読割 50
紙の本
傾城の恋/封鎖 (光文社古典新訳文庫)
著者 張愛玲 (著),藤井省三 (訳)
離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇。異母妹の見合いに同行したところ、英国育ちの青年実業家に見初められ…。「傾城の恋」をはじめ、20世紀中国文学を代表する張愛玲のラブス...
傾城の恋/封鎖 (光文社古典新訳文庫)
傾城(けいじょう)の恋/封鎖
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商品説明
離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇。異母妹の見合いに同行したところ、英国育ちの青年実業家に見初められ…。「傾城の恋」をはじめ、20世紀中国文学を代表する張愛玲のラブストーリーとエッセーを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
さすがは上海人 | 7−12 | |
---|---|---|
傾城の恋 | 13−100 | |
戦場の香港 | 101−127 |
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紙の本
2018年の張愛玲
2018/06/28 01:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
中文系の我が学生時代、相当チャラい作風の中国人留学生の女性が、小説?張愛玲がおススメだね。最近ハマってるんだと云っていたのを俄かに思ひだす。光文社古典新訳文庫というシリーズはイマドキの訳し方というイメージがあるが、本書は段落分けに頼る必要がなく成立する語順がすべての中文の特徴を踏まえ、あえて邦訳に際し段落分けを回避した英断により、この2018年版傾国之恋。なかなかどうして原文での読書体験に近づいている労作に相成っている思ふ。肝心の傾国之恋はプロットもへったくりものないベッタベタのメロドラマなのであるが、本稿収録作では個人的にはキッレキレの「囁き」(原題『私語』)が有意義だと思った。それにしても訳者による解説は異例の長文で出版事故レベル。まァ、国際的知名度に比してあまりに邦訳の薄い張愛玲小説である。研究者として語らずにおれん心持ちは心中察するに余りある。個人的な青春時代の思い入れプラス中国現代文学を応援する気持ちもあって評点は五星紅旗としたい。ところで何故日本の出版界は茅盾あたりの新訳をジャンジャン出さないのだろうか。『蝕』あたりは意外とウケると思うんだが・・・。
紙の本
歴史をきちんと学ぼう
2020/12/15 19:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物を整理しながら読みました。
読売新聞の照会欄を見つけて購入しました。
訳者の藤井省三氏の解説を読んで時代背景や著者の背景が判りました。
それを踏まえると、『封鎖』が恐ろしく感じました。
紙の本
現在にも通じる感覚
2022/09/28 13:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
上海で爆発的な人気を誇った張愛玲の1944年に刊行された小説集『伝記』とエッセイ集『流言』から五編と詳細な解説からなる。近代化の途上にある中国と日本による侵略を背景にしているが、その感覚は現在とも通じるものがある。