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紙の本
キルプの軍団 (岩波文庫)
著者 大江健三郎 (著)
高校生の「僕」は、刑事の叔父さんとディケンズの小説「骨董屋」を原文で読み進めていくうちに、まるでそのストーリーが反映するかのように、とてつもない「事件」に巻きこまれ…。人...
キルプの軍団 (岩波文庫)
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商品説明
高校生の「僕」は、刑事の叔父さんとディケンズの小説「骨董屋」を原文で読み進めていくうちに、まるでそのストーリーが反映するかのように、とてつもない「事件」に巻きこまれ…。人間の罪とは何か、ゆるしとは何かを描く。〔講談社文庫 2007年刊の加筆修訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
あまり有名ではない大江氏の小説だが、これは(も)おもしろい
2021/09/19 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
キルプの軍団って、いったい何なんだ。キルプというのは、ディケンズの小説「骨董屋」に出てくる悪党の名前だということが小説の当初で明らかになる、主人公のオーちゃんは叔父を教師として原文で「骨董屋」を読み進める(筑摩や集英社から訳本が今は出ている)、元サーカス団員だった百恵さんやその夫たちと「骨董屋」やドストエフスキーの「虐げられた人びと」に着想を得た映画作りに取り組もうとする。「全然、キルプの軍団じゃないじゃないか」と思っていると、予想外の事件が起こる。確かに彼らはキルプの軍団だった、そして小説を読んでいるときに登場人物のうちで一番キルプにシンパシーを感じていたオーちゃんもあぶないところでキルプの軍団入りをしていたかも知れない、あまり有名ではない大江氏の小説だが、これは(も)おもしろい
紙の本
ディケンズとドストエフスキー
2019/08/19 11:18
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去の学生運動の影響を持つ人々といった悪意の人間に囲まれる経験をした高校生の恢復と癒しを著者の読書術を交えながら、家族をいけにえにすることへの赦しを求めた高度経済成長期末期らしい書。