紙の本
遣唐使と外交神話 『吉備大臣入唐絵巻』を読む (集英社新書 シリーズ<本と日本史>)
著者 小峯和明 (著)
遣唐使をヒーローとして描いた絵巻はなぜ作られたのか。12世紀末〜13世紀初頭に制作された「吉備大臣入唐絵巻」を中心に、伝説化された遣唐使像に託された人々の夢と想い、時代を...
遣唐使と外交神話 『吉備大臣入唐絵巻』を読む (集英社新書 シリーズ<本と日本史>)
シリーズ<本と日本史>(2) 遣唐使と外交神話『吉備大臣入唐絵巻』を読む
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商品説明
遣唐使をヒーローとして描いた絵巻はなぜ作られたのか。12世紀末〜13世紀初頭に制作された「吉備大臣入唐絵巻」を中心に、伝説化された遣唐使像に託された人々の夢と想い、時代を超えた東アジア異文化交流のあり方を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
12世紀末に画かれた『吉備大臣入唐絵巻』に注目し、歴史学の立場ではなく、後世に神話化された遣唐使〈像〉を文学研究の側面から考察。近年の東アジア情勢を捉え直すうえでの複眼的な視点を提供する。
【商品解説】
12世紀末に画かれた『吉備大臣入唐絵巻』に注目し、歴史学の立場ではなく、後世に神話化された遣唐使<像>を文学研究の側面から考察。近年の東アジア情勢を捉え直すうえでの複眼的な視点を提供する。【本の内容】
著者紹介
小峯和明
- 略歴
- 〈小峯和明〉1947年静岡県生まれ。立教大学名誉教授。中国人民大学高端外国専家。文学博士。専門は日本中世文学・東アジア比較説話。著書に「中世説話の世界を読む」「今昔物語集の世界」など。
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電子書籍
ご先祖さまたちへの親近感
2018/09/05 18:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
遣唐使と古代の外交をめぐる物語、、、なのですが。キラキラネームあり、転生物語ありと、あまり現代と違わない話も出てきて、とてもおもしろかったです。
紙の本
真備
2018/06/02 17:05
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉備大臣入唐絵巻を中心に解説していて吉備真備が浮かび上がってくる。私見がほとんどなく考えさせられる。野馬台誌についての記述も興味深い。遣唐使についての研究も秀逸。
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後世に作られた遣唐使像
2022/08/07 13:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉備真備が唐で幽閉されるものの阿倍仲麻呂の霊が鬼になった存在の助けを得て中国側の無理難題を攻略していくという現代から見ると荒唐無稽な話だが遣唐使がなくなった後にこういった話が生まれた時代背景など解説されていて面白かった。
紙の本
日本の文化は誇れる
2018/10/05 17:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
遣唐使の吉備真備の伝記的な話しだとばかり思っていたら絵巻に描かれたことから発展して全然違う物語になっているなんてまったくの驚きで、こういう研究を地道にしたいる学者や文化人に敬意を表したい。
日本の文化の底知れない深さを本書はあまねく表しているのではないかと思うし、文献がたくさん残されているのも本当にすごいと思った。
残念なのは、明治維新の時に他の文化物や美術品と同じように日本の文化遺産の価値が下がり海外に流失したことだろう。
本当いうとちょっとわからない部分もあり何度も読み返しながら読みました。