玉の輿新調しました （キャラ文庫 玉の輿ご用意しました）

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：すいかめろん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

電子。口絵・挿絵あり。あとがきあり。限定ＳＳあり→もうキャラ文庫さん最高♪

物語のスタートは前巻の翌年、年度末の超繁忙期です。
同業他社で不祥事があったしわ寄せで丸蔦ケミカルは生産能力の限界に挑戦するが如きの受注量をこなさねばならず、工場はおおわらわ。

青依もカメラアイの特技と若さならではの体力、そして本来の気の利く性質をフルに生かし工場中をヘルプして駆け回ります。定時制高校に行きたいという希望も吹っ飛ぶ位の忙しさを経て何とか新年度を迎えます。
そんな時フィリピンの研究者ベルさんが新製品開発のために来日し、研究所にアシスタントがてら出入りする青依の素質に惚れ込み研究者として育て上げたいと言い出して…。

中卒であることに引け目があり、自己評価が必要以上に低い青依。印南の役に立ちたい、いずれ隣に並び立ちたい…と漠然と考えつつも、現状の慣れ親しんだ環境から一歩踏み出すのを恐れる気持ちがあるのも事実で悩む青依。そして一方、自分が青依の将来の枷になっているのではないかと自問自答しひそかに悩む印南。
そんな折、印南の甥が高校に行きたくないと二人のマンションに転がり込んできて…。

忙殺を言い訳に棚上げになっていた青依の将来問題とついに真剣に向き合う時がきました。ひと悶着を経て一応の方針は今回決まりましたが、この続きもまだまだ読みたいです。青依君が印南さんの傍に真の意味で並び立てるまでずっと応援していきたいな。

特典ＳＳはポーカーフェイスな彼の内心がわかる印南視点。あのぐでんぐでんに酔っぱらって帰宅した時、何があって何を考えてあんなになっちゃったのかが語られます。
一巻であんなだった、あの印南がねぇ…こんなに一途になるとはねぇ…しみじみしちゃう。

とにかく、さらなる続編を希望します。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：かえる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

印南さんは青衣くんと一緒にいて、俺様じゃなくなってくるし、青衣くんも自分にやっと自信がもてるようになってきて、いい感じで成長を感じられるお話で楽しかったです♪
誉くんも印南さんのライバルになっちゃうのかな？とか、みんなの成長のお話を読んでみたいです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：にゃお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハッピーエンドだけど夜間の高校行かずに、大学行く感じなっててひとっとびってかんじですね笑
番外編も出てるし、そちらも読みます。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：黄梅　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作２つは未読なのですが、スカな作家さんということと、内容的に気になり読みました。読後、これはぜひ続きも読みたい！成長物語だとしたら、まだ途上な主人公の行く末を見たい！と思いました。BLは遠距離とかスパイスでもいかせそうだし？？

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

二人の暮らすマンションに印南の甥が転がり込んで来て工場で青依が面倒をみることになっったり、究者のベルさんから「アシスタントとしてフィリピンに連れて帰りたい」と青依にとってチャンスとも思える話しが持ち上がったりする。
青依の将来について真剣に向き合わなければいけなくなるが、印南も青依もお互いに相手を思いやり負い目を感じ悩む。
自己評価が低い青依が自分で一歩を踏み出そうとしたのが嬉しい。
青依だけじゃなく印南も(誉も)含めてのお仕事小説であり成長物語だった。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ゆきちん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

玉の輿シリーズ3作目。
1作目で当たり屋をしていた受が、社会人として着実に成長していて
読んでるこちらも応援しつつ見守り体制です。
もうBL関係なく、仕事で受が認められると喜びが…
ちょっと攻が置いてけぼりな感じで、ラブ成分が薄めですが
お仕事BL好きな私としては満足の一冊でした。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：れんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

新キャラも登場して、今回も楽しめました。2人のすれ違いにヤキモキしました。蒼依くんの可能性を皆んなが感じていて、大切にしてくれている様子に嬉しくなります。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

玉の輿シリーズ（と言って良いのかしら？）の三作目
完全シリーズものなので、
前2巻読んでないと話が？？？だと思います。

青依（と印南）の成長日記として読んでいます。
印南と青依の心が大きく揺れる話
お互いが好き故に揺れ動くのですが
落としどころが二人らしくてすごく好きです。
未来がある感じで。

ベルさんのお誘いがきっかけで
1巻からちらちらでていた青依の進学問題が
前面に出てくる
（2巻で青依の未来は「秘書？」みたいな感じだったのですが
そこをそう持ってこないのが良かった）

そしてそれに絡んで青依の迷いや気持ちを
はっきり出させるのが印南の甥の誉の存在
（誉の父・・・印南の兄はちょっと親としていかがかと
思いますが）
誉自体はお坊ちゃんがきちんと成長した感じがして
良かったですよ。

印南を支えて生きたい青依
その点はあまり心配してないのですが
そこに到達するのは一足飛びとはいかない。
二人が迷い悩んで出た結果が
現状に甘んじることなく上を目指そうとしている姿が
とても心地良いなーって思います。
青依を側に置いておきたい印南の苦悩も。
（可愛くて囲い込んでおきたい気持ちも良くわかる）
カップルとしてはできあがっているので
そこは大丈夫かなぁって感じで読み進められましたが。

ラボ（社内）での無意識いちゃらぶには笑えた。
（不自然に自然な会話をする人々に・・・）

酒匂さんの出番がちょっと少なかったのが寂しかったです。

これは続刊（番外編以外）あるのかなー？？？
と思いつつ満足がいく終わり方でした。

ちなみに表紙を見ると二人の変遷がみることができて◎です

☆4.5