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紙の本
「上から目線」の構造 完全版 (日経ビジネス人文庫)
著者 榎本博明 (著)
目上の人を平気で批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年、根拠のない自信を持つ若者…。なぜ「上から」なのか? なぜ「上から」が気になるのか? 心理学的な見地から、...
「上から目線」の構造 完全版 (日経ビジネス人文庫)
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商品説明
目上の人を平気で批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年、根拠のない自信を持つ若者…。なぜ「上から」なのか? なぜ「上から」が気になるのか? 心理学的な見地から、そのメカニズムを徹底的に解剖する。【「TRC MARC」の商品解説】
目上の人を「できていない」と批判するサラリーマン、
威張り散らす中高年から「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者まで――
なぜ「上から」なのか、なぜ「上から」を過剰に気にするのか。
そのメカニズムを心理学の見地からひもとき、
7万部まで版を重ねたプレミアシリーズヒット作を文庫化します。
店員にキレる中高年やSNSでの過剰なバッシングなど、間違った「上から目線」が社会にますます蔓延する中、
内容を大々的にバージョンアップさせ、2018年の世情について「上から」をキーワードに切り込みます!【商品解説】
目次
- 文庫版まえがき 猛威を振るう「上から目線」
- プロローグ「上から目線」とは何か
- 第1章 なぜ「上から目線」が気になるのか
- 第2章 「上から」に陥りがちな心理構造
- 第3章 空気読み社会のジレンマ
著者紹介
榎本博明
- 略歴
- MP人間科学研究所代表、心理学博士
1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、名城大学助教授、大阪大学助教授等を経て、03年に名城大学教授。
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かなり深刻な社会現象にスポット
2018/07/22 19:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
「上から目線」あまり好きではない言葉。
だが、近年この言葉を揶揄の響きを伴い耳にする機会が増えた。
背景には人の目を気にする日本人の昨今の特徴がある。
著者は「歪んだ上から目線」という表現を用いてるが共感する。
その言葉にはプライドを高い位置に支えようと必死な人の
誤魔化しを感じる。
好んで「上から目線」になる人は、自己を誇大化させ実際には頑張らず
現実を逃避し続ける。傷つくのを怖がる。自分が何をやりたいのかわからず、
何もやらない。ただ傷つくのを怖がる。
「歪んだ上から目線」が蔓延する社会が問題なのは、
自己及び周辺の友人にばかり気に取られ「世間体」を意に介さないこと。
他人を思いやらない社会。そして、やさしさが単なる弱さでしかない社会。
他人の目は気になるが、気になる対象が狭い。
これは実際に感じることだ。異常性を感じる人の多くは、世間体を
気にせず、狭い身近の人間の目だけを気にしているように思えるからだ。
読んで共感する点が多い。まずは足元の自分自身がどうかを問おう。
そして「歪んだ上から目線」になることを避けよう。