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商品説明
僕が、秋好が残した噓を、本当に変える。それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた−。青春の煌きと残酷さを痛烈に描ききった“喪失”のその先の物語。『文芸カドカワ』連載に加筆し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。
それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。
青春の煌めきと残酷さを痛烈に描ききった、著者渾身の新境地!【商品解説】
著者紹介
住野よる
- 略歴
- 〈住野よる〉高校時代より執筆活動を開始。「君の膵臓をたべたい」でデビュー。ほかの著書に「また、同じ夢を見ていた」「よるのばけもの」など。
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紙の本
心が揺さぶられる感覚
2018/10/27 23:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まりな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ単純にこの本を書いた住野よる先生がすごいなと思いました。人間が日々考えていて忘れられないこと…言葉に表せない感情が丁寧に描かれていて心が揺さぶられるような感覚でなんだか泣きたくなりました。
紙の本
良い!
2020/06/19 13:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良い話でした!
最初から展開が面白くて、どんどん読み進めていました。
主人公の性格、自分にも当てはまるなと思いました。
切ないような感じですが、自分を見つめ直すきっかけにもなります。
紙の本
ほろ苦い青春
2018/05/20 06:41
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
すれ違いばかりでお互いの気持ちを伝えることができない、男女の姿が印象的でした。今時の若い世代のコミュニケーションがリアリティー溢れていました。
紙の本
青くて痛くて脆い
2019/11/04 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sui - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるとわかりますが、タイトルそのままです。
いい意味でも悪い意味でも、こういうことあるよな、と。
紙の本
青い
2019/01/19 09:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずいぶん昔になってしまった大学生活を思い出しながら読みました。お互いの気持ちのすれ違いが、思わぬ事を引き起こすんだなあと思いました。
紙の本
特になし
2019/07/19 15:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
肩透かしでした。
後半4分の1くらいでなんとかかたちになったけど、それまでは何とも。
誘われて関わったはいいけど、自分の思うように行かなくて離れて、
勝手に嫉妬して嫌がらせして。
自分でアクション起こさない人には、動く人の辛さはわからないよね。
紙の本
自己愛なのか?
2018/07/26 10:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
傷つけられたから傷つけた。
引き留めてくれないから憎み続けた。
悲しい気持ちにさせたから痛みを思い知らせた。
なにかしら理由が必要な現代の物語だと思いました。
主人公が感じる生きにくい社会。
見つからないようにでも倒れないようにきわどい所を歩く姿は、この本の題名がぴったり重なっています。
紙の本
50代ではイマイチかな
2018/05/16 17:11
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
青年時代の友達や異性に対する気持ちがよく描かれていたが、「君の膵臓を食べたい」でとても感動したので今回の購入となったのですが差がありすぎてイマイチでした。
紙の本
友情か、自己愛か。
2021/02/27 10:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春の中、一歩踏み出せないもどかしさ、裏切られた苦しさを抱えてもがく主人公(ただし傍観者)が反逆を始める。
最初は主人公に共感して読んでいましたが、後半は共感できませんでした。
どんでん返しのオチによって、主人公の見方が変わってしまったからかもしれません。
自分には、主人公が自己愛の塊に思えました。
あと、作中に「ウザイ」・「気持ち悪い」という言葉が多く見られました。10代、20代にとっては心揺さぶられる鋭利な言葉かもしれませんが、強い言葉を使えばいいというものでは・・・。
某インタビューで作者さんが「『青くて、痛くて、脆い』は『君の膵臓を食べたい』を脱却したくて書いた」と言っていたので、その影響もあって、敢えて強い言葉を使ったのかな?
紙の本
ただただ痛い感じだった。
2021/05/27 10:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆい - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤まではやっちゃえ!みたいな感じで見てたけど、途中董介がもうこれ以上は...って止めて、そのあとヒロ=秋好だってわかった辺りから、楓がただただ自分が正しいって信じ込んで、理想を秋好に押し付けてるようにしか見えなかった。秋好が作ったモアイを秋好が好きなように広げていくのは当たり前だし、秋好が理想を追い求める姿が楓は好きだったんじゃないの?形が変わったとしても秋好はずっと理想追い求めてんじゃん!本当に秋好が亡くなってて、別のヒロって人がモアイを違う風に作り上げちゃったならモアイを元に戻したいって気持ちもわかるけどさ...。今のモアイが自分の求めるモアイじゃないからって秋好が一生懸命作り上げたモアイを解散させるまで追い込まなくても。なんかここまでなるとは思ってなかったって感じだったけど、SNSに拡散した時点で解散になるかもってことぐらい考えられたよね?
最後の方も自分がモアイに対してできることはあるかとか言ってたけどほんとにバカなの?私が秋好だったら一生関わってほしくないわ。モアイにも秋好にもこの先関わらないことが楓にできることだよ。
レビュー見る限り若い層はすごく共感してる感じだったけど、20歳の私にもこれはただただ痛い作品に見えた。
最後の最後まで楓の自己愛の塊で、ここまで自分に酔いまくって痛すぎると救いようがないなと思った。