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紙の本
音律と音階の科学 ドレミ…はどのように生まれたか 新装版 (ブルーバックス)
著者 小方厚 (著)
なぜ音楽は音をデジタル化し、「ドレミ…」を使うことにしたのか。なぜ特定の和音は心地よいのか。紀元前6世紀のピタゴラス研究から始まる音律の進化をたどり、簡単な数学にもとづく...
音律と音階の科学 ドレミ…はどのように生まれたか 新装版 (ブルーバックス)
音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか
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商品説明
なぜ音楽は音をデジタル化し、「ドレミ…」を使うことにしたのか。なぜ特定の和音は心地よいのか。紀元前6世紀のピタゴラス研究から始まる音律の進化をたどり、簡単な数学にもとづく音楽の「心地よさ」の秘密を解き明かす。〔2007年刊の改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
およそ10年前に刊行されたブルーバックス屈指の人気作が、装いを新たに生まれ変わる。なぜ音楽は音をデジタル化し、ドレミ…を使うことにしたのか? そもそもドレミ…はどうやって決まったのか? なぜ特定の和音は心地よいのか? 簡単な数学で、知れば知るほどおもしろい音楽の秘密をあばく!
モーツァルトからピンク・レディーまで 名曲の陰に数学あり!
・科学の眼で見る音楽と楽器
本書は、科学(おもに数学と物理学)の眼から見える音楽と楽器のあらたな一面を紹介するものです。およそ10年前に発売され20回以上増刷してきた人気作が、新たな内容を加え、装いを新たに生まれ変わりました!
・本書の構成
第1章 ドレミ…を視る,ドレミ…に触れる
第2章 ドレミ…はピタゴラスから始まった
第3章 音律の推移――閉じない環をめぐって
第4章 なぜドレミ…が好き?――音楽の心理と物理
第5章 コードとコード進行――和音がつくる地形を歩く
第6章 テトラコルド――自由で適当な民族音楽
第7章 楽器の個性を生かそう
第8章 音律と音階の冒険――新しい音楽を求めて
・音楽と数学
音楽はドレミ…という決まった音を使います。音とは空気の振動であり、わたしたちはその振動数のちがいを音高のちがいとして聞き取ります。音楽が決まった音(周波数)を使うということは、逆に言えば、それ以外の周波数の音を使えないということです。ドとレの間に音は無限に存在する(周波数を細かく区別できれば、無限の音を扱える)のに、音楽で使えるのはド♯(あるいはレ♭)だけ……。
音楽は音をデジタル化している、とも言えます。ではそのデジタル化はどのようなルールにもとづくのでしょうか? ここに簡単な数学が登場します。ドレミ…に割り当てられた周波数を並べて数列をつくってみると、学校で習った「ある数列」が現れるのです。
・ピタゴラスのおかげ!?
音楽が使う音をデジタル化したのは、紀元前6世紀に活躍したピタゴラスでした(三平方の定理あるいはピタゴラスの定理で有名な、あの方)。彼は楽器を使って音の研究をしていました。ピタゴラスが1オクターブを構成する12音(音律)を決めた実験はシンプルで、私たちも簡単に再現することができます(方法は本書で紹介)。その実験は「心地よい和音」の理解にもつながります。
もちろん、音楽や楽器の進化とともに音律は変化をくり返してきました。しかし、根本のアイデアはピタゴラスから変わることなく生き続けています。世界のあらゆる名曲がピタゴラスのおかげで誕生したのかもしれません。【商品解説】
なぜ音楽は音をデジタル化し、ドレミ…を使うことにしたのか? なぜ特定の和音は心地よいのか? 簡単な数学で音楽の秘密をあばく!【本の内容】
目次
- ドレミ…を視る,ドレミ…に触れる
- ドレミ…はピタゴラスから始まった
- 音律の推移――閉じない環をめぐって
- なぜドレミ…が好き?――音楽の心理と物理
- コードとコード進行――和音がつくる地形を歩く
- テトラコルド――自由で適当な民族音楽
- 楽器の個性を生かそう
- 音律と音階の冒険――新しい音楽を求めて
著者紹介
小方厚
- 略歴
- 〈小方厚〉1941年東京生まれ。名古屋大学プラズマ研究所(現・核融合科学研究所)、広島大学などを経て、高エネルギー加速器研究機構(KEK)名誉教授。共著に「視て聴くドレミ」など。
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紙の本
音楽を科学する一冊です!
2020/01/28 09:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、簡単で誰にでもわかる言葉で様々な情報・知識を提供してくれる大人気の講談社のブルーバックス・シリーズの一冊で、同巻は「音律と音階の科学」編です。同書では、「なぜ音楽はドレミを使うことにしたのか?」、「そもそもドレミはどうやって決まったのか?」、「なぜ特定の和音は心地よいのか?」といった素朴な疑問に答えてうれる音楽を科学的に分析し、解説してくれる書です。内容は、「第1章 ドレミ…を視る、ドレミ…に触れる」、「第2章 ドレミ…はピタゴラスから始まった」、「第3章 音律の推移」、「第4章 なぜドレミ…が好き?」、「第5章 コードとコード進行」、「第6章 テトラコルド」、「第7章 楽器の個性を生かそう」、「第8章 音律と音階の冒険」と、数学や地理学とも結びつけて論じられた最高の一冊です!
電子書籍
チューナー
2020/01/27 00:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイオリンを趣味で弾いています。
スマホで、チューナーのアプリを検索したら、色々なアプリがありました。
アプリには、平均率、ミーントーン、ヴェルクマイスターなどがありました。
図書館で、探してこの本を借りました。ただ図書館では貸し出し期限があるので、いつでも読める電子版を購入しました。
毎日のように楽しんで読んでいます。
紙の本
新装版になるほど売れているらしい。
2023/02/23 12:40
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版積読中に新版が出たので買い換えた。
何十年も道楽で「ばおりん」を弾いているが、
授業としての物理と音楽は苦手だったから
この本も読了したものの理解できるまでには至らなかった。
著者はジャズ系でもあるしジャズ畑の人は理解しやすいかも。
P.53 白鍵-白鍵間は1半音=短2度、白鍵-黒鍵-白鍵は2半音=1全音=長2度
P.56 少しわかった気がする5度円
P.131 根音を最低音とする基本形、3度音を再低音とするのが第1転回形、
5度音を最低音とするのが第2転回形
重箱の隅的で恐縮だがP.15 フレットのあるビオラ・ダ・ガンバはバイオリン属にあらず