紙の本
分かりやすい
2020/07/19 08:09
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投稿者:まーとん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アドラー心理学の考え方が分かります。この本は1000円(税抜)で、140頁程です。効率的にアドラー心理学の全体像を学びたいという方におすすめでしょう。
ただし『嫌われる勇気』、『幸せになる勇気』のような、今までの自分の生き方にハッとさせられるような感覚はありません。
紙の本
アドラー心理学初心者
2021/03/09 23:09
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投稿者:もの - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまに目にするもののアドラー心理学というものがどういうものかわからないと感じていた時に書店で見つけて購入しました。
NHKの番組で取り扱った内容と言うこともあってか読みやすい一冊でした。
日本でアドラー心理学の本を多数書かれている方の本ということで信頼して読んでみたのですが著者の偏った意見も込められているのではと思うところもありました。
軽く読めるところや気の持ちようであると読者が受け取れるような書き方などは自己啓発本のようです。
誤解されやすい学問だそうですし、簡単な文章で書かれているからと言っても理解することは易しくないのかもしれません。
個人的にはどうしようもない理由があって辛い人生を送っている人には勧めたくないです。
私はしっくり来なかったです。
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人生は、変えられる‼️その思想を平易に紹介した『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』がベストセラーとなり、注目を集めている心理学者アドラー(1870〜1937)。アドラー心理学のエッセンスを平易に解説した「100分de名著」テキスト、待望の書籍化! 書き下ろし特別章「“ありのまま"の価値」収載。
内容より)オーストリア出身の心理学者・精神科医アドラーは、自己と他者の関係のありかたを深く見つめ、人間の苦悩はすべて対人関係から生まれるものだと喝破して、すべての人が苦悩から逃れ幸福に生きるための方法としての「個人心理学」を提唱した。日本にアドラーブームを巻き起こした著者が精緻に読み解く、アドラー思想の精髄。
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「嫌われる勇気」でも有名な、岸見一郎先生による、アドラー心理学の解説本。
アドラー心理学は、このところ名前が知られるようになりつつあり、私も上司からオススメされ読んでみました。上司は、日々の通勤中に、スマホでアドラーの名言を読んでいるくらいにアドラーが好きなのですが、私もこの本を読んでアドラーの考え方は優れている部分が多いと感じました。
アドラーの言っていることを、自分なりに整理してみると、以下のようになるのではないかと思います。
(原則)
・人間はすべて平等であり、上下関係は存在しない。人間の関係は、上司と部下であろうと親子であろうと全て横の関係である。
・人間の悩みの殆どは対人関係の悩みである。他者との関係に入りたくないという目的があるから、世界を怖いものだと思ってしまう。自分が人間関係の中で傷つくのを恐れている。
(目的論)
・原因により物事が作られているのではなく、目的により作られている。
・レストランでウェイターにコップの水をこぼされた人は、怒りたくて怒るのではなく、クリーニング代や謝罪を求めて(=目的があり)怒っているのである。
・過去の経験から自分が不幸だと感じている人は、不幸だと思うために過去の経験を切り取っている。つまり、過去だって変えられる。
(優越性の追求)
・人間は生まれつき今より成長したいと感じているものである
・一方で、自分を優れたものに見せようとして、他人を貶めたり、自分を過剰に強く見せることは、「劣等コンプレックス」「優越コンプレックス」である
・成長とは、「自分」の現在位置から、「自分の理想」に対して向かっていくことであり、他人がその理想を決定しないし、他人の評価によって現在位置も決定されない。
・自分の現在位置と理想を正しく(偽りなく・カッコつけず)意識することが重要である。
(貢献感)
・人間は、貢献感を持つことで満たされるし、絶望から救われる。
・他者から感謝されること(承認欲求)を求めてはいけない。自分自身で貢献していると感じられることが重要。
・直接的に人の役に立つこと(行為による貢献)はもちろん、生きているだけでも私を愛するひとに対して貢献していると言える。(存在による貢献)
(課題の分離)
・課題は、その課題による最終的な結果を引き受ける人間が、解決するべきである。課題を切り分け、自分の課題にのみ取り組むこと、他人の課題を背負わないこと。
・例えば、他人から自分に与えられる評価や感情は、他人の課題であり、自分でコントロールできないため諦める。
・子供の教育においても、例えば子供が勉強しないことによる不利益は子供自身が負うことになる。責任の明確化をし、自己解決を促すとよい。
・唯一、他人の課題が自分の課題でもあるケースがある(例えば、プロジェクトチームでの仕事など)。この場合は、課題を共通化することもあるが、それはあくまで最低限とすることを目指すべできある。
(使用の心理学)
・自分が持っている個性や変えられないものを生かせるような生き方・働き方をすることが大切ということ。
