紙の本
「誰かが笑うときなんで誰かが泣くんだろう。」
2021/01/10 15:01
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投稿者:Invisible - この投稿者のレビュー一覧を見る
素晴らしい漫画です。
紙の本
ただ浸ることしかできない
2020/11/21 08:06
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投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだこれは。なんだこれは。なんだこれは! 私には、この作品を語る言葉が無い。術がない。
ただただ、浸ることしかできない
紙の本
ジュブナイル
2018/06/28 10:40
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
ちょっとファンタジーな世界だよなー。
今どきの中学生でこれはちょっとなさそう。
だからこそ昔の中学生の心をくすぐるのかもしれないが。
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熱はないのに頭の中の靄が晴れない感じなので、作品をきちんと頭で考えて読めてないので読了記録はまた今度にするが、元気少女の見本みたいな水谷が脳内で物を考える時に選ぶ言葉は「文学」としか言いようがない言語能力を持っていて、月野がきちんとそれに気付いている事、ここが一番好きかもしれん。
恐らく中学のクラスにさり気なく居る「美少年」なんだよね…透き通るような白い肌に、透明感を湛えた瞳、それらに何の価値も見出さず、自分は何も持ってないと言う月野は、少年の外見が移ろい行く一過性のものである事も気付いちゃってるんだろうなぁ…
外見が生む誤解とか、損だの得だの、そんな自尊心を肥大させるものよりも既に「自分の存在する意義」とか「価値あるものになりたい」とか、中身について真っ向から向き合ってる中学生…物凄く真面目に生きてる彼らを見てると自分磨きや自分へのご褒美で外見磨きをする現在大人の拙さを思う。
『月曜日の友達』、体調が絶不調の時に読んだので、第一印象に迷いがあるんだが、月野と水谷の間に男女の恋愛感情的なものは無い、と感じたんだよ。タイトル通り、どこまでも「友達」の話だな、と感じた。100人の知人が居て、誰かに電話すれば直ランチに行けるより、たった一人でいいな、と思った。
この作品を読み切れてないが、大人って子供を救わないな…って。なんで物わかりの良い子供にしてしまうのかな、って。大人にも事情はあろうが、子供に背負わせて甘えていいのか?大人としての矜持は?って。小さな子供の存在同士がこんなにも真摯に「生」に向かっているのに…
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我らが阿部共実の、新たな代表作となるのではないでしょうか。彼の新作がポジティブなものになったというのは、一個人の作家性の変遷という問題には収まりきらない。将来的に今の時代のマンガの世代論を語るうえでも重要な一作となるのではないでしょうか。ちょっと大袈裟かな。
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全てのコマの隅々まで命が満ち溢れているようで、あらゆる表現が繊細で素晴らしい
本当に出会えて良かったと思える作品だった
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連載で読んでいて、改めてまとめて読んだ。連載のときは最後、二人の考えが同調しすぎな感じがしたのだが、通して読むとそれは同調ではなく共感であることがよく分かった。月野がいろいろ背負っている感じが『ギルバート・グレイプ』のジョニー・デップに重なった。地に足をつけて現実に立ち向かおうとしていることに悲しみを感じながらも、希望を捨てずにいようとしているところが、中学生なのに~と切なくなった。超常現象の扱いと表現が素晴らしかった。大傑作だ。
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火木香、彼女も月野が気になってちょっかいかけてくるのだろうと思ってた。荒っぽく振舞ってはいたけど寂しい子だった。火木と関わったことから、月野と水谷はすれ違う。それでも月曜日は来る。空白な月曜日。
「この三人で下校する日がくるなんて入学時には想像できなかっただろうな」
また月曜日の夜。
水谷と月野。そして火木。奇跡ってあるのか。
月曜日、なにか特別なことがあれば、好きになると思うけどな。
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まさかこんなに後味がいいとは思わなかった…!
火木ちゃんのかわいさプライスレス。土森もかわいい。物理的にかわいい。
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ああなんという読後感、
みんな通る道を幸せに走り抜けた少年少女の記録だ。
悲しく苦しいあの時期をたった二冊の簡潔な漫画で表現してある。
是非
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帯を糸井重里、朝井リョウ、秋田ひろむが書いていて、はいはい「泣いた」と書いておけばいいのよねーなんて斜に構えた感想を持ってしまった。
が、実際読んでみると、確かにこの感想を言葉にするのは難しい。
し、実際に泣いてしまう。
ああこれは「櫻の園」と同じく一生涯の漫画になりそうだ。
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大人と子供の狭間を、懸命に生きる中学生の物語!
