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紙の本
新・日本の階級社会 (講談社現代新書)
著者 橋本 健二 (著)
豊かな人はより豊かに、貧しい人はより貧しく…。日本はすでに「階級社会」になっている! SSM調査(社会階層と社会移動全国調査)データと2016年首都圏調査データを中心に、...
新・日本の階級社会 (講談社現代新書)
新・日本の階級社会
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商品説明
豊かな人はより豊かに、貧しい人はより貧しく…。日本はすでに「階級社会」になっている! SSM調査(社会階層と社会移動全国調査)データと2016年首都圏調査データを中心に、現代日本の実情を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
新自由主義の台頭で日本社会に格差が定着した。非正規労働者層が誕生し、人口の三割が経済的理由から家庭を持つことができないという、膨大な貧困層を形成した。人々は格差の存在をはっきりと感じ、豊かな人々は豊かさを、貧しい人々は貧しさをそれぞれに自覚しながら日々を送る。豊かさの程度によって日本はすでに分断され、「新しい階級社会」が成立しているのだ。最新の調査データが物語る、現代日本の恐るべき現実!!
かつて日本には、「一億総中流」といわれた時代がありました。高度成長の恩恵で、日本は国民のほとんどが豊かな暮らしを送る格差の小さい社会だとみなされていました。しかし、それも今や昔。最新の社会調査によれば1980年前後、新自由主義の台頭とともに始まった格差拡大は、いまやどのような「神話」によっても糊塗できない厳然たる事実となり、ついにはその「負の遺産」は世代を超えて固定化し、日本社会は「階級社会」へ変貌を遂げたのです。
900万人を超える、非正規労働者から成る階級以下の階層(アンダークラス)が誕生。男性は人口の3割が貧困から家庭を持つことができず、またひとり親世帯(約9割が母子世帯)に限った貧困率は50・8%にも達しています。日本にはすでに、膨大な貧困層が形成されているのです。
人々はこうした格差の存在をはっきりと感じ、豊かな人々は豊かさを、貧しい人々は貧しさをそれぞれに自覚しながら日々を送っています。現在は「そこそこ上」の生活を享受できている中間層も、現在の地位を維持するのさえも難しく、その子供は「階層転落」の脅威に常にさらされている。この40年間の政府の無策により、現代日本は、金持ち以外には非常に生きるのが困難な、恐るべき社会になったのです。
官庁等の統計の他、さまざまな社会調査データ、なかでもSSM(「社会階層と社会移動全国調査」)調査データと、2016年首都圏調査データを中心にしたデータを基に、衝撃の現実が暴き出されてゆきます。【商品解説】
日本はもはや「格差社会」などという生ぬるい状態にはない。今や「新しい階級社会」が成立した。データが物語る衝撃の事実!【本の内容】
目次
- 「格差社会」から「新しい階級社会」へ───序に変えて
- 第一章 分解した中流
- 第二章 現代日本の階級構造
- 第三章 アンダークラスと新しい階級社会構造
- 第四章 階級は固定化しているか
- 第五章 女たちの階級社会
- 第六章 格差をめぐる対立の構造
- 第七章 より平等な社会を
- 参考文献
- あとがき
著者紹介
橋本 健二
- 略歴
- 〈橋本健二〉1959年石川県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。専門は理論社会学。著書に「階級社会」「「格差」の戦後史」「階級都市」など。
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圧倒的なデータで迫ってくる現実
2020/03/07 22:13
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MK - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者は、現代において労働者階級の下層にアンダークラスが成立していると指摘したうえで、資本家階級・新中間階級・旧中間階級の5つの階級の特性を、データに即して詳しく分析する。「一億総中流」がもはや幻想にすぎない現実が突きつけられる。格差の拡大と固定は社会の活力を奪う。それゆえ是正を図らなければならないのはその通りだ。だが、筆者は最終章でリベラルの肩を持ち過ぎのように感じた。そこがザラついた読後感として残っている。
電子書籍
知識があれば面白いでしょう
2018/10/18 00:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の中にいくつも、グラフが出てきて、非常によく調べて書いているという印象を受けました。
著者は階級を4つぐらいに分けて話を展開していますが、私はそもそもその階級の分類自体に馴染みがないので、読んでいてもあまり理解はできませんでした。
ただ、タイトルに書いているように、この分野の背景知識を持っている方でしたら、楽しく読み進められるのではと思います。
2回目を読んだので追記します。本書は文量が多く内容も難しいので読むのに苦労しますが社会で働く方々は知っておくべき問題を扱っています。
本書でも書かれていますがそもそも格差の存在を認識していない割合が多いようです。身近にある深刻な問題なので詳しく学ばなくとも、現状がどうなっているかは知っておくべきです。
紙の本
格差が広がる日本は「新・階級社会」
2018/04/11 16:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
2種のデータ調査結果を元に格差が広がる日本の現状を新・階級社会と再定義している。特に複雑な統計処理をしているわけではないが、内容理解のためには、種々のグラフをジックリと見ながら読み進める必要がある。
新・階級社会となった日本が取るべき方策が示されているが、過激な処方箋からは著者の思想背景が見え隠れする
紙の本
巷間言われていることをデータで裏付けただけの本
2018/04/18 20:44
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
巷間言われていることをデータで裏付けただけの本。その労力には頭が下がりましたが、目新しさはありません。
個人的には「階級」という言葉に違和感を覚えましたし、「自民党支持者は、排外主義と軍備重視に凝り固まったカルト集団」と言い切ったり、「可能性の一端は立憲民主党の躍進にあらわれた」と喜ぶ橋本氏の政治思想には全く共感できません。
また格差縮小の処方箋として、資産税の導入や相続税率の引き上げや大学教育税といった荒唐無稽な提案もあり、あの悪夢としか言いようのない「民主党政権」を思い出したのでした。
ところで、私は幼少の頃、四畳半一間に祖父母・両親・私の5人暮らしでした。社宅、公団住宅と住環境は改善しましたが、貧乏生活でした。無事大学まで卒業できたことに両親に感謝です。両親の教育への情熱もさることながら、終身雇用と社宅等の福利厚生に助けられたのも確かです。
ところが、小泉によって、終身雇用が破壊され、非正規労働者の拡大で格差社会となりました。その延長線上にあるのが安部の大企業や富裕層に対する優遇策です。かと言って、モリカケ以外に関心のない野党には全く期待できません。日本社会未曾有の危機であることは確かです。
紙の本
反日政党の機関紙
2018/04/25 08:25
12人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:express455 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて非常に気持ち悪い本。
著者が言いたいことは、格差拡大容認=排他主義=軍拡容認=自民党支持者で、その自民党支持者をカルトとまで言っている。
データを駆使しているように見えるが、実は著者の主張に見合うデータを引っ張り出してきた疑念さえ抱く内容です。
反日政党の機関紙や反日報道機関の記事のようで、最後はリベラル勢力結とまで言っており、全く信用ならない。