紙の本
とにかく面白い!
2021/07/26 17:13
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
黄金雛を先に読んでいたので、進藤内記に何があったのか、何故こうなったのかが、分からない。そこの物語も描いて欲しい。
このシリーズは、読みやすく、ミステリーの要素もあり、火消の心意気や友情・連帯、剣戟、挫折と負けん気、家族愛など、好きな要素が盛り沢山にたらふく味わえる。とても安心して物語世界にたゆたい元気をチャージできるエンターテインメント。こうした物語を提供してくれる作家、ストーリーに出会えた僥倖に感謝したい。
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テーマは番付
2023/01/03 18:56
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の『ぼろ鳶』今回の中心テーマは『火消番付』でしょうか。今回の悪党は、なんとも憎たらしい。早くぼろ鳶にやっつけてほしくて、どんどん読みました。そして、いつも通り最後の火消しのシーンでは、ジーンと胸が熱くなり、また最後に、今回のテーマの番付発表の時の読売からの手紙にも胸が熱くなります。これは、このシリーズ、ずっと読み続けないといけませんね。余談ですが、凧揚げのルーツが、まさかイカだったとは、驚きです。
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シリーズ第5弾!
2018/06/21 23:02
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第5弾!今回は渾名のついた火消しがかなり登場します。番付けにこだわるのは欲なのかプライドなのか…。はたまたお家の事情なのか…。ただ豪傑なる火消し達よ、江戸の民を火事から守るために火消しがあることを、それだけは忘れないでほしい!またまた敵が現れて、一筋縄に行かなくなるし、新たな命が誕生してますます続きが気になる。こんなに続きが気になる作品は久しぶりです。
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江戸時代の火消したちが活躍する「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第5弾。
今回は、魅力ある火消したちが活躍するだけでなく、火事の裏に潜む巨悪の謎を解いていくミステリー仕立ての展開で新たな魅力を感じさせてくれました。
少しずつ謎が明らかになるにつれ、一筋縄ではいかない武家社会に火消しの男たちが立ち向かっていく様子はとても読みごたえがありました。
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今回の主役は仁正寺藩の柊与市と火消番付。消防や医療って人命に関わるものだから人気とは別物だという意識がこのシリーズを読んできてもまだ思ってたんですけど、藩が消防にお金をかけるのも削るのも人気次第というのは悲しいかな現実なんですね。そもそも火喰鳥復活もそんな理由でした。苦労人で人情家、熱血漢の若い与市にはたまらなかったでしょうね。前作の夜哭烏の火消出動妨害も腹が立つ手口だと思いましたが、今回の事件の方がもっと腹が立ちました。子供を巻き込んだり、親という立場を利用したり、一番許せません。八重洲河岸定火消の進藤内記、まるで教祖様ですね。気持ち悪いし、虫酸が走る。お七&お琳、子供探偵みたい。与市も好きな人物になりましたが、また一人お気に入りの人物が…隻鷹の詠兵馬様。やっぱり加賀鳶なんですが(笑)かっこよすぎる。大音勘九郎より好きかも。源吾、とうとう親になりましたね。いざというときはやっぱり女の方が肝が座って強いです。
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なんの宗教の、どんな教祖だ…と思う悪役登場。下手に人望があって、優秀なだけに手強くてヤキモキしました。でも、己の欲望のためにやってきたことがエグ過ぎる。知って黙っていた取り巻きもひどい…。勇気ある息子がいて良かった。新之助が活躍したような、暴走したような巻でしたが何とかおさまって良かった…。新、長谷川平蔵とも良いコンビで。そしてやっと父になれた源吾。次巻からがいっそう楽しみです。
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菩薩と崇められる八重洲河岸定火消・進藤内記。
菩薩の裏の顔は....。
あまりのえげつなさに虫唾が走る。
内記の裏の顔を、世に知らしめることができなかったのは残念だったけど、勘九郎の娘・お琳とお七の活躍が見れたのは嬉しかった♪
詠兵馬、渋くていいわぁ~♥
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シリーズ5作目。
江戸にもどった源吾や新庄藩のメンバー達の
活躍が楽しみぃと読み始めた。
最初の所で、
すっかり悪い奴かと思ったら、
ほんとに悪い奴がほかにいた!
もっと、がっつりやっつけてほしいくらいだった。
内記め!ムカつく。
でも、今回も火消したちの活躍がよかった。
自分の仕事をきちんとすることで仲間に繋がっていくのが
いつも気持ちいいなぁと思う。
新之助ってホントに強いのね。
新之助の十傑は、すごい!
