紙の本
うーん・・・
2020/05/30 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子育て指南の本と一発でわかるのはいいんですが、タイトルと表紙が……ねえ。子育てに正解はないという、ありきたりの内容かな。
投稿元:
レビューを見る
宮台さんが最近よく言っている「損得よりも正しさ」。
これは私の行動指針でもある。
それをある程度わかりやすくかみ砕いたのが本書、と自分は理解した。
うんこのおじさんは「シンボル」。
子供たちが「斜めの関係性」を築くための。
地方ならまだしも、たしかに東京/大阪のような都会では、そういう存在はなかなか居ない。隣に住んでる人の名前すらわからないのだから。
子供は社会で育てるもの。
それを改めて認識する上でも、この本は読みやすくてよい。
ページ数も100ページちょっと。おすすめです。
投稿元:
レビューを見る
いつもウンコの絵を描いているようなあやしいオッサンがいてもいい社会が健全なのはわかります。しかし、著者の幼年期である60年代当時の方が良かった、かのような前提で話されると納得できません。たしかにいろんなクズが目に付きますが、著者の世代にもクズはたくさんいるはずです。
投稿元:
レビューを見る
宮台さんの言い方は過激だけど、響く部分がほんとうにたくさんありました。
父親は、社会を家庭に持ち込む代理人
反抗期の間に、父が社会の中の小さな存在にすぎないこと、そして自分も父のように社会の中の小さな存在になることを学ぶ。
「嘘ついても、叩いても、嫌がらせをしてもいい。大人もやってるからね。でも、やりすぎはダメ。」
抱え込みによる「妄想の玉突き」と「ノイズレス化」は、子供をクズに育て上げ、クソな社会をもたらします。
みなさんが自分と同程度の子を育てたらオシマイです。自分よりまともな子を育てなきゃいけない。
この講座の目標は、「劣化した大人が、劣化していない子どもを育てること」。
投稿元:
レビューを見る
全然読書出来てなかったのでリハビリもこめてこの本を.損得抜きに正しさで生きるってのにめんどくさがらないってのが大事だよなと改めて思った次第でございま.そして最近のキーワードは「享楽」と「憐れみ」なのね.ちょっとその辺掘り下げよう.
投稿元:
レビューを見る
題名とのギャップがすごいが、中身は非常に共感できる本。
子供の育て方で大切なポイントがある。子どもを囲いこまず、親が全てではないという話、これは非常に大切だ!
投稿元:
レビューを見る
なかなか尖った子育て指南書でした。
もちろん法やルールは大事だけれど、それが全てではない。いわゆる建前と本音がある。では、どこまでが許されるのか、という感覚は経験でしか得られない。
損得や善悪だけで測れない複雑な部分に物事の本質や本当の面白さがあるのではないのかという点には共感できた。
それを教えてくれるノイズや斜めの関係は減少の一途を辿っている。そこでウンコのおじさんが必要になるらしい(笑)
宮台氏は体験による学びが大切だという。
子供にどんな本質的な体験をさせてあげられるか、親としては荷が重いので、ウンコのおじさんよろしくお願いします!
