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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/06/08
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/315p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-389779-2
読割 50
紙の本
タイワニーズ 故郷喪失者の物語
著者 野嶋剛 (著)
彼らがいたから、日本は台湾と強く、深くつながり続けた−。蓮舫、東山彰良、ジュディ・オング、安藤百福、邱永漢ほか、在日台湾人の家族の歴史に迫る。『SAPIO』『文藝春秋』掲...
タイワニーズ 故郷喪失者の物語
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商品説明
彼らがいたから、日本は台湾と強く、深くつながり続けた−。蓮舫、東山彰良、ジュディ・オング、安藤百福、邱永漢ほか、在日台湾人の家族の歴史に迫る。『SAPIO』『文藝春秋』掲載に加筆し単行本化。〔「日本の台湾人」(ちくま文庫 2023年刊)に改題,加筆〕【「TRC MARC」の商品解説】
彼らがいたから、強く、深くつながり続けた
戦前は「日本」であった台湾。戦後に「中国」になった台湾。1990年代の民主化後に自立を目指す台湾。戦争、統治、冷戦。常に時代の風雨にさらされ続けた日本と台湾との関係だが、深いところでつながっていることができた。それはなぜか。 台湾と日本との間を渡り歩いて「結節点」の役割を果たす、多様な台湾出身者の存在があったからである――まえがきより
台湾をルーツに持ち、日本で暮らす在日台湾人=タイワニーズたち。元朝日新聞台北支局長の筆者が、彼らの肖像を描き、来歴を辿りながら、戦後日本の裏面史をも照らす。
【目次】
・蓮舫はどこからやってきたか
・日本、台湾、中国を手玉にとる「密使」の一族 辜寛敏&リチャード・クー
・「江湖」の作家・東山彰良と王家三代漂流記
・おかっぱの喧嘩上等娘、排除と同化に抗する 温又柔
・究極の優等生への宿題 ジュディ・オング
・客家の血をひく喜びを持って生きる 余貴美子
・「551蓬莱」創業者が日本にみた桃源郷 羅邦強
・カップヌードルの謎を追って 安藤百福
・3度の祖国喪失 陳舜臣
・国民党のお尋ね者が「金儲けの神様」になるまで 邱永漢
【編集担当からのおすすめ情報】
2017年、民進党(当時)・代表の蓮舫氏の「二重国籍問題」が取り沙汰されました。その是非はともかく、メディアやネットで取り沙汰されたやりとりを眺めていると、日本人は、在日台湾人が歩んできた道をほとんど知らないのではないかという思いを抱きました。日本は台湾を二度も捨てた、と台湾では言われているのをご存知でしょうか。一つはポツダム宣言による台湾の放棄、もう一つは1972年の中華民国との断交。それでも両国がつながり続けたのは、両国を行き来した「人(タイワニーズ)」のおかげである、と筆者は述べます。タイワニーズの営みと歴史を教えてくれる本書は、同時に、国とは何か、国籍とは何か、という問いを我々に与えます。【商品解説】
目次
- 第一章 政治を動かす異邦人たち
- 蓮舫はどこからやってきたか
- 日本、台湾、中国を手玉にとる「密使」の一族 辜寛敏&リチャード・クー
- 第二章 台湾で生まれ、日本語で書く
- 「江湖」の作家・東山彰良と王家三代漂流記
- おかっぱの喧嘩上等娘、排除と同化に抗する 温又柔
- 第三章 芸の道に羽ばたく
- 究極の優等生への宿題 ジュディ・オング
著者紹介
野嶋剛
- 略歴
- 〈野嶋剛〉1968年生まれ。上智大学新聞学科卒。ジャーナリスト。朝日新聞社入社。台北支局長、国際編集部次長、AERA編集部などを経てフリーに。「台湾とは何か」で樫山純三賞(一般書部門)受賞。
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名前をよく聞く人々の
2018/08/28 22:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で活躍する人々の、台湾からみた姿とつながり。日本から見ているだけではわからないのが在日台湾の人々。かつて「華僑」と呼ばれた人たちの半分は台湾出身者だったけれど、80年代以降、大陸系の人々の割合が高くなっている。それでも、日本と台湾のつながりはまだまだ深いことを教えてくれる。
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2020/05/21 07:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人知人であっても、国籍や個人のプライバシーについては、面と向かって質問しにくい。歴史に明るくない場合は、敢えて口に出すことも憚られる。先方が何かのきっかけで語ってくれることが無い限り、これらの情報は知るよしも無い。
気になりながらも知る術がなかった数々の物語を、この本で知った。日本で馴染みのある著名人らの側面が、ありのままにレポートしてある。先祖、生まれ育った環境、国や国境とは何なのか。それぞれの想いは様々のようである。作家として活躍する人々の関連著書にも興味を持ったので、追っていくつか読みたい。