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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/03/23
- 出版社: 国書刊行会
- サイズ:20cm/358p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-336-06256-7
- 国内送料無料
紙の本
鉄道人とナチス ドイツ国鉄総裁ユリウス・ドルプミュラーの二十世紀
著者 【バン】澤 歩 (著)
技術官吏の出身ながら異例の栄達をとげ、戦間期のドイツ国鉄総裁として名声を得た鉄道人ユリウス・ドルプミュラー。鉄道行政の責任者として戦争とユダヤ人虐殺に加担するまでを、ドイ...
鉄道人とナチス ドイツ国鉄総裁ユリウス・ドルプミュラーの二十世紀
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商品説明
技術官吏の出身ながら異例の栄達をとげ、戦間期のドイツ国鉄総裁として名声を得た鉄道人ユリウス・ドルプミュラー。鉄道行政の責任者として戦争とユダヤ人虐殺に加担するまでを、ドイツ社会経済史の枠組みで描く評伝。【「TRC MARC」の商品解説】
古い社会的偏見にさらされた技術官吏の出身ながら、二十世紀史の激しい社会変化のなかで異例の栄達をとげ、戦間期のドイツ国鉄(ライヒスバーン)総裁として国際的な名声を得た鉄道人が、ナチス・ドイツの暴力的な支配に迎合し、ついに鉄道行政の責任者として戦争とユダヤ人虐殺に加担するまでを、ドイツ社会経済史の枠組みで描く。【商品解説】
目次
- 〈地図1〉ドイツにおける主要鉄道路線の展開(1870~1914年)
- 〈地図2〉ヨーロッパ(1939~45年)
- 〈地図3〉主な強制収容所・絶滅収容所の位置
- はじめに
- ベルリン・プリンツ= ハントイェリイ通り七〇番。同七六番。/ドイツ鉄道百周年祝賀行事/ドルプミュラー論争―「悪魔の国鉄総裁」か「ただ鉄道のために」か/小伝をはじめるにあたって
- 第1章
- プロイセン王国の技官―十九世紀「ドイツ」鉄道史のなかのドルプミュラー親子(19世紀末まで)
- 二人のドルプミュラー/鉄道技師の世代区分/ユリウス・ドルプミュラーの修業時代/技術官吏の昇進難/ザールブリュッケンから青島へ
著者紹介
【バン】澤 歩
- 略歴
- 〈【バン】澤歩〉1966年大阪生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。同大学大学院経済学研究科教授。博士(経済学)。著書に「ドイツ工業化における鉄道業」など。
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「悪魔の国鉄総裁」か、「ただ鉄道のために」か
2018/06/14 20:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「死の列車」を走らせた"悪魔の国鉄総裁"の生き様を通してナチス時代を鮮明に描いた名著。著者は阪大教授(西洋経済史)。学者らしい緻密な分析と重厚な記述が光る。ナチスと鉄道の関係はラウル・ヒルバーグも指摘しているところだが、国鉄総裁のキャリアを概観するという意外な着眼点から、ナチズムが各機構を巻き込みながら絶滅政策を推進したかを考える1冊。