紙の本
短編も中編も良い
2018/05/23 19:07
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投稿者:sui - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編12+中編1の構成。
そして、2年生編から3年生編に移行するにあたり、橋渡しな役割をも果たす本作。
読み応えがあり、とても良かったです。
紙の本
『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話』
2018/04/28 19:07
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
累計140万部突破!
「響け! ユーフォニアム」シリーズ全体の10冊目は、全国大会出場を逃した北宇治高校吹奏楽部3年生の卒業の日をはさんで、短編12と中編ひとつが収録されたぜいた
くな一冊
全13編、それぞれ中心人物が変わるユニークな構成で、部員の日常、新部長の初仕事、旅立ちの日、卒業後の学生生活などが描かれる
イケメン顧問滝昇の音大時代のエピソードも見逃せない
公開がスタートした映画「リズと青い鳥」もあわせてためしめる
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ついに久美子の高校3年目がはじまる…のではなく、吉川優子ら3年が部活引退後~卒業するまでのオムニバス。このシリーズはそれぞれのキャラクターが非常に魅力的に描かれているので、どのキャラクターがメインでも読んでいておもしろい。次回はついに3年生編か。目指せ全国金!
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真昼のイルミネーションがいい味出ていた。
他の話が作品内世界をより補強増幅していく話が多い中、ここでは作中で見られていた映画に対して世間の空気感が変化していくことに物申すスタイルで話されてて、展開とかファンその他もろもろについて夏紀が真昼にあるイルミネーションに例えて不安を語り、希美が受け手でその部分をふえまつつ聞いていく形をとっている。
これはまさにこのシリーズを取り巻く環境みたいなものを端的に言い表していて、著者も少なくとも文字にする程度には感情を作中に投下する意識を持っているだろうなと思う。
コントロールすることも出来ない何かが動いていくことを例え著者だとしても思う部分あるだろうなと。
全体の一部といえど、ちらっとそういう部分が出てくる程度ならそこまででもない、けれどしっかりテーマで入ってて思いがけずに自分に影響力があった。
だからこれだけ何気ないメッセージとか会話とかに思えない異質感を受け取れてしまった。
実際はあるある話の一端としてしているのかも知れないし、軽いネタとして流してくれ程度の気の入れ方だったのかはわからないし知らんほうがいいだろうと思う。
けどこういうのが文字媒体だと威力を発揮しているし、シリーズを追いかけていて良かった部分の一つになったかなと。
そういう意味で作品の楽しみ方の提示の一つとして二人のキャラの出番や心情含めてリンクの仕方が複雑に思え際立っていたように思える。
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後日談好き。総じてハイコンテクストなところが好き。
でももう半年分、卒業までやってくれてもいいんですよ?
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【収録作品】一 飛び立つ君の背を見上げる(Fine)/二 勉学は学生の義務ですから/三 だけど、あのとき/四 そして、そのとき/五 上質な休日の過ごし方/六 友達の友達は他人/七 未来を見つめて/八 郷愁の夢/九 ツインテール推進計画/十 真昼のイルミネーション/十一 木綿のハンカチ/十二 アンサンブルコンテスト/十三 飛び立つ君の背を見上げる(D.C.)
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三年生の引退後のアンコン校内予選な中編と掌編たち。部員数が多くて把握し切れていない部分もありつつでもその多さが作品を豊かに多様にしているとも思う。相変わらずのいちゃつき女子さや鋭利さ。成長も有。それぞれにとって今しかない学生生活の尊さに切ないような愛しいような大切さできゅんとする。なんかみんなすき!
