「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発売日:2018/03/14
- 出版社: 偕成社
- サイズ:20cm/151p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-03-808260-3
紙の本
過去六年間を顧みて かこさとし小学校卒業のときの絵日記
著者 かこ さとし (著)
絵本作家として長年活躍し、500点以上の作品を描いたかこさとしが、1938年、小学校卒業時につづった絵日記を再録。当時の思い出を語った「聞き書き」も掲載する。見返しに地図...
過去六年間を顧みて かこさとし小学校卒業のときの絵日記
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
絵本作家として長年活躍し、500点以上の作品を描いたかこさとしが、1938年、小学校卒業時につづった絵日記を再録。当時の思い出を語った「聞き書き」も掲載する。見返しに地図あり。【「TRC MARC」の商品解説】
600作以上の作品がある絵本作家かこさとし氏の小学校卒業時の絵日記。現在を予見するような独自性にあふれた絵日記再録と聞き書きエッセイ。【商品解説】
著者紹介
かこ さとし
- 略歴
- 〈かこさとし〉1926年福井県生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。研究所勤務のかたわら、セツルメント運動、児童会活動に従事。著書に「だるまちゃん」シリーズなど。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
思い出はこうしてつながっていく
2018/10/31 17:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
断捨離で一番難しいのが、思い出の品ではないだろうか。
写真や本でさえ処分するのがやっかいなのに、思い出の品はそれ以上だ。
小学校の卒業アルバム、その頃の通知書、あるいは夏休みに描いた絵画、・・・。
整理しようとまるで開けてはいけないパンドラの箱を開いて、へえこんなものが残っていたよと見るぐらいが関の山なはずなのに、捨てることができないのは、それらが思い出の品だからだろう。
もし、あなたのところに小学校の卒業文集があったら、どうしますか。
絵本作家のかこさとしさんが92歳で亡くなったのが今年(2018年)5月2日。
かこさんが小学校卒業のときに書いた絵日記(というより六年間の歩み)がこうして本になったのが今年の3月で、なのでこの本に付けられた著書略歴には没年がない。
まさにかこさんが私たちに残してくれた、最後の贈り物といえる。
絵日記だからもちろん文は自筆で綴られているが、本としては活字で組まれるしかない。ただし、絵は小学6年生のかこさんが描いたものが使われている。
その絵のうまさに、さすが将来絵本作家として大成する素養を感じる。
しかも、表紙に描かれた自画像ともいえる少年の顔は、晩年のかこさんに、当然なのだが、そっくりなのだ。
活字となった絵日記の合間あいまに、晩年のかこさんの「思い出聞き書き」がはさまって、その時々の情景を補足している。
最後の「あとがき」には自身の父親のことを綴っているきっかけは、かこさんの父親がかこさんの小学生の頃の賞状などを写真で残してくれているのを知ったからだ。
思い出はこうして大切にされていく。