火消しがその時代、とても人気あって番付ができるくらいっていうのは
うなづけるなぁと思う。
ほんとは火事なんてないほうがいいんだけれど。
火消しの道具もすごく興味深い。
ちょっと見てみてみた。
異名をつけたり、それがちょっとカッコ良くて
よいわぁ。
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ぼろ鳶シリーズ第5弾
深雪は「綱殿」に加え、本書では「菩薩」とまで呼ばれ、人脈もどんどん広がっていく。
鳶たちの話も面白いが、深雪をメインとした外伝もいつか読んでみたい。
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第五弾
火消し番付の巧妙争いの影に、菩薩と呼ばれ慕われている火消しの正体は
一橋一味と田沼の対立
後半一気に誰が悪か、手に汗握る展開
幕府内部の関与を誤魔化す決着
救いは、子供の誕生
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シリーズ5作目。
いきなり5作目から読んだので、登場人物たちの立ち位置や関係性が分からず、楽しみきれなかった。
しかし、魅力的なキャラクターが多かったので、次作も読んでみようと思う。
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羽州ぼろ鳶組の第5巻。
全く、実に丹念に物語を考えたのだろう。
この田沼意次という老中の時代は、一番文化が爆発的に栄えた時代といって良い。江戸も活気があり景気も良い時代だった。町民に活気があるということは、町民の民度、識字率も圧倒的に、この時代の他国を圧倒していた。
この物語は、すでに戦がなくなった時代。
町火消しを描く物語は他にもあったが、大名火消し、武士の火消しというジャンルからの目線はあまり類を見ない。
町火消しや大名火消しの制度が整い、数が多くなると縄張り争いなども増える。手柄を争うことも。
そんな現場の丁々発止や、それを見守る町人の眼差し。
火事に乗じての事件。
探索もなされる、謎解きもなされる。
複合した魅力が大きい作品なのだ。
そして命をかけての仕事となれば、その組みの人々の人情、情愛も描かれる。
今回は、まんまと読者の目も騙されるミステリー仕立て。ますます目が離せない作品。
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羽州ぼろ鳶組シリーズ第5弾。
“火事と喧嘩は江戸の華”、ゆえに火消番附は町民の大事な娯楽の一つ。また、火消にとっても番附は一年の己の活躍を現す誇りそのもの。その為か、仁正寺藩火消・柊与市は消し口を奪って自らの手柄にしようとまで画策する。
同じ頃、番附表を担う読売書きが姿を消した。真相を追う新庄藩火消・松永源吾らが行き着いたのは、「菩薩」と名高い八重洲河岸定火消の進藤内記の裏の顔だった…。
今回も安定の面白さで、つい、ププッと吹き出してしまいそうな場面も満載でした。
源吾以上に、深雪の子が産まれるのを今か今かと、もうドキドキ、そしてソワソワ。火事場のシーンももちろん面白いんですが、赤ちゃんが無事産まれたのか、ついつい先が気になって読むスピードが上がります。
父になり、新しい番附も出、ますます活躍が期待される新庄藩の行方が、こちらもますます気になって仕方ありません。
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2020年2月16日、読み始め。
2020年2月18日、返却の為、178頁にて中断。
今村翔吾氏(1984年~)の作品を読むのは、初めて。
今回読んだのは、羽州ぼろ鳶組シリーズの5冊目になるようだ。
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火消番付ーいつの時代も順位に拘る男の多いこと。
己の力量もさることながら、お家の評判にも繋がるのだから気になるのは当たり前かもしれない。
番付の大関・関脇陣の火口を奪って炎を消し去り、一気に大関へランクアップしようとする火消もいたりして。
そんな火消の元々の意義を覆す輩がいたりすると、只でさえ火事が多く、喧嘩っ早い男達の多い江戸の街も大騒動が勃発すること間違いなし。
シリーズ第5弾。
いつもぼろ鳶組のような、不器用だけれど一本気な男達を見慣れているせいか、私利私欲に走る火消がいること自体に怒りを感じた。
今回も様々な人達との出逢いがあったけれど、源吾にとって一番喜ばしい出逢いに、今か今かと待ちわびた人達も安堵したことだろう。
無事かの方との約束も果たし、周囲の皆にも祝福され、今後のぼろ鳶組の活躍もますます楽しみだ。
火消菩薩・深雪のご加護があればぼろ鳶組も安泰に違いない。