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紙の本
その愛に終わりはあるか (CHARADE BUNKO)
著者 谷崎泉 (著),yoco (イラスト)
警視庁捜査一課係長・南野尚三四十五歳。事なかれ主義の彼の唯一の弱点は指定暴力団組長・鷲沢と長年パートナー関係であることで…。【「TRC MARC」の商品解説】警視庁捜査一...
その愛に終わりはあるか (CHARADE BUNKO)
その愛に終わりはあるか
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商品説明
警視庁捜査一課係長・南野尚三四十五歳。事なかれ主義の彼の唯一の弱点は指定暴力団組長・鷲沢と長年パートナー関係であることで…。【「TRC MARC」の商品解説】
警視庁捜査一課係長・南野尚三四十五歳。事なかれ主義の彼の唯一の弱点は指定暴力団組長・鷲沢と長年パートナー関係であることで…。【本の内容】
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紙の本
「尚三を愛している。ずっと前から生涯、尚三しか愛さないと決めている」
2023/02/22 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「ダークホースの罠」のスピンオフ作品です。
南野と鷺沢の話です。
実はこちらの本が読みたくてダークホースの罠を読みました。
こちらの本だけでも大丈夫ですね。
ダークホースの罠は南野の部下の胡桃が主人公ですが
胡桃のこととか、胡桃が南野と鷺沢のことを気がつくところとかが
描かれているのでちょと深みが増すかなって感じです。
そして、あれを越えた胡桃がとてもいい感じになっているなぁと。
(カミルとは順調に交際を続けているようですし)
過労死寸前の南野の状態が本当に辛そう
そして、そこへ鷺沢によく似た青年が目撃者として現れて。
理不尽な上司である管理官の古市の存在と
南野をがっつり追い詰めています。
(精神的にも肉体的にも)
の中での話。
南野と鷲沢の過去についてはわりとさらりとめ
鷲沢の無体もそうされた件は書かれているが
あっさりめで具体的なあれこれはない。
この過去の描かれなさ具合もいい感じです。
(物足りないむきもあるでしょうが)
そして鷲沢が本当に組長なのかと思うくらい
そちら方面の描写はさっぱりありません。
(情報と匂わせ程度)
南野をそこまでストーキングしてて、
仕事出来ているのかとか
部下(若頭とか舎弟)とかはとても苦労しているのではとか
想像するだけです。姿も見せませんから。
とにかく、どんな時でも南野の側に控えている状態。
(大人のずるさも持っている南野はそれを承知で足として使ったりもするし)
とにかく南野のために人生捧げている感じが半端ありません。
まあ、「生涯、尚三しか愛さない」と臆面もなく言い切り
多分実行するだろうことだけはこちらも確信できます。
カウントダウンしながら。
(再雇用とかされて暴れるとか・・・目に見える)
鷲沢が胡桃と連絡を取り合っているのにも愛を感じますし(笑)
ふにゃふにゃの南野を心配して「病院に」って何度も言うのも同様に。
南野も自分の危機に遭遇して、
自分の手の中にあるのは鷲沢だけと認識したようですので
文句と説教を浴びせながら、一緒にいることでしょう。
ちなみに南野が無自覚天然の魔性なので、
今後も鷲沢はしっかり番犬せねばな感じでしょうね。
「その愛に終わりはない」のでしょうから。
桐本の容姿の件についてだけは、
なんだか「何かあるのでは?」的(直接的なものではなく遠いところで)なものが
残っているのですけれどね。
少しだけ後引くような感じでした。
☆4.5(年齢がツボなのでその分プラスしての5)