、40代でマネジメントできない
◯40代は人脈があるか
・どれだけ助けてくれる人がいるか
・部下に嫉妬せず活躍できる環境を提供でき、意思決定ができればいい
◯優秀から偉大へ
・大人になるとは、白でも黒でもないグレーゾーンをつまく受け止められるようになることだ。産業医 大室正志
・孫正義はマサソンの名で世界で知られている。孫さんに伝えた人は皆孫さんにが大好き、それはチャーミングだから。
・海外経営者との一番の差はよく練られた普遍的なミッションを創る力、ミッションを描く力は文理を横断した教養に大きく依存する
・ナイキ創業者フィルナイトにとって、日本はベンチャーの象徴だった。義理人情に厚く、スキャンダルに落ちぶれたタイガーをいつも擁護している。ナイキの成長を支えてくれた恩を忘れていない。フィルに不幸があったときに最初に連絡をくれたのがタイガーで、今彼が批判されているのが耐えられない。
・経営者の仕事の7割は資金繰りで、事業ポートフォリオを迅速に組み替える能力が必要。負債と資本の最適な状況を考え、血も涙もない銭金のコントロール。ギリギリの資金繰りを本気でやる経験。いくらのコストでお金を借りてきて、いくら儲けるからつじつまが合うはずだという感覚。
・M&Aによる新しい能力の獲得はあり、買収後の統合(PMI)成功の秘訣はM&A担当者がその会社に行くこと(信頼関係があるから)。
担当者に求められるのは事業欲。
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「ビジネス書、もうこれでいいじゃん」というキャッチコピーは伊達じゃなかった。多彩かつ振れ幅の大きなキャリアを持つ塩野氏とNewsPicks編集長の佐々木氏が、これからの日本でビジネスパーソンはどのような生き方を目指すべきか真摯に語り尽くす対談形式の一冊。多岐に渡るテーマに触れているが、塩野氏の造詣の深さとバランス感覚がとにかく凄いという感想。日頃から自分のキャリアプランを意識している人にとっては、どのようなマインドセットで日々の仕事に向き合うべきか、その有益なヒントがぎっしり詰まった良書だと思う。
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『ポスト平成のキャリア戦略』(塩野 誠 (著), 佐々木 紀彦 (著)/幻冬舎)vol.501
https://shirayu.com/blog/topstory/management/8233.html
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カタカナや難しい熟語が当たり前のように飛び交い、歴史・経済・政治など自分の苦手分野のトピックスが満載。たった一冊の本で、自分の無知さ・日々の鍛錬不足を痛感させられる。
歴史も経済も政治も、苦手と言ってる場合ではないと思わされ、これを機に本を読まねばという危機感が一気に高まった。
著者の講演も聴講したが、筋が通っていて、質問にも誠実に回答されていて有意義な会だった。
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2017年、新元号が決まる前の対話書き下ろし。
ハングリー&ノーブルであれ。そのための20代、30代、40代のそれぞれの過ごし方について章立てして書かれている。執筆された当時、塩野氏は40代前半、佐々木氏は30代後半で、佐々木氏が塩野氏に、目指す方向性を聞いていくスタイル。
考え方というか目指すべき人物像の指針みたいなもので、今までにいた良いリーダーからの要素抽出であったり、ハングリー&ノーブルという抽象概念であったり、具体的な一般化はされていない印象(されていたらエリートだらけになり、日本はもっとすごい国になれる)。
とにかく、日本人はチャレンジしなさすぎて隙だらけなので、40代でもハングリーで居続けた者勝ち、でもハングリーさに蝕まれちゃダメよ、ということ。推薦されている本も興味をそそられるものが多く、読んでよかったなと思う。
ただ全体的になんとなくふわっとしていて読後感がガツンと来るものではない。佐々木氏の「いいキーワードですね」という発言がやたら多い(細かいことを言うとフレーズだったりすることもある)のと、太字になっている部分を太字にする必要があったのかがやや気になるところ。
私自身は専門職に就いているが、ニッチすぎるのが将来の不安要素。仕事の大半をコンピュータに任せられるようになったり、そもそもなくなってしまったとして、次どんなことをしたいか、何を深化/進化させるか考えることをやめないようにしたい。
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カオスの中で決断ができること
ハングリーとノーブル
就職はゴールじゃない
仕事ができる人は事業をつくれる人
想像力と当事者意識