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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/03/13
- 出版社: 1万年堂出版
- サイズ:20cm/182p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86626-033-4
紙の本
こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り
ゆく川の水のように、幸せも、悲しみも流れていきます−。鴨長明が語りかけてくるように、「方丈記」を分かりやすく意訳する。巻末に原文を全文掲載するほか、京都・方丈庵の現地ルポ...
こころに響く方丈記 鴨長明さんの弾き語り
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商品説明
ゆく川の水のように、幸せも、悲しみも流れていきます−。鴨長明が語りかけてくるように、「方丈記」を分かりやすく意訳する。巻末に原文を全文掲載するほか、京都・方丈庵の現地ルポ、美しいカラー写真、イラストも収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
木村 耕一
- 略歴
- 〈木村耕一〉昭和34年富山県生まれ。富山大学人文学部中退。エッセイスト。著書に「親のこころ」「人生の先達に学ぶまっすぐな生き方」「こころ彩る徒然草」など。
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紙の本
ネガティブのオンパレード
2018/05/20 17:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七慢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に『方丈記』原文がついているので,それと訳・解説を読み比べることができる。
『方丈記』自体が現実逃避傾向である。その理由は,『方丈記』が書かれた時代が,科学が未発達で災難には抗う術がないばかりでなく,災難の実数も多く,浄土思想が横行していた頃だからだ。鴨長明も出家者である。
訳と解説と原文を併せると,訳と解説が強引に『歎異抄』へ引っ張っている感が少なくない。意訳と称しながら,訳・解説に想像部分が多く割かれ,大きく『歎異抄』に傾倒しているからだ。
『方丈記』の成立は13世紀であるのに対し,『歎異抄』の成立は15世紀初期,『歎異抄』が世に広く知られるようになったのは明治以降である。私は『歎異抄』の思想も評価するが,本書が『方丈記』の内容紹介としては優れていても,布教活動が本書でなされていることもレビューとして記しておく。