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商品説明
池田光政、保科正之、徳川光圀…。近世諸藩において財政改革と再建を強力に指導していた７名をとりあげ、人格的思想的な側面を評価しつつ、歴史的背景も踏まえ、各藩が行った財政改革を詳細に論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸時代は中央政府である幕府と地方自治体である諸藩の二重構造になっていた。政治的には幕府の管理下に置かれていた諸藩であるが、財政的には完全に独立した存在であった。しかし、貨幣経済の発達など様々な要因によって、どの藩も窮乏に悩み、財政改革と再建を試みる。それらを強力に指導していた7名をとりあげ、人格的思想的な側面を評価しつつ、歴史的背景も踏まえ、各藩が行った財政改革を詳細に論じる。これらの財政改革を研究することにより、現在の財政改革・再建の真のあり方が問い質されることにもなろう【商品解説】
目次
- 序章 近世諸藩の財政状況
- 第１章 野中兼山の財政改革（土佐藩）
- 第１節 はじめに
- 第２節 野中兼山の生涯
- 第３節 野中兼山以前の土佐藩の財政状況
- 第４節 野中兼山の財政改革
- 第５節 むすびにかえて
- 第２章 前田利常の財政改革（加賀藩）
- 第１節 はじめに
- 第２節 前田利常の生涯
著者紹介
大淵 三洋
- 略歴
- 日本大学国際関係学部教授、博士（国際関係）。主著に『イギリス正統派の財政経済思想と受容過程』（単著）、『経済学の基本原理と諸問題』（編著）など
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