満を持しての第2集、完結巻です。(Amazon紹介より)
久しぶりにグッときました。
子どもから大人に成長していく思春期の真っ只中で、辛いこと、嬉しいこと、その過程で気づいていく様々なこと…。そんな「生きてる!」という感情を感じなくなってどれぐらい経つだろう。いつの間に大人になることは我慢の積み上げだと思うようになってしまったんだろう。大人になった今だからころ、忘れていた大事な気持ちを思い出させてくれる物語でした。
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この人の作品は本当に引き込まれる。天才がまた最高の作品を置いていった。綺麗な物語。
(ネタバレあり)
火木が月野にまとわりつくのに無意識に嫉妬する水谷可愛い。
水谷が月野に惹かれるも月野は応じない展開も予想されたが、最後は両想いとなり一安心。
火木が月野と水谷の二人の友達に。月野と水谷がすれ違うのを火木が加わることで、月火水木と連なる。これは偶然でなく意図したやろ!素敵!
いつものグループで仲良い女子は土森で、男子は日向。こいつらは集まる運命だったんだなあ。
ちなみに金曜日は金石先輩。出番が少ないが、水谷の悩みを「恋の悩み」と言い当てる。
火木は荒っぽいけど、根は素直でお兄さん大好きで、きちんと月野に謝るし、仲直りした水谷にも甘えるし良い子だわ。
大好きなお兄さんをけなした水谷は頂けない。
しかしきちんと悪い点は謝った上で言いたいことをズバリ言う水谷も芯が通ってる。
どっちも好きです!!
月野のことを想って取った水谷の行動が月野を傷付けてしまう。
「月曜日の約束はもうやめようか。」
と言われた水谷の泣きそうな何で?って表情が絶妙。
「友達にならせてしまってごめんね」
なんて言うなよ月野。おれも泣きそうになったよ。
月野と話せなくなってからの水谷の輝きが失われた感じ、まさに失恋って感じ。
水谷の趣味嗜好の変化も、淡い恋心もまさに大人に至る過程ですよね。
水谷の名台詞
「人が自ずと特別になるんじゃない。人の心が人を特別にするんだ。」「お前はとっくに、私の中でくるおしいくらい特別になってしまっているんだよ!」
こんなこと言われたら惚れてまうやろ。
月野は月野でプロポーズの言葉が詩的で良いね。
この作者、登場人物のセリフの語感に気を配ってる感じがしますね。
あえて最後皆がどうなったかを書かないところが憎い。
この物語はあくまで青春、大人になるための過程を描くものだから、結果は必要ないということなのだろうか。
地味に朝井リョウさんの「この本の中に閉じ込められている全てのこと。思い出せなくなる前に、描いてもらえてよかった。」という帯感想が好きです。
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阿部共実は『ちーちゃん』で実力の高さは知っていて、でもそれ故に回復不能な傷を負うことが怖くなってそれ以降遠ざけていたんだけど、今作はamazarashiのMVを見て、どうも『ちーちゃん』のような思い読後感にはならないかな、と思いこわごわ手に取った。
不思議なことに、というのか、『ちーちゃん』の再来は望んでいなかったはずなのに、あれを読んだ後だと「あれ?前評聞いてたほどのインパクトはない?」という肩透かし感すら若干あったりする。それだけにあの作品の衝撃が強かったということではあるのだが、重さではなくて、どちらかと言えば軽やかさを持って、詩のような読後感のあると言ったらいいのか、そういう作品。少しくたびれて帰ってきた夜などに、お気に入りの小説のような感覚で布団に寝転がりながらさくりと読み切って、ほんの少しの痛みと懐かしさと、そして救いを抱きしめながら眠りにつきたいような、そういう作品。
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なんだよこれ、最高かよ。
詩的なキラキラ感、まだ色んな未来が詰め込まれた中学校生活の中の一瞬のキラメキ