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紙の本
物語のおわり (朝日文庫)
著者 湊 かなえ (著)
妊娠3か月で癌が発覚した智子、娘のアメリカ行きを反対する木水…。迷いを抱えた人々が向かった先は、北海道。旅の途中で手渡されたのは、未完の小説だった。そして本当の結末とは−...
物語のおわり (朝日文庫)
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商品説明
妊娠3か月で癌が発覚した智子、娘のアメリカ行きを反対する木水…。迷いを抱えた人々が向かった先は、北海道。旅の途中で手渡されたのは、未完の小説だった。そして本当の結末とは−。【「TRC MARC」の商品解説】
妊娠三ヶ月で癌が発覚した智子、父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする拓真、志望した会社に内定が決まったが自身の持てない綾子、娘のアメリカ行きを反対する水木、仕事一筋に証券会社で働いてきたあかね……人生の岐路に立ったとき、彼らは北海道へひとり旅をする。そんな旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。果たして本当の結末とは――。あなたの「今」を動かす、力強い物語。【本の内容】
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紙の本
北大出身…そうでなくとも読むべし
2018/05/07 23:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーとは違う、謎解きとも違う…何て表現すれば良いのか分からないほどの引き込まれようです。自分が北海道出身なので小説「空の彼方」の行方に対する描写が嬉しかったりしました。湊ワールド全開!!
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一つのお話から
2018/01/09 10:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一話を読んで、えっ?っとびっくりします。拍子抜けもします。
緩い出会いから、その短編を次々に読み継ぐ人々が登場しますが、お話を要約するポイントが違うことに注目!まるで、読む人によって話の肝がちょっとずつ違います。もちろん着地点も。
最終的な着地点はすごくいいです。
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それぞれの物語
2018/03/19 20:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵美の書いた未完の小説を、手渡された読み手が自分なりにストーリーを考える。次のバトンを受け取った人が、また自分だったらどうなるか考える。そうして「空の彼方」が受け取り手を変えながら落ち着く先には・・・。
ハムさんだと何故居酒屋の子が分かったのか?疑問が残りました。
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自分の夢は何だったのか
2018/02/08 19:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
未完の小説「空の彼方」がリレーされていくという湊さんらしい凝った構成の作品です。
小説を手にした人たちが異なる結末を描くとともに、それぞれの心情の変化を描いた5編の短篇を横糸に、メインの縦糸に繋がっていく展開です。凝った構成に引きずられた末の陳腐な作品も多いですが、流石は湊さんだと思わせる作品でした。
夢と現実、理想と現実、他者と自分、その折り合いをどうつけて生きていくのか。おそらく、人の数だけ異なる正解があるのでしょう。また、自分の夢は何だったのか、知らず知らずに来し方を自問してしまう作品でもありました。
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物語のはじめ
2021/01/30 10:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
未完の話が多くの人にわたって
繰り広げられる悲喜こもごも。
どうしても次の話と読み進めてしまう。
最後のお話が物語のはじめみたいなのがまたいい。
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北海道に行きたくなりました
2018/04/29 13:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mameko - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊さんの本だったので、最後はどんな結末になるのかと思いましたが、それぞれに結末を考えさせた後、それが一番よかったのかなと思える形の結末になっていて、よかったなと思えました。湊さんの他の作品のように色々な人の思惑が混じってどろどろするのも好きですが、たまにはこのようなさわやかな作品もいいなと思いました。
北海道の景色の描写がきれいで、北海道に行きたくなりました。
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オチは??
2018/02/06 21:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:naoami - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の章が作中の「作品」として、次以降の短篇に関与していく構成。各篇はそれぞれ人生の生き方の岐路に立つ人々が一人称で語る。その作品にはラストシーンの結末が書かれた続きが無い。それがリレーのバトンのように受け渡され、一人称の主人公たちが、自分ならこうする、こう想像するなど、オリジナルの終章を想う。立場や性別や年齢による考え方もそれぞれ異なり楽しめるが、それぞれの岐路に悩み逡巡する自らにあてはめ、各自が思いを新たにしていく姿が描かれる。「作品」はある人の手に戻ってくる。仕掛けの巧さは面白かったが、孫のオチは?
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北海道
2024/01/15 04:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔からなぜか憧れのある北海道、この作品を読んでもっと興味津々になりました。
旅をする人たちの交流とか、なんだか羨ましさまでありますね。
物語としては、まぁ正直、湊さんはイヤミスの方が好きだなと実感しましたが、逆に湊さんが書いてくれなければ触れないような爽やかさのある作品だったので、たまにはこうのもありかななんて。
しかし、萌の話は結構イラっと。
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イヤミスではなく
2021/09/10 00:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後感は良かったですね。湊かなえさん、こんな感じの小説もうまいです。北海道の自然石が生き生きと書かれていて、すごく心引かれました。北海道は何度かいっていますが良いですね、又行きたくなりました
紙の本
それぞれの結末
2020/11/08 09:55
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれの屈折を抱えて旅していた人々に、「空の彼方」という結末のない小説がリレーされていく。そして、自分なりの結末を想像し、未来に向かっていく。
「空の彼方」のその後も、あったからすっきりしたが、無いなら無いで様々に想い巡らすことができただろう。個人的には、その方が良かったかな。
北海道の大自然に憧れてしまう小説だった。