投稿元:
レビューを見る
自分が馬鹿なのか全く共感できなかった。社会学なんて正解がないから言葉遊びのパフォーマンス。大学で教えてるから社会学者なんだろうけど評論家って事でしょ 幼少期ヤクザの息子と友達だった自慢。田舎暮らし自慢。蝉の幼虫を自宅に持ち帰り羽化を子供に見せる自慢。仲間のコラムもちぐはぐ感満載。最後は脈略のない安倍首相批判。具体的な解決策はないし創造的な提案も無く既読感の文が続く。すぐにクズ野郎、死ねってのも気分が悪く、そもそもウンコをお決まりのトルネードとしてしか表現できない時点でどうだろ。¥1600は高い
投稿元:
レビューを見る
タイトルから想像できないたまらない内容。さすが宮台真司。なんとなく東浩紀の『弱いつながり』思い出した。
投稿元:
レビューを見る
クソとかクズとか頓馬とか口が悪いのはもはやデフォなんだろうけど、言ってることはかなりまとも。目が合わない社会ってテレビでも言ってたけど、そういう社会でウンコのおじさん的な人は貴重で大切。
投稿元:
レビューを見る
若い世代の「感情の劣化」が起きる過程と、その問題点、親としての関わり方を書いた本である。
私自身「感情が劣化している」側なので、率直な感想として一概にそのことを否定するのも違うのではないかと感じた。
なぜなら環境に対して適応した結果がその生き方であるからだ。
たとえば「自分を持たず大多数に合わせることがビジネス的な成功につながる」ため、現代を生きる上で「損得勘定のみで動くことができないこと」を悩んでいる人も多い。
技術の発達により法の奴隷からの脱却も難しくなり、SNSによりすぐに電子化・拡散され、一度の失敗が永遠にインターネット上に残るようになった。
そういった環境的要因を残したまま昔の価値観に戻しても、裸で極寒の地に立つようなものだ。
とはいえ、それが「不安感」「大人になりきれない」「擬似仲間」などの問題を生む点については同意する。
したがって今の特性を受け入れた上で、その問題点を解決しより良い形に持っていくために、できる行動を探していきたい。
自分の世代を客観視する上で非常に考えさせられる本だった。
投稿元:
レビューを見る
前半は意味がわからないけど、後半に言いたいことがまとまってる。
「法を守るのもホドホド、破るのもホドホド。ホドホドを決めるのが共通感覚」わざわざ言わねばならぬ程、ホドホドがない時代になっているんだと言うことは理解した。
でも、昔は良かった感がすごい。論理的でないしホントに学者??昔のオヤジ感を感じて(それが筆者の目指すところなのだろうけれど)引く。鍾乳洞の立ち入り禁止に入るのは破ってはいけないルールだと思う。最低。
それと恋愛のくだりで、性教育を「妊娠の恐怖」を植え付ける不安教育としているところで拒否反応。損得抜きで恋愛して妊娠して子供を産めなんていうのは無責任な思考でしかない。そういう男のせいで女性の人生を不本意に変えられてしまうのは許せない。
著者がほかの教員から煙たがられるのも当然だろう。
この本を読む限り優しさは感じられなかった。めんどくさそうな人だし、近所にいたら自分の子を関わらせたくはないな。
ルソーの『社会契約論』の解説はわかりやすかった。
ーーー
ある決定がなされたとき、①メンバーのそれぞれがどんな目に遭うかが想像でき、②そのことが気にかかる
というのが民主主義の条件でありそれには人口2万人が上限。この条件はpitie(憐み)と呼ばれる。
pitieが満たされれば、決定自体は多数決でもくじ引きでも王様の御布令でもいい。
ーー
投稿元:
レビューを見る
30代になってから本気で好きなことがないことが気になり始め、好きなことがあるというのは幸せに生きるための根源的な要素だと思うようになっていた。
本書で挙げられる損得に拘泥する悪癖はまさに自分のことを指していると感じた。僕は子供にそうさせないため自主性、積極性を重視して育児をしていたが、本書では畏怖する力による動機付けが必要だと説き、それは体験する学びでしか成長出来ないと結論付けている。
一つ一つの話は簡単だがそれらの関係性を理解するのが難しく、とても考えさせられた。より変化が激しくなるであろう未来を生きる力を子供に持たせるために大事なことを教えてくれたと思う。
投稿元:
レビューを見る
子育てには「体験プランナー」のような大人が必要など主張は分かるが、自分が体験した子供時代はすべて正しかったかのような押し付けと、価値観を現代にアップデートできていない机上の空論にも思える。
投稿元:
レビューを見る
2021年12月読了。
なんか久しぶりに本を一冊読み切ることができた感じ。
親が子供を丸抱えするんじゃなくて横(友達等)や斜め(近所の人等)の関係性を築いたり、四角四面なお受験教育に詰め込むんじゃなくて子供の体験の方向性を示してあとは子供がしたいようにさせたり、この考え方の方がはるかに人間らしい生を生きることができるように思う。
我が子には親なりやがて関係を持つであろう上位者(組織の上司とか)なりの顔色を伺って損得勘定しかしないクズにはなって欲しくないので、親側の構えを形作ることが必要だと思った次第。