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商品説明
菜の花の黄のひとかかえ闇に抱いて何の頼りになるのでしょうか 見送って帰る道すじこのように穏しき時のあるということ したたかな夜雨になれば首都高に白炎の層たちまちに張る 第3歌集。【「TRC MARC」の商品解説】
ひかる街のけしきに闇の総量が差し込んでいる 空に月球
しっとりと感情帯びて内がわへ腐りはじめる黄薔薇も家具も
濃霧ひとりオリジン弁当に入りきてなすの辛みそ炒め弁当と言う
生きのびて来た知恵と云い各々のたこ焼きの中とろとろの熱
地下道のコンクリートに罅深く或る情念のごとくに栄ゆ
【商品解説】
著者紹介
嵯峨 直樹
- 略歴
- 1971年、岩手県生まれ。「未来」所属、岡井隆に師事。2004年、短歌研究新人賞受賞。2008年、第1歌集『神の翼』上梓、20014年『半地下』(角川書店)(寺山修司賞最終候補)気鋭の歌人として注目を集めている。
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