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紙の本
川の光 (中公文庫)
著者 松浦寿輝 (著)
【酒飲み書店員大賞(第15回)】せせらぎに守られた川辺の暮らしは、突然の工事で終わりを告げる。新天地を求めて旅に出たネズミ一家は、やがて大冒険をすることに−。足元で脈動す...
川の光 (中公文庫)
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商品説明
【酒飲み書店員大賞(第15回)】せせらぎに守られた川辺の暮らしは、突然の工事で終わりを告げる。新天地を求めて旅に出たネズミ一家は、やがて大冒険をすることに−。足元で脈動する世界に優しいまなざしを向け、柔らかい魂の手触りを伝える物語。【「TRC MARC」の商品解説】
暗渠化工事で川辺の棲みかを追われたネズミのタータ親子。夏の終わり、安住の地を求めて上流を目指す旅が始まる。彼らを待ち受ける幾多の試練や思いがけない出会い、はぐくまれる友情……。子どもから大人まで、あらゆる世代をとりこにした物語が、待望の文庫化!小さきものをこよなく愛する著者が、足元で脈動する世界の秘密を描き出した人気シリーズ第一弾。チッチが跳ね、タータが走り、タミーが飛び出す!島津和子氏による挿画も多数収録。【商品解説】
著者紹介
松浦寿輝
- 略歴
- 一九五四年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。一九八八年に詩集『冬の本』で高見順賞、九五年評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、二〇〇〇年小説『花腐し』で芥川賞、〇五年『半島』で読売文学賞。一五年『明治の表象空間』で毎日芸術賞を、一七年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞を受賞するなど、縦横の活躍を続けている。
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紙の本
小さなものをこよなく愛する著者によるネズミのタータ親子の物語です!
2020/08/30 11:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『冬の本』(高見順賞)、『エッフェル塔試論』(吉田秀和賞)、『花腐し』(芥川賞)、『半島』(読売文学賞)、『明治の表象空間』(毎日芸術賞)、『名誉と恍惚』(谷崎潤一郎賞)などの傑作を次々に発表されている松浦寿輝氏の作品です。同書は、暗渠化工事で川辺の棲みかを追われたネズミのタータ親子の物語です。夏の終わり、安住の地を求めて上流を目指す旅が始まります。彼らを待ち受ける幾多の試練や思いがけない出会い、はぐくまれる友情などが生き生きと描かれています。子どもから大人まで、あらゆる世代をとりこにする物語となっており、小さきものをこよなく愛する著者が、足元で脈動する世界の秘密を描き出した人気シリーズの第一弾でもあります。ぜひ、この機会にご一読ください。
紙の本
小さなネズミの親子の大冒険
2019/07/02 20:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
住み慣れた川沿いの住まいから、人の開発によって追い出された小さなネズミの親子が新しい住まいに移るまでに経験した出来事をネズミの視点で描いた物語です。
種類違うネズミ同志の争いや捕食者のイタチ、天敵なはずなのに優しくしてくれるネコ、好奇心旺盛な犬など色々な動物がかかわることで、ネズミの視線で見た世界が生き生きと描かれています。人にとって見たら何ともない距離でも、ネズミにとってみたら本当に大冒険で、生死にかかわることが理解できるとともに、短い一生の中で、どんな生き方を理想として、生活していくのかを問いかけてくれているような気がしました。