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紙の本
真空地帯 改版 (岩波文庫)
著者 野間宏
【毎日出版文化賞(第6回)】条文と栅とに縛られた兵営での日常生活は、人を人でなくし、一人ひとりを兵隊へと変えてゆく…。人間の暴力性を徹底して引き出そうとする軍隊の本質を突...
真空地帯 改版 (岩波文庫)
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商品説明
【毎日出版文化賞(第6回)】条文と栅とに縛られた兵営での日常生活は、人を人でなくし、一人ひとりを兵隊へと変えてゆく…。人間の暴力性を徹底して引き出そうとする軍隊の本質を突き、軍国主義に一石を投じた野間宏の意欲作。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
軍隊と何か、陸軍内務班とは何か。
2018/02/12 11:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ながらく岩波文庫では品切れになっていたが、再版され嬉しい。本書では、陸軍の内務班の生活がしっかりと描かれている。一般的生活、いじめ、制裁、昇進、初年兵、四年兵などなど。本書は、同名で映画化もされた。古いモノクロである。最近の戦争映画は、内務班の生活や軍隊の習慣など、まったくでたらめに描いていることが多い。それは、もう軍隊生活を経験した人が少なくなったからであろう。本書は、「兵隊やくざ」とともに、旧日本陸軍の内務班(分隊に相当、班長は軍曹か伍長)の様子がよくわかる。軍隊とは非人間的だと言うこともよくわかる。
紙の本
軍隊内の閉ざされた空間内での日常とは違う異様な態様を描いている
2018/02/04 17:34
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
軍隊内の閉ざされた空間(これを野間宏は真空地帯と呼ぶ)内での日常とは違う異様な態様を描いている。曽田と木田という二人の視点が交互に描かれている。初めはあまり物語の起伏がないが、途中からいろいろな事件が起こってくる。野間宏は第一次戦後派と呼ばれるらしいが、十分読みに値する作品だ。
紙の本
軍隊の内部という真空地帯
2022/12/08 11:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本陸軍の内部を文学の力によって追究した力作。日中戦争の時の兵が隊の不正行為の秘密を守るために個人にその責任を負わせ軍法会議にかける。戻って来た時には戦線は拡大。