紙の本
戦場体験者 沈黙の記録 (ちくま文庫)
著者 保阪正康 (著)
日本の敗戦から70年。戦争体験者が減るなかで、実際の戦場を体験した人々が戦後社会をどう生き、悲惨な体験をどう伝えようとしたのか、その実像に迫る。40年間におよぶ聞取り・史...
戦場体験者 沈黙の記録 (ちくま文庫)
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商品説明
日本の敗戦から70年。戦争体験者が減るなかで、実際の戦場を体験した人々が戦後社会をどう生き、悲惨な体験をどう伝えようとしたのか、その実像に迫る。40年間におよぶ聞取り・史料調査の集大成。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
<歴史>から復讐される
2019/08/17 23:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、40年にわたりのべ4000人もの体験談を聞いてきた。
その中から戦争の実態、軍隊の真の姿が見えてくる。
それはとうてい先人の功績として讃えられることではない。
上官は命令し、責任はそれを実行した兵隊に負わせる。
そんな仕組みである「軍隊」を絶対に復活させてはならない、ということがわかる。
インドネシアにおける日本軍による住民虐殺の遺族に直面したA氏が語る.
「遺族たちの心を完全に癒やすことはとうていできない。
金品を積んでも事実は消せない。
できることは誠意をもって話を聞き、慰め、
日本人としてより人間として恥ずかしいとの思いを持ち続けて
接する以外にないと思う」。
この部分は国の外交を担う人にぜひ読んでもらいたい。
そして、私たちはみな、
太平洋戦争の姿を充分に検証し、教訓を得るべきであるという著者の主張に
耳を傾けるべきである。
「それを忘れると、私たちは<歴史>から復讐されるにちがいない」
という主張に。
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大切なこと
2023/09/10 10:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦の戦場体験者の記録で、興味深く読むことができました。筆者の丹念な取材が、素晴らしかったです。