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商品説明
石切り場の事故以来、火が燃えにくくなった世界。庭園の大茶会で火を運ぶ娘たちを孔雀が襲い、大蛇うごめく地下世界を男は遍歴する…。不世出の幻想作家による連作長編小説。『文學界』掲載に、書き下ろしを加える。【「TRC MARC」の商品解説】
シブレ山の石切り場で事故があって、火は燃え難くなった。シブレ山の近くにあるシビレ山は、水銀を産し、大蛇が出て、雷が落ちやすいという。真夏なのに回遊式庭園で大茶会が催され、「火を運ぶ女」に選ばれた娘たちに孔雀は襲いかかる。――「1 飛ぶ孔雀」
秋になれば、勤め人のKが地下の公営浴場で路面電車の女運転士に出会う。若き劇団員のQは婚礼を挙げ、山頂の頭骨ラボへ赴任する。地下世界をうごめく大蛇、両側を自在に行き来する犬、男たちは無事に帰還できるのか?――「2 不燃性について」
伝説の幻想作家、8年ぶりとなる連作長編小説。「彗星のごとく戻ってきた山尾悠子が新たな神話圏を築いた」(清水良典氏)
【本の内容】
収録作品一覧
飛ぶ孔雀 | ||
---|---|---|
柳小橋界隈 | 7−10 | |
だいふく寺、桜、千手かんのん | 11−15 |
著者紹介
山尾悠子
- 略歴
- 〈山尾悠子〉1955年岡山市生まれ。同志社大学文学部国文学科卒業。著書に「夢の棲む街」「仮面物語」など。
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