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みぞれパイセンがすっかりお気に入り。変わり者系の強キャラみたいな子、大好き。そして吉川優子。ここまで存在感が大きくなるとは思わなんだ。夏記と合わせていちいちオイシイ。泣ける。とはいえ、何よりやっぱり黄色前久美子なんだな。基本的に冷静で引いてるけど、根っこの部分は感傷的で熱い。読者の目線としても面白いし、物語を引っ張るトラブルエンカウンターなところ含めて、とても優れたキャラクター造形だと思う。久美子たちが率いる新チームの話は今作のアンコンを通じてちょろっと語られてたけど、やっぱり新3年生として迎える最後の吹奏楽コンクールの行方が気になるところ。最終楽章の発売が楽しみ。
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「響け!ユーフォニアム」シリーズに新作ではあるが、これまでの話のサイドストーリー。これまでに出て来た話を補足する感じ
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シリーズ一気読み
面白いとは思うけど、やたら百合っぽいのと、太ももやら鎖骨やら、いちいちエロ臭い表現が面倒くさい
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★★★★★ 短編集は「ヒミツの話」も良かったけれど、こちらはより深くまで突っ込んだ話が多かった印象。梨々花って自分の振る舞いを計算している子(by 奏)で、数学で学年一位とかやるねぇって感じ。『リズと青い鳥』ではただのほんわか系かと思っていたのだけれど。「だけど、あのとき」香織→あすかへのラインの強さを思い知る。子どもの名付けで考えた「葵」という名前(『源氏物語』→『響け!ユーフォ』)のラインがまんまと杏子に指摘されたと思ったのでした。晴香に誘われて一歩踏み出す葵の姿を見て葵には幸せになってほしいって思う。時系列的には前だけど、卒業旅行で香織に気にかけていてもらっていてよかったねと思う。葵はそういうのにも気づいてなかったかも。卒業旅行に言った三人の距離感が絶妙。北宇治高校吹部以上の経験はもうできないだろうから卒業後楽器をやめるという夏希の考えも分かるし、できる範囲で続けていこうという晴香や葵のような考え方もある。ラストは飛び立つ南中4人組はホントいいチームだった。出版から1年以上経っても図書館で借りられなくて、思い切って、武田綾乃さんを応援する意味で購入して読了。「誓のフィナーレ」と「リズと青い鳥」を観たあとのジャストなタイミングだった。
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『2019年 3月 23日 第2刷 発行』版、読了。
シリーズの短編集、第二弾です。内容は全て書き下ろし。
全部で13本のお話が収録されています。うち中編が1本。
卒業生の話や、久美子二年生編での三年生たち、および一年生たちの話、それに新山さん視点での滝がらみのエピソードなどなどバラエティに富んだ内容でした☆
特にアンサンブルコンサートについては中編だけあって幾人ものキャラがクローズアップされております☆
個人的には後藤&梨子エピソードはその後がどうなったのか気になるところで終わっているので、新作短編集の刊行が予定されているならば、ぜひとりあげてほしいと感じました。
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短すぎる章も多かったけど、最後のアンサンブルが面白かったので7で。みぞれちゃんは最後まで不思議ちゃんでした(笑)。3役揃ってて優勝しないってどうなのよとちょっと思ってしまったわ(笑)。
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2年生編と3年生編の間を描く短編集。
あすか達の卒業後の話とかから優子たちの卒業の話、アンサンブルコンテストのお話など盛り沢山。
アンサンブルコンテストの話が少々長いだけで他は短編ばかりなので読みやすい。
あまり本編で触れられないキャラも出てくるのでその辺は好きな人には刺さるかも。
アンサンブルコンテストのお話は中編だけあって読み応えあるが久美子がすっかり部長然としてて大した器だなと。麗奈、修一を含む幹部や緑たちとの仲の良さなどチーム黄前はまさに無敵艦隊の様子。
3年生編がとても楽しみになる1冊でした。(前編はもう読んだけど)
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吉川優子の代を中心とした短編集。
こういう短編集があることで、『響け!ユーフォニアム』シリーズは久美子が主人公であるが、吹奏楽部部員達の群像劇でもあるということを再確認できる。
十一章めの卓也と梨子の話がお気に入り。