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商品説明
【日本数学会出版賞（第１６回）】〈６０進の小数〉〈１０進位取り記数法〉等、科学的知の根本を支え、解析学への途を拓いたこれらの概念は、どのように発見され、展開されたのだろうか？ 科学史家によって描き出される壮大な物語。『数学文化』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
《60進の小数》《10進位取り記数法》《1が数であること》《10進小数の誕生》そして《対数》……。“科学的知”の根本を支え、解析学への途を拓いたこれらの概念はどのように発見され、展開されたのだろうか？ ――科学史家によって描き出される壮大な物語！ 図版を多数収録。とくにヨースト・ビュルギの2色刷の対数表(1620年)はきわめて貴重で珍しい。【商品解説】
目次
- 序章 物語の背景―物理学の誕生
- 第1章 60進小数をめぐって
- 1．算術の始まり
- 2．天文学と60進小数
- 3．60進小数のアルゴリズム
- 4．10進小数への接近
- 第2章 10進法と10進小数
- 1．10進法と10進位取り表記
- 2．度量衡と10進法
- 3．商業数学の発展
著者紹介
山本義隆
- 略歴
- 〈山本義隆〉１９４１年大阪市生まれ。東京大学大学院博士課程中退。駿台予備学校勤務。科学史家、元東大全共闘代表。１０．８山崎博昭プロジェクト発起人。著書に「知性の叛乱」「重力と力学的世界」など。
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紙の本
数学発展の歴史的なドラマを生き生きと描いた傑作です！
2019/02/03 12:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、15世紀後半から始まった数学史上、大きな転換期であった「数学の転換」という歴史を生き生きと描き出した傑作です。「60進の小数」、「10進位取り記数法」、「1が数であること」、「10進小数の誕生」、「対数」などの発見などが本書に収められ、科学的な知を満喫することができる一冊です。数学に興味のある方々にはたまらない書に違いありません。
