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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2018/03/09
- 出版社: 水声社
- サイズ:22cm/288p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-8010-0321-7
- 国内送料無料
紙の本
自叙の迷宮 近代ロシア文化における自伝的言説
著者 中村 唯史 (編),大平 陽一 (編),三浦 清美 (執筆),奈倉 有里 (執筆),武田 昭文 (執筆),梅津 紀雄 (執筆)
過去の出来事を現在の表象によって書き換え、再構成する“自叙”。革命前後の時代を中心とする近代ロシア文化における自伝的小説、回想、日記などを取り上げ、事実と虚構とが錯綜する...
自叙の迷宮 近代ロシア文化における自伝的言説
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商品説明
過去の出来事を現在の表象によって書き換え、再構成する“自叙”。革命前後の時代を中心とする近代ロシア文化における自伝的小説、回想、日記などを取り上げ、事実と虚構とが錯綜する多様なその実相を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
ロシア文化における自叙はロマン主義の時代に興隆し、続くリアリズムの時代には減退した。しかし19世紀末、いわゆる「銀の時代」の始まりとともに、再び事実性への志向が強まり、創作の手法としての自叙や、作家の伝記への関心が高まりを見せるようになる。
現在と過去の錯綜の中に生起し、虚実入り混じる多様な〈自叙〉の実相を、革命前後の時代を中心とする近代ロシア文化の中に追う。【商品解説】
目次
- 序——自叙についての迷宮的前書き 中村唯史
- 宗教説話に滲出する自叙
- ——ポリカルプと逸脱の精神 三浦清美
- アレクサンドル・ブローク批評における「同語反復」 奈倉有里
- 亡命ロシアの子どもたちの自叙
- ——学童の回想と文学 大平陽一
収録作品一覧
序 | 中村唯史 著 | 11−17 |
---|---|---|
宗教説話に滲出する自叙 | 三浦清美 著 | 19−72 |
アレクサンドル・ブローク批評における「同語反復」 | 奈倉有里 著 | 73−114 |
著者紹介
中村 唯史
- 略歴
- 〈中村唯史〉1965年北海道生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。共著に「再考ロシア・フォルマリズム」など。
〈大平陽一〉1955年三重県生まれ。天理大学国際学部教授。共著に「都市と芸術の「ロシア」」など。
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