・そしてそれは、自分の目的に沿っていることが重要であること。
(人生は連続する刹那)
・即時的に生きること。未来も過去もなく、今を生きること。
・人生は一見計画性を持って生きるべき用に見えるが、人間は結局その瞬間しか生きられない。小さいころからバイオリニストを目指していた人だって、結局は眼前の練習・コンクールに全力で向かっていることを積み重ねているのである。
・だからこそ、人は一日一日を、もしくはその瞬間を全力で生きるべきなのである。
(過度な一般化)
・人間関係について、過度に一般化をしないこと。1人悪い人がいたとしても、その他の9人はいい人である。
・その1人に注目して、世界がすべて悪で満ちているようにとらえてしまうのは、「人生の調和を欠いた考え方」である。
折に触れて、読み返したい一冊です。
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番組放送時の「課題の分離」を見て衝撃を受けました。漠然と感じていた理不尽や、家庭環境や性格に問題があると思っていた生き辛さに、はっきりと簡潔に「その苦悩の正体はこれだ」と突きつけられました。『他人は好き勝手言うけど誰もその人生に責任を取ってくれない』思い当たる事ばかりです。人生やり直します。
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はじめに すべての人は対等な関係にある
第1章 人生を変える「逆転の発想」
第2章 自分を苦しめているものの正体
第3章 対人関係を転換する
第4章 「自分」と「他者」を勇気づける
ブックス特別章 “ありのまま”の価値
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「100分de名著」で放送された回の中でベスト3に入るくらい好きな回だったので、買った本。「アドラー心理学」のことを知ることができて良かった。巻末の読書案内は「アドラー心理学」のことをもっと知りたい時に便利だと思った。
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非常にわかりやすくサラッと読めた
岸見先生の本はこれまでも読んだことがあったので要点のおさらいとして読んだが、優しい言葉でまとめられておりすっと入ってきた。
要点の簡単な確認、という観点で評価は5。
【読書メモ】
生きることは進化すること、というよりもむしろ変化すること。自分の中の些細な変化を見つめることを怠らない。
変化を求めることと、生存充実感は結びついている。だが変化した「未来」を求めるのではなく、
「今ここ」を過ごせることを喜ぶことが生きること。
生産性で人の価値を測ること、ましてや自分にとっての「生産性」を人に押し付けることをやめる必要がある。
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アドラー心理学に関する理解が深まった。今まで読んだアドラー心理学の本に書かれていたことが分かりやすくまとまっている。アドラー心理学を実践していくにはまず、自分の無意識に身につけてしまったライフスタイルを意識化することだと思う。それから新しいライフスタイルを選び直すこと。まずは日々の生活の中でそれを意識してみようと思う。与えられているものをどう使うかという言葉もライフスタイルを意識化する上でヒントになりそう。
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生きるということは変化というより進化。
昨日と全く同じ自分は存在しない。目には見えないけれど、毎日進化している。
自分は変われるんだと勇気を持って行動しよう。
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p.60
対人関係は悩みの源泉ではありますが、生きる喜びや幸せも、対人関係の中でしか得ることはできません。
面白かったです。真新しさはなかったです。
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簡単な言葉でわかりやすく教えてくれており心理学を知らない自分でも非常にわかりやすい本であった。ありのままでいる、自分中心ではないこと、周りへの思いやり、などのことを記してあり少々耳の痛い話しでもあったが中には勇気づけられる内容もあり良かった。
もっとアドラーを知りたいと思うきっかけになった本だった。ただ筆者の考えも最後入っていたが、アドラー心理学を知りたい人にとってはあまり必要でないこともありそこが唯一不要な点であった。
もう一度読みたいと思う本がまた増えて良かったです。
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嫌われる勇気を読んだ後の復習になる。アドラー自身の言葉を著者が分かりやすく要約しているため、より深く理解する事ができた。さらに教育、介護の面に於いての存在こそが貢献という考え方を大事にしたい。
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人生をいかに生きるべきか?考えさせられました。改めて、嫌われる勇気を再読したいと思います。人間の人生は深~いです。感謝
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『嫌われる勇気』よりこっちの方が面白いし、しっくりくる。嫌われる勇気読んだ人は、4章から読むといい。つか読む順番は、最初読んだら、4章よめば、前章の大事なとこまた引用してくれるから、4章から読むといい。そして最終章の特別編?が岸見さんの言葉で、この章が、4章の上をいく神章なのだ。
まじで4章以降破ってポケットに入れて持ち歩きたい。