紙の本
谷川先生なら
2021/01/18 17:12
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
質問の答えが説得力があって、なんでも解決しそうだ!笑
でも、子供の頃から教科書でも谷川先生の作品をみてきたので、その人が質問に答えるのを見るのは楽しい。
紙の本
心の支えになる一冊です。
2021/01/05 23:03
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投稿者:檸檬小夜曲 - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑いあり涙ありの質問と答が満載です。
読むと心が少し軽くなる、読み終わった後の自分は少し成長していると感じる、そんな一冊だと思います。
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谷川俊太郎さんならではの、歳を重ねた詩人ならではの、答え。しみじみします。
私は頭が悪いので、不思議なコト、わからないことだらけなので、疑問が多いです。
その、不思議に思ってきた問いが、明るくなったようで、救われたような気がします。
私のこれからの人生も、このような答えになれるような生き方になりたいです。
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“ひとり1個”の質問に、詩人の谷川俊太郎さんが答えていく。
ちっとも難しい言葉じゃないのに、言ってることがすごく深い。
私もこんな言葉の使い手になりたい。
“世界のすべては質問からはじまる”という帯タイトルも好き。
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谷川さんの、答えが軽やかな詩。それを目撃する。
すぐれた魔法使いになるには、すぐれた魔法使いの先生に出会う必要があります・・・
あのね、自分の寂しさにかまけていると、寂しさはなくならないよ。そういうときは他人のために何かするんだ。ボランティアでもアルバイトでも…
何かしなくちゃいけないと思うのは人間だけ。他の生き物はみんなそこにいるだけで満足します…満足できなくなった人間は、いのちプラスアルファでのおかげで不幸になりましたね。
父母はどこへ行くにも私といっしょです。お墓の前で手を合わせるときもすぐ横にいると思っているので、なんだか照れくさい感じです…
人は何かをしに生まれてくるわけではありません。
行きているのが楽しくて
しあわせだと思えるように生きる、
そのために生まれて、いきているんです。
あの子にもこの谷川さんの言葉たちが届けばいいのに・・・。
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寄せられた質問に谷川俊太郎が答えていく。中には一見辛辣なような答えもあるけれど、随所が谷川さんの言葉で愉しい。
最後の谷川さんからの質問に、自分だったら何と答えよう。
この本の表紙・挿絵をされていた祖敷さんの原画展も行けて本当によかった。
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谷川さんは詩人であって聖者ではないのですが、大詩人で人生の先輩でと考えると、まるで聖者のようなひとなのではないかという先入観で見てしまう。僕の詩人観がすこし歪んでいるからです。でも、注意深く、こういった本を読むと詩人が聖者じゃないことはなんとなくわかってきます。それは僕にとって、とてもよいことです。どの答えもおもしろい、しかし、僕の読みとは必ずずれている答えになっていました。僕が野球の打者で、谷川さんがキャッチャーとしてピッチャーの投球をコントロールしていたら、僕はまったく配球を読めていないで、空ぶったり見逃したりして三振しているでしょう。それは相性のせいかもしれないですし、僕のあたまが単純にすぎるからかもしれません。またこのこととはちょっと違いますが、とらえどころのなさのある方だとも感じました。
ただまあ、ひとつかふたつくらいは、僕が答えるだろうものに近い答えを発されているものもあります。それは「大切な人が亡くなったとき、どうやって乗り越えてきましたか?」への答えがまずひとつ。<泣きながらカーステレオの音楽を流し放しでどこへ行くあてもなくドライブしたり、飲めない酒を飲んで無理やり自分で自分を寝かしつけたりしました。>というのがそうです。これはガードを解いた時ときのひとりの人間のそのままっていう感じです。
