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紙の本
内村鑑三 悲しみの使徒 (岩波新書 新赤版)
著者 若松英輔 (著)
自らの弱さと不完全さを知るからこそ、どこまでも敬虔であろうとしたキリスト者、内村鑑三。「余はいかにしてキリスト信徒となりしか」等の著作に今も響きつづけるその霊性を、深みに...
内村鑑三 悲しみの使徒 (岩波新書 新赤版)
内村鑑三 悲しみの使徒
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商品説明
自らの弱さと不完全さを知るからこそ、どこまでも敬虔であろうとしたキリスト者、内村鑑三。「余はいかにしてキリスト信徒となりしか」等の著作に今も響きつづけるその霊性を、深みにおいてとらえなおす。【「TRC MARC」の商品解説】
激しいうねりのなかを生きたこのキリスト者の著作から、今も響きつづける霊性を読み解く。【本の内容】
著者紹介
若松英輔
- 略歴
- 〈若松英輔〉1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。批評家・随筆家。「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」で西脇順三郎学術賞受賞。ほかの著書に「内村鑑三を読む」など。
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内村鑑三は、哲学や思想ではなく「心霊=霊性上の事実」を語ってきた
2020/09/27 18:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三分法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、信仰の態度を本書では霊性というとし、内村の霊性に焦点を当てると共に、現代において霊性や宗教の意味と役割を問い直す時、内村の言葉は新しい意味を持ってよみがえってくるのではないかと期待している。
霊性の開発の重要性に関して、内村は、教育の根本は霊性の開発にあって、職能を身につけさせることにあるのではない、と語っている。
霊性の働きの重要性に関して、いわゆる「不敬事件」に関して、著者は次のように推察している。理性は低頭することを許していたのかもしれない。しかし、内村の霊性がそれを拒んだ、内村は、理性よりも霊性に従ったのだ。
霊性の深化に関して著者は、次のように語っている。
内村にとって、霊性の深化は、苦痛の経験を経ることによって実現される。「懐疑は難問題を解釈しえない時の智性の苦しみではない。神を感得しえない時の霊性の苦痛である。
また、霊性と知性が異なるものであるということは次のように語られている。
身体、魂、霊、三つの性が人間にはある、と内村は考えていた。彼はこれを「肉」、「自我」、「霊魂」もしくは「霊」と書く。人は肉によって「物質的宇宙と繋がる。そして魂において「自己」を自覚し、「霊」によって「神と繋がる」。
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非戦論者として
2019/06/18 22:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩波新書の『内村鑑三 悲しみの使徒』を読んだのは、
内村鑑三は一般に非戦論者として知られているからです。
その非戦論もそうですが、すべてキリスト教の「預言者」としての内村を描き出す本ですので、宗教心のない私にはけっこう難解な本でした。
非戦論の考え方は、やっぱり難しいのかなあ。