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紙の本
朝ドラには働く女子の本音が詰まってる (ちくま新書)
著者 矢部 万紀子 (著)
連続テレビ小説、通称「朝ドラ」のテーマは女の一代記、女の生き方。ヒロインの人生の戦いはすべての働く女子の戦いに重ねられている−。徹底した視聴者目線で、朝ドラ人気の秘密を論...
朝ドラには働く女子の本音が詰まってる (ちくま新書)
朝ドラには働く女子の本音が詰まってる
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商品説明
連続テレビ小説、通称「朝ドラ」のテーマは女の一代記、女の生き方。ヒロインの人生の戦いはすべての働く女子の戦いに重ねられている−。徹底した視聴者目線で、朝ドラ人気の秘密を論じる。『WEBRONZA』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
矢部 万紀子
- 略歴
- 〈矢部万紀子〉1961年三重県生まれ。コラムニスト。朝日新聞社記者、『週刊朝日』副編集長、シニア雑誌『いきいき』編集長などを経て、フリーランスで各種メディアに寄稿している。
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紙の本
わたし、女子のお友だちです
2018/05/29 15:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
通称「朝ドラ」と呼ばれるNHK「連続テレビ小説」の放送が始まったのが1961年。その第1作が「娘と私」で、現在放送されている「半分、青い。」(北川悦吏子脚本)は98作めになる。
タイトルに「朝ドラ」とついているので今までの「朝ドラ」の全作品が紹介されているように思うが、本書の中には1966年の「おはなはん」には少し触れられているが「おしん」も「ちゅらさん」も省かれている。
では、どんな作品が紹介されているかといえば、「ちりとてちん」(2007年下期)「ゲゲゲの女房」(2010年上期)「カーネーション」(2011年下期)「あまちゃん」(2013年上期)「ごちそうさん」(2013年下期)「花子とアン」(2014年上期)「まれ」(2015年上期)「あさが来た」(2015年下期)「とと姉ちゃん」(2016年上期)「べっぴんさん」(2016年下期)「ひよっこ」(2017年上期)といった作品である。
「朝ドラ」を評する場合、「おしん」を頂点とする高視聴率作品群と低視聴率の作品群、そして「ゲゲゲの女房」以降の復活作品群で区分けされるが、本書はその復活作品群でも全作品ではないのが少し物足りない。
「べっぴんさん」を「うっすいドラマだった。学芸会を見せられているよう」とまで書く著者だから「純と愛」(2012年下期)の評価を聞きたかったが。
私とすれば「カーネーション」が特別枠のような章で二度紹介されているので大満足。
しかも二度目の紹介では「カーネーション」での戦争の扱いがきちんと取り上げられているのもいい。
しかもあの作品では性格的に強い人の、自分で気づかない怖さも描かれていて、著者はその点も見逃さない。
著者は「あとがき」で「「朝ドラ」の話にのれる男子は、女子のお友だちなんだ。リトマス試験紙なんだ」と書いているが、「朝ドラ」の話ならまだまだ出来る私は「女子のお友だち」になれるだろうか。
紙の本
朝ドラ
2018/08/26 08:47
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になった朝ドラも、ほとんど観た事がない。朝ドラを観るという習慣が、なかったからだ。この本を読んで、朝ドラのすばらしさを知ったので、これまで観ていなかった事を後悔している。これからは、録画してでも観ようと思う。