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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/12/01
  • 出版社: 宣伝会議
  • サイズ:19cm/271p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-88335-420-7

紙の本

「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方

著者 大松 孝弘 (著),波田 浩之 (著)

あらゆるモノ・サービスに充たされている消費者。そこにはニーズは存在せず、あるのは本人すら気づいていない隠れた欲求だけ。アイデア開発の武器となる、人を動かす隠れた心理「イン...

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「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方

税込 1,650 15pt

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商品説明

あらゆるモノ・サービスに充たされている消費者。そこにはニーズは存在せず、あるのは本人すら気づいていない隠れた欲求だけ。アイデア開発の武器となる、人を動かす隠れた心理「インサイト」の考え方や使いこなし方を紹介。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

大松 孝弘

略歴
〈大松孝弘〉成蹊大学経済学部卒。株式会社デコム代表取締役。著書に「マーケティングリサーチの基本」など。
〈波田浩之〉早稲田大学政治経済学部卒。株式会社デコムパートナー。著書に「広告の基本」など。

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評価内訳

紙の本

売れる深層心理を探る

2018/10/01 21:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る

1.インサイトの考え方が求められる背景

今の時代の商品には「これは私の欲しい!という気持ちを満たしてくれる」と思えるモノになかなか出会えない。
そういったモノが作られていないし、ほとんどの人がそういうモノに出会えていない、というのが日本の実情である。
「だいたい、良いんじゃないの?」商品の台頭、つまり「市場が成熟した社会」というところである。

重要ポイントは「人を動かす隠れた心理」

消費者が普段意識していない心理、あるいは消費者自身も気がついていない無意識の領域の心理、これらに着目することで、顧客を動かすことができる。

こうした「人を動かす隠れた心理」に焦点を当てるのがインサイトの考え方である。

2.インサイトの構造

インサイトは、感情(エモーション)だけでなく、その感情を生む要因となった客観的な事実との組み合わせ。
「事実」が「感情」とセットになって、はじめて意味あるインサイトになる。
  
インサイトの4要素  

・シーン      感情が生まれた場面。行動や状態を伴う。
・ドライバー    感情を生み出す元となった、直接的要因。
・エモーション   気分や気持ち、情緒。
・バッググラウンド 感情が価値や不満・未充足である背景的理由。

インサイトの3タイプ 

・価値    ポジティブな心理(良い)
・不満    ネガティブな心理(イヤ)
・未充足欲求 求められているが、まだ充たされていない心理

キーインサイト    ・・隠れた不満や欲求のエッセンス
バリュープロポジション・・価値提案
アイデア       ・・価値を体験させる具体策

人を動かさない心理はインサイトではない。

インサイトと混同されやすい概念に「イメージ」がある。
「これは先進的なイメージだ」は、その人にとって良い感じに思えることなのか、イマイチな感じに受け取られていることなのか「先進的な」というだけでは分からない。

人の欲望は、天使(エンジェル)と悪魔(デビル)の両面で捉えなければならない。

3.近視眼的な発想では、消耗戦を続けるだけ。

研究所は、「人間の気持ち」や「お客様の心」を研究することがスタートであり、その気持ちや心を充たす価値とは何かを考える場所である。
その価値を充たすために、手段として技術を使って、商品を提供していく。

「買わない理由」を知りたい時、それを直接消費者に聞いてはならない。

・聞いても明確な理由は返ってこない。
・返ってきても、その先のうち手に繋がらないことが多い。
・もっともらしい事を言うが、真の理由なのか怪しい。

イノベーション
・・従来の価値の延長線上にない、新しい価値を創造すること。
→非連続

既存路線
・・すでにある価値と同じベクトルで小さな差でしか感じられない中で戦う。

新路線
・・ズラシ系ー完全に逆方向ではないが「明確な違い」が感じられるもの。
            
破壊系
・・価値を構成する要素の中で、ある部分が180度逆転しているもの。

これまでとは違った革新的なアイデアでイノベーションを起こすために、インサイトという考え方は大きな力になる。

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