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営繕かるかや怪異譚(角川文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 44件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2018/06/15
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/279p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-106047-6
文庫

紙の本

営繕かるかや怪異譚 (角川文庫)

著者 小野不由美 (著)

雨の日に鈴の音が鳴れば、それは怪異の始まり。袋小路に佇む喪服姿の女を、決して家の中に入れてはいけない。「雨の鈴」など、住居にまつわる怪異を営繕屋・尾端が鮮やかに修繕する全...

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営繕かるかや怪異譚 (角川文庫)

648(税込)

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商品説明

雨の日に鈴の音が鳴れば、それは怪異の始まり。袋小路に佇む喪服姿の女を、決して家の中に入れてはいけない。「雨の鈴」など、住居にまつわる怪異を営繕屋・尾端が鮮やかに修繕する全6篇を収録。宮部みゆきの解説付き。【「TRC MARC」の商品解説】

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても、開いている。
(「奥庭より」)
古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)
ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いないひと?(「雨の鈴」)
田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。
(「異形のひと」)
ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。
宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンタ-テインメント。【商品解説】

収録作品一覧

奥庭より 5−46
屋根裏に 47−83
雨の鈴 85−129

著者紹介

小野不由美

略歴
大分県生まれ。1988年作家デビュー。「悪霊」シリーズで人気を得る。91年『魔性の子』に続き、92年『月の影 影の海』を発表、「十二国記」シリーズとなる。十二国記と並行して執筆した『東亰異聞』『屍鬼』『黒祠の島』は、それぞれ伝奇、ホラー、ミステリとして高い評価を受けている。「悪霊」シリーズを大幅リライトし「ゴーストハント」として2010年~11年刊行。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞。現在も怪談専門誌『幽』で「営繕かるかや怪異譚」を連載中。近刊に『営繕かるかや怪異譚』、文庫版『鬼談百景』。

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みんなのレビュー44件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (8件)
  • 星 4 (24件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

不思議な余韻が残る、不快感のない純粋なホラー

2018/10/13 20:27

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

恥ずかしながら、この本を読むまで「営繕」という言葉を知りませんでした…。また「かるかや」という聞き慣れない言葉にもピンと来ず…もしも背表紙で書名を見ただけだったら、手に取らなかったかもしれません。
今回、手に取ろうと思ったのは、表紙の絵に惹かれたからでした。
「和」という世界を押し出した雰囲気に、田舎の祖母の家を思い出し、あらすじも読まずに思わず買ったのですが…購入後に著者を見ると、小野不由美さん!
初めて読んだホラー小説の作家が小野不由美さんだったので、期待してページを開きました。
やっぱり面白い! ホラーだけど、「どうなるんだ?」「このままだと危ないんじゃないか?」と思わせ、グイグイと惹き込ませる恐怖感を読み手に与えながらも、不快感がなくてドタバタしていない。
読後感も良く、ホラーを読んだはずなのに、やさしい童話を読み終えたような暖かさも感じさせてくれます。
この本の主役ともいえる営繕屋さんが、自分のことをほぼ打ち明けずに謎のままで終わるのですが、家に起きた怪異の謎は紐解かれるのに、そこの部分が伏せられたままというところが奥行きを持たせる感じでとてもいいと思いました。
サイコホラーやパニックホラー、怨霊との激しい命のやりとり、残酷さやどす黒さを求める人には物足りないかもしれませんが、「怖い話は好きだけど、残酷なものは読みたくない」という人や、日本古来の不思議な余韻を残すホラーが好みという人には十分にオススメできる1冊です。

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紙の本

怪異との共存

2018/08/19 01:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る

「営繕の人が怪異を解決する話」のようなあらすじ書きを見ていたため、キャラクター小説に近いものかと思っていました。が、そういう感じではなかったです。
メインは、日常の中で怪異に遭遇してしまい、逃げることもできず、自分ではどうしようもなくなってしまっている人々のお話。最後の最後に、営繕の人が現れて、「倒す」とか「お祓いする」とかではなく、少し工夫して”解決”していくというものでした。
きっと、昔はこういう風にして人は怪異と共存していたのでしょうが、忘れてしまっていました。
短編で読みやすく、怪異の話自体はかなり怖かったですが、心温まる終わり方の話も多く、好きでした。

