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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/01/24
- 出版社: 幻戯書房
- サイズ:20cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86488-140-1
- 国内送料無料
紙の本
小村雪岱随筆集
大正〜昭和初期に活躍した装幀家・挿絵画家・舞台装置家の小村雪岱が、消えゆく江戸情緒の世界を書き留めた随筆を集成。没後、昭和18年(1943)に刊行された随筆集「日本橋檜物...
小村雪岱随筆集
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商品説明
大正〜昭和初期に活躍した装幀家・挿絵画家・舞台装置家の小村雪岱が、消えゆく江戸情緒の世界を書き留めた随筆を集成。没後、昭和18年(1943)に刊行された随筆集「日本橋檜物町」に、新たに発掘された44篇を加える。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小村 雪岱
- 略歴
- 〈小村雪岱〉1887〜1940年。埼玉県生まれ。東京美術学校日本画科選科卒業。装幀家。挿絵画家。舞台装置家。著書に「日本橋檜物町」「雪岱画集」など。
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紙の本
マイブームの小村雪岱が著した文章の数々を味わう
2019/02/01 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと前の言い方をすると、このところ小村雪岱がマイブームになっている。
NHK日曜美術館で展覧会のレビューがされていたのをきっかけに、小村雪岱を知ったのがもう何年も前のこと。決してポピュラーな人ではないし、その後も誰もが知るような画家になったというわけではないけれど、個人的には惹かれるところのある人で、ひょんなところで見かけるとついつい魅入ったり、手に取ったりしてしまうのだ。
そんな小村雪岱が様々な機会に書き留めた文章を集めたのがこの1冊だ。
雪岱没後の1943年に随筆集が刊行されていたらしいが、その随筆集にさらに44篇を加えて平成の時代に蘇ったといったところか。
短い文章から少し長めの文章など、主に本の装幀や舞台美術に関わる話や、雪岱が描く美人に対するこだわりなどが語られていて、まるで作品集の解説書のようにも思える。自身が装幀家でもあり、小村雪岱の研究家である編者の研究の成果と言っても良いのだろう。
旧仮名づかいで、決して読みやすいというわけではないけれど、それがかえって雪岱が活躍した大正から昭和初期の雰囲気を文字からでも感じることができて、文章を読み進めながらしばしば雪岱の絵を思い浮かべていた。
これを読むと、また改めて雪岱の作品を観てみたくなる。今しばらく小村雪岱はマイブームであり続けるようだ。