もうひとつあげると、オリンピック選手に恋焦がれていてどうしようもないんだけど、どうしたらいいのかという質問に対する答えの一部分。<恋愛ってある面では反社会的なものなんだよ。>です。こんなにはっきりと僕の内では言語化されていませんでしたが、さっきの配球のたとえでいえば読みの範囲内といえるくらいのところです。
また、考えさせられるタネもいっぱいあるんです。偽善についてのページがあってそこでの谷川さんの答えを大きなヒントにして考えました。それは、偽善的なことって思い浮かぶものだけれど、そんなこと考えもしないと言ってしまえる人が偽善者だ、というようなものでした。例外はあるけれど、悪いことだとか下心だとか、誰もが考えることです。それを、「そんなこと考えてない」と言いはってしまうのが偽善で、それはほんとうにそうだと思いました。仮にほんとうに考えていなくても、指摘されたら戸惑ってしまうでしょうし、戸惑ったときに「やってしまうかもしれない」可能性を少しであっても感じるものだと思うのです。で、そういった下心などが頭に浮かんでいても、自分を律して自制心で行動するのが偽善への対処だと思うのです。それが自己完結の場合であっても。
下心を思い浮かべた時点で偽善になるということじゃないと僕は考えます。そんなのは誰にもあることで、当り前の領域なのではないか。下心の奴隷となりその欲求のとおりに行動したりすれば、それこそが偽善。自律的に自制心で下心をとどめて行動できたなら、下心を内に抱えていたとしても偽善ではないと思うのです。たいていの場合、こころに少しでも邪なものが浮かんでいたなら、それに反した行動をしても他者がそれを見て「偽善だ」と糾弾してくるものですよね。こころにやましい考えが浮かぶか浮かばないかで判断するのは、人���のこころを見透かす存在つまり神様を認めた世界観(宗教観)からきているではないか。人間がピュアならやましいことは考えないはずだ、という考え方によってはナイーブで厚かましい人間観がそこにあるのではないでしょうか。人間はそんな単純に割り切れるものじゃないです。ピュアという単純さをよしとするのは、扱いやすい人間をよしとすることです。つまり、子羊たる人間であれ、というように。だから、下心が思い浮かぶか浮かばないかで人を偽善かどうかを判断するのはくだらないことどころか、害悪でもあると思うんですよね。浅薄な人間観ですから。
ひとりの人が、どう世界と関わるかだとか人とコミュニケーションをとるか、距離をどうとるかっていうのは、その人の世界観や人間観から発生することです。ですから、浅薄な人間観が害悪になるだろうと考えられるのでした。
ちょっと個人的な脱線が著しかったですが、本書は考えるヒントをいただける本であり、谷川さんと張りあうかのようにさまざまな質問に対して自分なりの答えを考えて谷川さんの答えと比べて楽しむというのも悪くない本だと思います。
詩人の思考方法からなにかを得よう・学ぼう・盗もう、というよりも、構えずいっしょに楽しんじゃったほうがずっといい種類のものだと思いました。本質をつく質問にはハッとします。でも、うまく答えられなくてもその質問から逃げない姿勢でいたほうがどうやらいいみたいだ、という感想を最後に持つことができた本でした。
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谷川俊太郎が読者の質問に答えるシリーズ第2弾。
当たり前の答えだったり、ハッとするような答えだったり、面白い答えだったり。
詩人ならではの答えなのかな、面白いです。
最後は谷川俊太郎からの質問に、読者が答えをたくさん寄せてきて、それも全部載ってます。
谷川俊太郎の詩が時々抜粋されて載っているが、ラストに20億光年の孤独が載ってて懐かしかった。
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人生相談ですね。老若男女、みなさんそれぞれ面白い質問(悩み)が多くて、それに答える谷川さんのコメントに、大変癒されます。アレコレと未来を不安がらずに、いまこの瞬間を一所懸命生きればいいよーってことですねー
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言葉を扱う人の中で、谷川俊太郎は群を抜いていると思う。それは少年時代に読んだ、クレーの絵に添えた詩で感じたことがあったし、大学時代に合唱曲になった彼の詩を読んでもそうだった。そして、この本を読んで感じた彼の凄さは、言葉を綺麗にしようとしないことだと思う。思うこと(それだけ考えているということも)を素直に言葉にできる。格好をつけないで、時にはおかしなことも言ってみたりする。だけど、とても整っている。質問箱に寄せられる問いに明瞭な答えを出して、お悩み解決!というスッキリするものではないけれど、谷川さんの言葉ひとつひとつは正しいと思う。
