物の怪斬り （溝猫長屋祠之怪）

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蓮十郎先生、大活躍♪
竜も、頑張っていて嬉しい。蓮十郎先生にあそこまで言える人はなかなかいないし（笑）
子供たちの能力、江戸を出たらそんなことになるのか。
でも、お紺ちゃんは、どうしても好きになれない。なんで、あんなに性格が悪いんだろう。
お多恵ちゃん、そんないきさつだったとは。
このシリーズ、ここで完結なのかな。
残念だけど、彼らのその後を応援しよう。

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溝猫長屋シリーズ第四弾。

今回は、旗本屋敷で物の怪と対峙する、蓮十郎先生with竜さん・弥之助親分組と、江ノ島へ避難を兼ねた旅に出る少年達の2場面構成の展開です。
江戸を離れても、お紺ちゃんとお化けに振り回される少年達の不憫っぷりはお約束。
そして、弥之助親分以上の苦労人キャラの片鱗がチラ見えする竜さんと、蓮十郎先生のやりとりは、結構好きでした。
お多恵ちゃんの件がある意味落着したので、シリーズとして一区切りついた感はあるのですが（蓮十郎先生も手習い所を去るようですし）、続きがあるのか、気になるところです。

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溝猫長屋シリーズの最新作。パターン化してちょっとマンネリ気味だったシリーズですがちょっと変化球？子供たちは江戸を離れ、残った蓮十郎先生と弥之助親分が物の怪退治を引き受けることに。
自分は「話が綺麗につながる」のが読んでいて楽しい連作短編ですが、このところどうもそういう感じでもなく。。。今回は子供たちの逢う怪異が別段主筋とは関係ないような。とってつけた感と言いますか。
そしてなんか綺麗に話が終わっちゃったような気がするんですが、もしかしてこれシリーズ最終巻だったんでしょうか？？

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シリーズ中で一番面白かった。子供たちの出番が少なく、大人たちが頑張っていた。竜に長屋の猫の名前を覚えさせるのは悪くないシーンだけど、その程度しか出てこないのにタイトルに猫が入ってるのもなんだかなと思う。まあ長屋の名前だから仕方ないけど。

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輪渡さん、こういう終結に向けたお話がとんでもなくうまい。
うまい、というか、完全に好み。

展開としても今までにない感じだったし、
どちらかといえば溝猫長屋よりも
皆塵堂ぽさがあふれる感じがしました！
いや、それは大人の出番が主だったからかな……。

ところで最初に「終結に向けたお話」なんて書いたけど、
このシリーズ、ここでいったん終わりなんだろうか……？
淋しい気もするし、まだ読みたい気もするけど、
ここでスッパリ終わり！って言われても納得できる。

皆塵堂×溝猫長屋のコラボ的なお話も読みたいけど、
さすがにそれは贅沢が過ぎるか……

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シリーズものだったらしく、本巻から読んだので細かい人物背景が判らず最初は戸惑ったが、読み進めている内に前回までの内容からのターニングポイントになるべき本巻。次巻には新たな展開が期待できる。1巻から読んだ方がより楽しめると思う。

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溝猫長屋シリーズ。
今回は古宮の元弟子で旗本の次男からの依頼で、旗本の家に出るという幽霊や化け物退治に古宮が乗り出すのだが、思わぬ罠が。
四人組の天敵・お紺が江ノ島へ旅に出るというので、今回はお紺の出番なしかと思ったら、こんな展開になるとは。やはり四人組とお紺との縁は切っても切れないらしい。そしてやはり幽霊たちとも縁は切れないらしい。
これまで全く霊感のなかった古宮が幽霊を見るようになって、これは何かの罠かと思っていたら、何者かの思惑はあるものの、幽霊も絡んでいた。
四人組が霊感を感じることになった大元の原因であるお多恵ちゃんの霊が出てきて（これまで語られてきた通り、決して怖くはない）、そこからシリーズのいろんな設定が変化して動き出した。
結果的にお多恵ちゃんが亡くなった事件も解決し、四人組の霊感も決着、お紺との縁は相変わらずで、古宮の悪い癖も大家さんの説教癖も長屋の猫たちや野良太郎も相変わらず。
輪渡さんらしいくすぐりとオチとで楽しく読めた。
シリーズもこれで決着ということか。

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剣術道場の門人だった旗本の次男・市之丞が、屋敷に出る物の怪退治を蓮十郎に依頼した。溝猫長屋で暮らす「幽霊が分かる」忠次ら子供たちも屋敷に同行するのだが、幽霊の気配を感じた忠次たちは、江戸を離れないと数日で命を落としてしまうことに。江ノ島見物に出かけたお紺らを追って、忠次らも急遽旅に出るが、宿でもお化けに遭遇してしまい…。

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手習所の雇われ師匠・蓮十郎は、剣術道場での門人だった貧乏旗本の次男に頼まれ、溝猫長屋の子どもたちの命を救うために、幽霊屋敷に出没する物の怪退治をすることになる。

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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2018/05/post-d772.html

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溝猫長屋の四作目。

今回は寺子屋の先生が幽霊退治に乗り込んだり、
子供達と自称箱入り娘のお紺は鎌倉旅で幽霊と遭遇したりと盛り沢山だったが、
なんと言っても、
お多恵ちゃんが姿を現し(もちろん、幽霊として)、
そして成仏したというのが驚き。

このシリーズは、
どうも話の流れが滑らかではないというか、ただでさえふに落ちる感が薄いのに、
お多恵ちゃんがいなくなってどうつじつまを合わせてくるのだろう。

旗本屋敷の布団を次々だめにしたりとか、
お紺ちゃんが子供達を利用したりだましたりとか、
ところどころ面白いツッコミどころがあるのが楽しいんだけど。

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溝猫長屋シリーズ、４作目。

今回は大人と子供の二手に分かれて物の怪始末。あっちにもこっちにもお化けが出てきて、子供たちが不憫なこと（笑）蓮十郎先生率いる大人組の方はかなり物騒な相手でしたが、まさかにここでお多恵ちゃんの事件が一件落着しようとは。突然だったけれど、シリーズとしての大きな展開が最後に待ち構えていて、驚き、かつ面白味を感じました。次作が最終巻なのかな？お多恵ちゃんの事件が解決した後の彼らにどういう展開が待っているのか楽しみです。