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商品説明
うす墨の空ぶっ叩く津軽凧 ぱたぱたと人情おくる団扇かな 新蕎麦や鬼平気どる昼の酒 初雪やシチューの鍋のことことと ダンディな水丸俳句100句とカラフルなイラストレーションの作品集。読み方と季語も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
安西 水丸
- 略歴
- 〈安西水丸〉1942〜2014年。東京生まれ。日本大学芸術学部美術学科造形コース卒業。日本ペンクラブ等会員。日本スノードーム協会会長。カレーライス協会会長。朝日広告賞等受賞。
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紙の本
五七五ではなくゴーシチゴが水丸さんらしい
2018/07/01 05:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストレーターの安西水丸さんが亡くなってもう4年になる。(2014年3月19日に亡くなった)
いなくなったのは頭で理解しているが、こうして新しい本が出たり、水丸さんのイラストを目にすると現役感が半端ない(と、ここで流行語が出てくるのも水丸さんっぽい)。
しかも、この本が水丸さんの句集というのもいかにもしゃれている。
句集、つまり俳句の本なのだ。
水丸さんは「ぴあ句会」の常連だったそうだ。(このあたりは巻末の監修と編集を担当した平山雄一さんの文章の引用なのだが)
この「ぴあ句会」はぴあの社長の矢内廣さんが中心となって運営していた句会で、句会とはいいつつ、あまりうまいへたは関係なかったようで、句会のあとの酒席が楽しかったみたいだ。
そうはいっても、この本に収められた水丸さんの俳句は悪くない。
いくつか書き留めておくと、「待つよりも待たせる辛さ春の月」「新蕎麦や鬼平気どる昼の酒」など。
ただ俳句もいいけど、やっぱりイラストがいい。
この句集、原則一句に一枚のイラストがつけられている。(もちろん、水丸さんのイラストだ)
だから、俳句を楽しむのもいいけれど、水丸さんのイラストを見ているだけで俳味の世界を味わえるなんて、贅沢だ。
そう思って見ると、水丸さんのイラストは長編小説ではなくショートショート、あるいはいっそ俳句の世界観に近いような気さえする。
好きだな、やっぱり。水丸さんのイラスト。
紙の本
『水丸さんのゴーシチゴ』
2018/06/11 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2014年になくなったイラストレータ安西水丸
水丸さんがぴあ句会に残したダンディな俳句から百句を選び
イラストレーションとマッチングさせてできた奇跡のイラスト句集
待つよりは待たせる辛さ春の月
ぱたぱたと人情おくる団扇かな
行く秋やパンの袋にパリの地図
朝の夢セーターの中で想い出す
姿見に初湯まといし裸身かな
てのひらサイズがおしゃれなコンパクト版
水丸ファンにはたまらない一冊
紙の本
個人的にイラスト本はお宝本
2021/06/08 16:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジャンク・ヘッド - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的に水丸さん祭り。
実は水丸さん俳句も書きます。イラストは視的で、俳句は心的。いずれにしてもその時の自分の感性を記録する。
この本は視と心の合体。俳句と水彩画は合いますが、俳句とイラスト、凄くオシャレに合います。読み手はより深く水丸さんの感性を感じます。春夏秋冬毎の俳句イラスト100句。
「立秋のうたた寝女のふくらはぎ」
形式に拘らないこんな句が艶っぽくていいんです。
水丸さんのベイベイな俳句とイラストがいいんです。呑兵衛と助兵衛です。