紙の本
いつも通りの疫病神ぶり
2018/07/27 13:28
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投稿者:ブレーブス坊や - この投稿者のレビュー一覧を見る
待望の新作です。
相変わらずの面白さで、一気読みでした。
今回は、中川刑事の存在感が増しています。
ネタとしては、黒川さんの別の作品で使われている内容、振り込め詐欺等、も交えているので、
目新しさ、というのは無いのですが、セリフ回し等とにかく面白い。
最初の1行で疫病神シリーズの世界に引きずり込まれる筆力には圧倒されます。
今すぐにでも次作が読みたい!と思う本です。
紙の本
やばいやばい
2020/10/29 16:19
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでも何度も危ない目にあってきてる二宮と桑原だけど、
今回は拉致されたり、拳銃で撃たれて心肺停止になったりって。
まだまだ二人のやり取りが読みたい!
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内容紹介
「待たんかい。わしが躾をするのは、極道 と半グレと、性根の腐った堅気だけやぞ」
疫病神シリーズの名コンビ、桑原と二宮が帰ってきた! 今度の標的は警察官OBが作る自称・親睦団体の「警慈会」。老人ホームにオレオレ詐欺……。老人を食い物にする腐り切った警察OBに二人は挑むが、二宮は拉致、桑原は銃撃を受け心肺停止になってしまう。
「おまえ、おれを脅しとんのか」「脅し? わしは値踏みをしてるだけや。おまえがどれほどのワルか、をな」「社会のダニが一人前のことをいうやないか。ダニはダニらしいに、女のヒモになるか、シャブの売人でもして食うたらどうや」「わしはダニかい」「ダニはいいすぎた。クズや、おまえは」警察OBのドンを相手に一歩も引かない桑原と二宮を待つ運命は? ドンデン返しに次ぐドンデン返しのスピード感がたまらない、疫病神シリーズ間違いなしの最高傑作。
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安定の面白さ。
このふたりだんだん仲良くなっていくな。
そう言ったらふたりとも全力で否定するだろうし嫌がるんだろうけど。
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疫病神シリーズなんだ、と今知った。
桑原と二宮が出てくるシリーズ。こんな人と付き合ってたら碌なことがないでぇ〜と思うのについついってパターンか?
ということは、傍からどう見えていてもいいコンビということなんだろな。
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面白かった。図書館で見つけて、amazonレビュー見たら、疫病神シリーズって前にBSで見た北村一輝と濱田岳のやつ!?と思って借りてみた。破門と螻蛄(けら)の実写版を見た後なので、ドラマ仕立てで読むことができた(脳内再生余裕です、ってやつです)
読了して最後のページみたら、この黒川博行って作家さん、京芸の彫刻出てるんや!意外(^^;; そして後妻業の人なの!?超売れっ子やん〜〜面白かったです!
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作者の代表作、疫病神シリーズ。イケイケ極道の桑原と気の弱いカタギの二宮が一攫千金を狙う。ことの発端は警察OBたちによる診療報酬詐欺事件。
この事件にカネの匂いを嗅ぎつけた桑原は二宮にメシを食わせ、報奨金を約束し、最後には脅しつけて仲間に引きずり込む。二人が事件の核心に迫るにつれ、暴力団組織、介護施設、オレオレ詐欺と次から次へと反社的ビジネスが広がり、ついには殺人事件まで。タイトル通り「ぬかるみ」にハマった二人だが、それでもカネへの執着心は忘れない。
と、いつもどおりのストーリー展開。そして、悪徳警察官の中川、二蝶会組長の嶋田、舎弟のセツオ、オカメインコといつものキャラクターで賑わう。
桑原の金融知識、二宮の口八丁はシリーズを経るごとに磨きがかかる。
どつきどつかれの桑原・二宮コンビだが、最後に意外な友情のような片鱗を見せる。いいエンディングだ。しかし、彼らの儲けはその労働の割に合うのか?
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オレオレ詐欺をシノギにする警察官OBグループをターゲットにする桑原とそれに引きずられる二宮。桑原は破門から二蝶会への復帰が叶ったのもつかの間、またも絶体絶命のピンチに。怖いもの知らずのイケイケヤクザが疾走する人気シリーズ第7弾。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou3619.html
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例によって桑原に連れ回されながらも,お金の計算をし請求し続ける二宮のコンビ.この二人に加えてなかなか味のある強面刑事中川の登場場面も多く,最近は3人組かとも思えるような展開.桑原はヤクザながらオレオレ詐欺なんかとは一線を画していいるのがいい.しかしいつもながら美味しそうなものを食べている.
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イケイケヤクザの桑原と建築コンサルタントと自称する二宮のご存知疫病神コンビ.今回は警察官OBが作る自称・親睦団体の「警慈会」が相手.二宮は拉致されてボコボコに,桑原も打たれて心肺停止に.さあどうなるか?関西弁のひょうきんな会話を聞くだけでも読む価値あり.
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疫病神シリーズ、7作目。
今作では、表紙カバーの袖にある「心肺停止・・・あの桑原が死んだのか?」の文字にまず目を奪われる。どんなピンチの状況に陥るのかと思って、いざページを捲ってみたら、相手はヤクザだろうが警察OBだろうが、関係なく喧嘩を仕掛ける桑原がいて、実際その場面に出くわすまで何度背後から撃たれることかと呆れそうになるほど、桑原のイケイケが磨きがかっていました(苦笑) それに付き合わされる二宮が気の毒であるはずなんだけれど、二宮の金に対する強欲さも突き抜けていて、まぁ、自業自得ですね(笑) 長々と腐れ縁が続く二人だけれど、凶弾に倒れた桑原を目の前にして、何だかんだ言いながら、凶悪疫病神の桑原のことが好きだと自覚しちゃった二宮が愛おしいです。
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久々の厄病神シリーズで今回は、二蝶会に戻ったイケイケヤクザの桑原と建設コンサルの二宮コンビが、老人ホームを乗っ取り、医療費不正受給、オレオレ詐欺で多額の資金を得る警察OBによる親睦団体の警慈会と二蝶会と同じ枝葉の白桃会を相手にシノギをする愉快/爽快な話。桑原と二宮の毎度テンポの良い会話、言葉にしない胸の内が笑えてその道の事情を垣間見える黒川さんの真骨頂のシリーズ。国境から読続けてやっぱこのシリーズが一番面白い!!
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出てくる人間が揃いも揃ってクズばかり。クズとクズが絡み合うクズフェスティバルのような世界。あと、なぜか食事のシーンが多くヤクザ者の食生活がよくわかる。オール外食、毎日(一般人から見れば)ご馳走三昧。もう一つ言えば、黒川作品の中でもバイオレンス度高し。しかし、帯の「凶弾に倒れる」とか折り返しの本文引用とか、ネタバレに近い装飾はやめてくれよと思う。
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登場人物たちは、ヤクザや半グレやヤクザ紛いの警察官などしょうもない人達だし、金に汚い人達ばかりで何で読んでいるのか自分でも疑問に思ってしまうが、桑原と二宮の憎まれ口の言い合いが上手くて読んでしまう。
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疫病神シリーズ7弾かな?イケイケとヘタレのコントラストが映える桑原&二宮のコンビが金のにおいを嗅ぎつけ走り回る。今回のターゲットは腐った警察OB&暴力団のしのぎ(オレオレ詐欺)だが、不死身の桑原がまさかの凶弾に倒れ心肺停止状態に…。さすがにマンネリで飽きてきた…。