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紙の本

古い家屋と怪異譚

2018/07/22 16:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

古い家屋にまつわる怪異譚。
 気がつくと襖が少し開いている話、屋根裏に誰かいる話、黒い和服の女が訪ねてくると不幸が起きる話、自分だけに見える痩せた爺さんの話、古井戸から現れる異形の者、ガレージにいる子供の話の6篇。最後は改修工事で解決するパターンですが、期待どおり、否、期待以上に面白い作品群でした。とにかく日本の古い家屋と怪異譚はよく似合うことを、あらためて認識しました。解説で宮部みゆきさんが絶賛しているのも、決してお世辞ではないということが、読めば分かります。じわっとくる怪談が好きな方にはお勧めです。

 ところで、私の亡父はお化けに全く興味のない人でした。ところが母の死後、妙なことが実家に起きたようです。父が就寝中の深夜、台所からペタペタと足音が近づき、寝室と台所を仕切っている襖の手前でピタッと止まる。襖の向こうに人の気配がするので、意を決して襖を開けても誰もいないということが頻繁に起きるとの話でした。私が帰省した時には、同じ現象は起きないので父は残念がっていました。もしかしたら心理学的に説明できることかもしれません。しかし私は、亡母が来ていたと考えた方が夢があると思ったのでした。

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紙の本

怖いような、怖くないような不思議な世界。

2018/11/08 01:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

始めて小野さんの本を読みましたが、
満足度が高いものでした。
こういう現象ってあるかもなぁと思えるものが多く、
怪談話なのですがどこか悲しく切ないものでした。
不思議と恐怖感のようなものは湧きませんでした。

このシリーズで第二弾が出たら、
また読んでみたくなるかも。

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紙の本

営繕

2018/08/02 21:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る

怪異との関係を繕う。そんな対峙の仕方あることを、我々現代人は忘れてしまっている。

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紙の本

日常に侵入してくる何か

2018/06/28 19:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

じめじめと湿った怖さのある作品。ごく普通に生活していて、突然侵入してくる怪異を書いている。怪異に対して対処法ってそんなにないんですね...。

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紙の本

どれも自分で体験するのはごめんこうむりたい現象

2018/12/05 08:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品に触れるまで「営繕」という言葉を知りませんでしたが、「営繕」とは、「建築物の営造と修繕」のことをいい、具体的には、建築物の新築、増築、修繕及び模様替などを指します。字面からなんとなく縁起の良さそうな感じがするのは私だけでしょうか。

というわけで、『営繕かるかや怪異譚』は家にまつわる怪異譚の集成で、営繕かるかやの尾端(おばな)という大工が家の「障り」のようなものを修繕して、住み続けられるようにするエピソードが6編収録されています。

小野不由美の怪奇物はマンガ化された「ゴーストハント」を除けばどちらかというと地味にじわじわ怖くなる感じの物が多いと思いますが、これもその一つで、一編ごとにちゃんと営繕屋が解決策を示すまで読み切らないと不気味さが残って夜中どれもにトイレに行くのがなんとなく嫌になります。

奥座敷の襖が何度閉めても開いている(「奥庭から」)、「屋根裏に誰かいる」と不安を覚える母親(「屋根裏に」)、雨の日に鈴の音と共にたたずむ黒い和服の女が徐々に袋小路にある自分の家に近づいてくる?(「雨の鈴」)、おやつやお供えがあさられ、押し入れを開けてみたら痩せた老人がうずくまっていて、目が合ってしまうが他の家族には誰にも見えない(「異形のひと」)、祖母の家を受け継いで「使えない井戸」を庭のうち水や植木に使ったら枯れ込んでしまい、何やら異臭を放ち水跡を残す「何か」が徘徊するようになった?(「潮満ちの井戸」)、4歳の娘を連れて出戻ったら親に厄介払いされ、格安で貸してもらった親戚の古い家では車の調子がしょっちゅうおかしくなり、暗いガレージで男の子が現れるようになった?(「織の外」)。

どれも自分で体験するのはごめんこうむりたい現象ですね。

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紙の本

怪異

2018/10/09 16:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

古い家にまつわる怪異です。小野さんの独特の世界観が、このお話に合っていたと思います。何回も読みたくなる。

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2018/10/14 21:26

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2018/06/30 21:53

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2018/06/28 21:27

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2018/07/17 22:26

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2018/08/08 21:57

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2018/07/31 11:23

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