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紙の本
金魚姫 (角川文庫)
著者 荻原浩 (著)
勤め先はブラック企業、うつうつと暮らしていた潤。近所の夏祭りで目に留まった金魚を持ち帰ったら、部屋に妖しい美女が現れた。どうやら金魚の化身らしい彼女は、誰かを捜しているよ...
金魚姫 (角川文庫)
金魚姫
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商品説明
勤め先はブラック企業、うつうつと暮らしていた潤。近所の夏祭りで目に留まった金魚を持ち帰ったら、部屋に妖しい美女が現れた。どうやら金魚の化身らしい彼女は、誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失っていて…。【「TRC MARC」の商品解説】
恋人にふられ、やりがいのない仕事に追われていた潤は、夏祭りで気まぐれにすくった琉金にリュウと名をつけた。その夜、部屋に赤い衣をまとった謎の美女が現れ、潤に問いかける。「どこだ」。どうやら金魚の化身らしい彼女は誰かを捜しているようだが、肝心な記憶を失い途方に暮れていた。突然始まった奇妙な同居生活に、潤はだんだん幸せを感じるように。しかし彼女にはある秘密があった。
温かくて切ない、ひと夏の運命の物語。【商品解説】
著者紹介
荻原浩
- 略歴
- 1956年埼玉県生まれ。広告制作会社勤務を経て、コピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞を受賞。『砂の王国』『花のさくら通り』『ストロベリーライフ』『海馬の尻尾』『極小農園日記』など著作多数。
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電子書籍
美しい街で、切なく、スリリングで、温かい物語が繰り広げられる、荻原浩の世界。 現代の人魚姫物語。
2023/03/30 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
転職先はブラック企業。
一緒に住んでいた彼女は出て行った。
薬の力では、もはや眠れない。
欝の症状は進行していくばかり。
夢も希望のない生活。いっそ、死んでしまいたい。
日曜日の夕方。食欲もない中でかけた近所のお祭り。コンビニ代わりに夕食を探すためだけだった。
江沢潤は、吸い寄せられるように金魚すくいの屋台に足を止める。
屋台の主人も知らぬうちに紛れ込んだという琉金。
亡き祖父のことを思い出しながら、琉金を手に入れる。
主人は、水草をおまけでつけてくれた。
飼育道具をそろえ、古本屋で「金魚傳」をみつける。
自宅に戻り、金魚の面倒を見て眠りについた潤の前に現れたのは、赤い服を着た美女。
奇妙な彼女との共同生活が始まる。
すると、潤には不思議な力がついてしまう。死者の姿が見える。会話すらできてしまうのだ。
物語の最後に潤たちが訪れる、母の故郷・長崎。
美しい街で、切なく、スリリングで、温かい物語が繰り広げられる、荻原浩の世界。
現代の人魚姫物語。
紙の本
あっさりとした幕切れ
2024/01/01 07:28
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーとミステリーと恋愛小説の各要素を取り混ぜて構成したような作品である。重要なファクター(例えば全マンでの死者の幻影が見える)が後半では全く登場しないなど、ストーリー構成にやや統一性が欠ける。しかし全体を通じてのリリカルな描写はとても良い。
紙の本
過労死寸前の仏具店社員が
2020/12/23 14:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
縁日の金魚すくいで息を吹き返すオープニングが印象的です。現代に甦ったお姫さまとの、つかの間の共同生活にも心温まります。
紙の本
やっぱり面白い
2018/09/10 16:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
潤はようやく再就職先にありついたにもかかわらず、成績不振の毎日。アルコール漬けの日々であったが、祭りの焼きそばか何かを食べようと出かける。そこで金魚を釣る。紅い琉金にリュウと名付けて飼育のための本を買いに古本屋へ。そこでかなり古い本を見つける。夜、赤い服の女が現われる。金魚の化身か。何故か急に死んだ人が見えるようになり、仏壇仏具の売り上げも良くなる。リュウの記憶を取り戻せるならと、潤は協力するが、人間でいられる時間に限りがあり遅々として謎の解明に至らない。
ラストは切なく何とかしてやれないものかなぁ、と思った。百面相の荻原さん。いいですねぇ。
紙の本
恋愛小説
2021/01/15 16:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
非現実的過ぎる壮大なファンタジーだけど、人の感情の醜い部分が偽りなくかなりリアリティに描写されてて迫力あって良かった。切ない恋愛小説
電子書籍
金魚を飼いたくなる
2021/12/13 09:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公がブラック企業勤めなので、その辺のくだりは気が重くなるが、金魚姫のリュウとの交流は微笑ましく、且つせつなかった
紙の本
あんまり
2019/10/31 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
そもそもの設定がなあ。
ファンタジーのことではなく、主人公の勤めてる会社のこと。
そんな設定にする意味あったのかなと。
普通の会社員でもよかったんじゃない?
紙の本
和製フィフスエレメント?
2018/09/02 16:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤はタイトルから想像できる内容だし、
十分期待感がある。
中盤からなかなか進まないなー、
という感じになって、
後半もうページこれだけしか残ってないのに
まだこの位置?という感じになってくる。
結末を知ってからだと、
納得のペースでもあるのだけれど、
そっちの終わり方ならもう少し伏線張ってほしかった。
ちょうどこの本を読むのと前後して、
「フィフスエレメント的妄想して男ってばかよねー」的なツイートを見て、
「男がばかだからエンターテインメントはおもしろいんじゃないか」と
反発したりしながらこれを読んだのだけれど、
リュウとの関係性をここまで発展させておいて、
その後のストーリーとの関連が見られないと、
ちょっとこの路線も考え物だなあ、と思ったりした。