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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2018/03/22
- 出版社: 北海道大学出版会
- サイズ:22cm/836p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-8329-6836-3
- 国内送料無料
紙の本
信の哲学 使徒パウロはどこまで共約可能か 上巻
著者 千葉 惠 (著)
使徒パウロの書簡「ローマ書」を、アリストテレス哲学の基礎的な分析手法を用いて解明する。上巻は、「信の哲学を可能にするもの」「パウロにおける信の根源性と信と業ならびに心身(...
信の哲学 使徒パウロはどこまで共約可能か 上巻
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商品説明
使徒パウロの書簡「ローマ書」を、アリストテレス哲学の基礎的な分析手法を用いて解明する。上巻は、「信の哲学を可能にするもの」「パウロにおける信の根源性と信と業ならびに心身(霊肉)の統一理論」を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
使徒パウロの「ローマ書」を主な考察対象とし、アリストテレス哲学を共約性規準、共通尺度として立て、その言語哲学により意味論的分析を行う。
それに基づき「ロゴスとエルゴン(理論と実践)」(ローマ書15章18節)の相補性、書簡の無矛盾性、心魂における信の根源性、さらに、現代に至る諸問題への解答を既にパウロが示していたこと等を論じる。
とりわけ、ローマ書根幹部(3章22節)のラテン語訳から始まった誤訳の指摘により、信仰義認論や予定論等多くの神学、哲学論争に終止符を打ち、和解への基礎を築く。
本書は、心魂とその信、理性ならびに生死をめぐる歴史の審判を経た古典のテクスト研究であり、愛に結実する肯定的、創造的生について、共約できる確かなものの解明の手がかりとなる。
◎著者によるローマ書の新訳を収載(下巻)。【商品解説】
目次
- 第一部 信の哲学を可能にするもの
- 序 信の確かさとロゴスの確かさ
- 第一章 信の哲学の基礎理論
- 第二章 アリストテレス哲学と様相アプローチ
- 第二部 パウロにおける信の根源性と信と業ならびに心身(霊肉)の統一理論
- 序 意味論的分析に基づく新訳がもたらす神の前とひとの前の分節と総合
- 第三章 パウロにおける信の根源性の論証
- 第四章 パウロの心身論
著者紹介
千葉 惠
- 略歴
- 〈千葉惠〉1955年宮城県生まれ。オックスフォード大学人文学科哲学専攻博士課程修了。北海道大学大学院文学研究科教授。著書に「アリストテレスと形而上学の可能性」など。
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