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商品説明
いや死だよぼくたちの手に渡されたものはたしかに癒しではなく 自覚症状のないままゆっくりとふしくれだっていく皮下組織 2009年、38歳で亡くなった中澤系の歌集。斉藤斎藤の解説、宮台真司の特別寄稿も収録。〔双風舎 2015年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
「こんなにも人が好きだよ くらがりに針のようなる光は射して」
中澤系は、短歌の世界での活躍が期待されながら、難病の副腎白質ジストロフィー(ALD)に冒され、2009 年4 月に逝去した夭折の歌人。 雁書館版と双風舎版が絶版となり、本書は適正価格では市場で入手不可能に。ならば、若い人たちでも手に取れるような価格で再刊できないか……。 遺族や版元のそんな思いが詰まって、新刻版の復刊が決まりました。 中澤がその著書を参照したとされる、社会学者・宮台真司の特別寄稿も収録。
第二刷には特典として書き下ろし栞を封入! 熊倉献さん(漫画家)、萩原正人さん(臓器移植芸人)、青松輝さん(歌人)、岡野大嗣さん(歌人)の4名にご寄稿いただきました。熊倉さんによる、中澤系の短歌作品から連想される様々なモチーフを散りばめた素敵な表紙イラストもぜひご注目ください。【商品解説】
著者紹介
中澤 系
- 略歴
- 〈中澤系〉1970〜2009年。横浜生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。日本育英会で働きながら短歌を作り始める。未来短歌会に入会し、岡井隆に師事。未来賞受賞。
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