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商品説明
高千穂の夜神楽、宇佐神宮の井戸で、次々に起こる奇怪な殺人。折も折、卑弥呼の調査に行った漣が行方不明に。歴史の謎がひとつに繫がる時、連続殺人の真相が明らかになる…。長編古代史ミステリー。『小説新潮』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
高千穂の夜神楽、宇佐神宮の井戸で、次々に起こる奇怪な殺人。事件の淵源には、天照と邪馬台国の秘密が。長編古代史ミステリー。【本の内容】
著者紹介
高田 崇史
- 略歴
- 〈高田崇史〉1958年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。「QED百人一首の呪」でメフィスト賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「神の時空」シリーズ、「毒草師」など。
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紙の本
シリーズもの?
2021/02/28 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者のシリーズものからのスピンオフみたいな作品なのか?
そういう前後関係を全く知らずに読んでみたが、日本の創世記にまつわる謎解きのお話がメインだった。
読んでいてふと井沢元彦の「猿丸幻視行」を思い出した。あれも日本の歴史に関わる謎をメインに、殺人が起こり登場人物が巻き込まれるというものだった。あちらは「歌聖」と言われる柿本人麻呂の謎を百人一首の猿丸太夫の歌と絡めた趣向だったが、かなり面白く、梅原猛の本も読むことになった。
そこで思ったのが、結局、この手のストーリーは殺人はあくまで添え物で、メインとなる歴史上の謎ときの紹介が読者の興味を引き付けるかどうかという点が評価のすべてとなるということ。その謎ときも、他人の説に全面的に寄りかかりすぎていることが、作品の面白さを限定的にし、その説に興味を感じなければ、作品世界が広がっていかない。
本作にいまひとつ入り込めなかった原因は、他人の説を長々と披露されて、かなり辟易したからだろうと思う。
紙の本
始まりは殺人
2022/04/29 01:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
その殺人っていうのが、なんともいえないほど残忍な……。てっきり、この犯人捜しがメインだろうと思っていました。ところが、後半は、作者の古代史に関する説が……。ネタバレほ、あまり書きたくないのですが、卑弥呼イコール○○とか。天照の正体とか。