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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/02/20
- 出版社: 日本経済新聞出版社
- サイズ:20cm/262p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-532-35764-1
読割 50
紙の本
「石油」の終わり エネルギー大転換
著者 松尾 博文 (著)
石油に依存していた時代が去り、エネルギーは大転換の時代を迎えた。中東の混乱が、さらに先行きを不透明にさせる。エネルギー問題を担当する日経新聞論説委員が、その最前線を書き下...
「石油」の終わり エネルギー大転換
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商品説明
石油に依存していた時代が去り、エネルギーは大転換の時代を迎えた。中東の混乱が、さらに先行きを不透明にさせる。エネルギー問題を担当する日経新聞論説委員が、その最前線を書き下ろす。【「TRC MARC」の商品解説】
●100年の節目。いまエネルギーが大転換の時期にある
中東の分割が決まったサイクス・ピコ協定からおよそ100年。その間、中東は「石油」という強力な武器を持ち、地政学上も重要な地位を占めてきた。
しかし、いまや石油は昔ほどの輝きを持たない。これまで何度となく言われた「枯渇」に直面しているのではない。別のエネルギーに主役を奪われる可能性に直面しているのだ。また、人々の環境・温暖化への意識が、全体のエネルギー消費量を押し下げている。石炭が徐々に石油にとって変わられたのと同じように、いまひとつの変革が進んでいる。
●いま何が起きているか。ファクトを積み上げた解説。
そういう大転換期に日本はどうするか。世界はどうしているか。海外企業はすでに一歩先んじて新市場の獲得に動いたり、エネルギーミックスのM&Aを仕掛けているが、日本はまだその取り組みの端緒についたばかり。
日本の商社はそのなかでもおしなべて強い。三菱商事のインドネシアのLNG開発、三井物産のモザンビークでの天然ガスの開発など、著者は実際に現地に行って取材。彼らのネットワークの作り方など驚嘆するしかないが、その様子をつぶさに伝える。
国家としてはアジア連携を考えるとき。インフラが弱いアジア各国を巻き込みながら、開発・備蓄も一体化して行うべきだろう。【商品解説】
目次
- 第1章 エネルギー大転換が始まった――20世紀型秩序の破壊と再生
- 第2章 果てしなき消耗戦――最新エネルギー地政学
- 第3章 石油会社が石油を売らなくなる日――地球温暖化とイノベーション
- 第4章 消える垣根――エネルギー大競争最前線
- 第5章 エネルギーの未来と日本の選択――長期戦略への視点
著者紹介
松尾 博文
- 略歴
- 〈松尾博文〉東京外国語大学アラビア語学科卒。日本経済新聞社編集委員兼論説委員。エネルギー問題やインフラ輸出、中東・アフリカ情勢などを担当。
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「需要のピークアウト」による変化する世界
2018/04/18 13:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
従来懸念されていた「生産のピークアウト」ではなく、シェール革命やEV化により「需要のピークアウト」を迎える可能性が高くなっている。本書の前半では、需給バランスの変化により懸念される中東情勢に言及。
現状のエネルギーを巡る日本を含む世界情勢をまとめた3章以降は『「石油」の終わり』との関連は若干薄く読み応えに欠ける。