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20180127購入。
ほぼ日のリアルショップTOBICHIで、この本の絵を描いた祖敷大輔さんの原画展が行われているとのことで見に行ってきました(~1/28まで)。実は絵よりも谷川さんに興味があったんですが(笑)絵も綺麗だなぁと。せっかくなら見に行こうという感じです。実際に見るとクレヨンを使って描いたようにも見えましたし、もっと違う描き方をしてるようにも思えました(私は絵心が皆無なのでイマイチ分かりません)。原画の中で一番気に入ったのは洗濯物が干されてる絵。ご本人によると谷川さんの詩を読んでから考えて描いたそう。…そうなんです、原画展にご本人がいらっしゃってたんです!初め気付かなくて(苦笑)、原画を見終わったあと、この本を購入した際店員さんに言われて、えぇ!嘘っ!ってなって、慌ててサイン貰いに行きましたwいやぁ、原画展色々行ってますが、ご本人がいらっしゃったのは初めてでした。おかげで帰りは興奮しっぱなしですよ(笑)とても楽しい原画展となりました。
20180303読了。この本の最後の質問である谷川さんからの質問について悶々と考えてます。うーん、奥が深い本だ。
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谷川さん、後悔しない生き方なんて、
できるものなのでしょうか?
この宣伝コピーに腰砕け。
帯にあるような、いろんな質問に谷川俊太郎さんが答える、
いかにも「ほぼ日」な一冊。
前回のがものすごく良かったので、
今回も期待大♡でした。
お墓参りに関する質問の答えが、
わたし的にはご名答!
「谷川さん、結婚という制度について、どう思いますか?」と聞きます、もし聞けるなら。
・
東京オペラシティで開催中の「谷川俊太郎」展にて購入。
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詩人の谷川俊太郎が読者からの質問に時にはふざけて、時には真面目に答えるエッセイ集。
ユーモアがあったり、相手に寄り添ったり、時には叱咤しているのを読んで癒される良いエッセイ集でした。
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2018/2/12
質問の答えが心に刺さる言葉ばかりで、ノートに書き写したりしています。
ユーモアと暖かさにあふれてて、少しの厳しさも調合されてて、谷川さんがさらに大好きになりました。
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母方の祖母が亡くなりました。
胆嚢炎になり、意識不明になってから危篤を知らされた2ヶ月間で3度、顔を見に行けたし、覚悟ができていたので、後悔はありません。
87年も生きてくれて、最後は一緒に暮らした義娘(私の叔母)と私の母に看取られて旅立ちました。
父が『お母さん(私の母)は幸せだ。』と言っていたけど、そうだと思う。ばあちゃんが幸せだったかは、本人に聞いてみないとわからないけど、幸せだったらいいな。
小学生の頃はじいちゃんばあちゃんと従兄弟と温泉に連れてってもらって、正月は親戚で集まって。7人の孫を、分け隔てなく面倒を見てもらって。特別なストーリーはないけど、みんなで出かけるのが楽しかった。
49日まではこの世にいるみたいなので、出てきてくれたらいいな。
でも、背後には立たないで欲しい、ばあちゃんと言えども、怖いから(笑)
文中よりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
質問六十一
谷川さんは大切な人が亡くなったとき、どうやって乗り越えてきましたか?
谷川さんの答
泣きながらカーステレオの音楽を流し放しにして、どこへ行くあてもなくドライブしたり、飲めない酒を飲んで無理やり自分で自分を寝かしつけたりしてました。
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励ましてくれたり、大切なことを教えてくれたり。
谷川さんの考えが一緒の時には、ドヤッとなれます。
質問の自分なりの答えを自分に問いながら、谷川さんの答えをみると面白いよ♪
こちらは、佐藤より紹介済みですが、私からもお薦めさせていただきます。