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gleeでカート役を演じていたクリス・コルファー著のファンタジー児童文学。存在は知っていて気になっていたのです。本屋で翻訳版を発見してとても興奮しました。
暫くは勿体無くて読めない日々が続きましたが、第2巻が早くも刊行されたので、漸く決意を固め読み始めることに。
第一印象としては、ちょっと、翻訳が読み辛いかも。
例えば地の文ならば、“〜してた”ではなく、“〜していた”と訳して欲しい。そう言う細かな部分や、日本語の文章表現、誤字などがちょこちょこ気になる。
第4章97頁の“昨日まで何年もずっとこの本を持ってたろ?”と言うのは誤訳でしょうか??誕生日に本を贈られてから一週間経ってるんですよね??小さなことですが、結構モヤモヤします。
日記の著者が一度願いを叶えているとしたら、何故アイテムがまだ存在するのだろう? と思いましたが、ちゃんと理屈が通っていて良かったです。嫌な性分ですが、気になりますよね。コナーと一緒。
父親の出生について、私なら泣く程のショックを受けるだろうか。寧ろ特別な存在と言うことを誇りに思うかも知れない。元々は作りものだけれども。それに幼い頃に聞かされた方がショックは小さい気もする。サンタクロースと同じで。
それと、短剣の正体は寧ろ一番わかりやすいと思ったので、意外でした。
色々な場面で御都合主義ではあるのだけれど、児童文学だし、さらに言えばおとぎ話の世界なわけで。寧ろその方がそれらしい気がします。子どもへの読み聞かせには良いでしょうね。
前回、なかなか読み進めることができなかったのもあり、本作の読みやすさは相当だと感じました。そりゃあ、児童文学だからと言うのもありますけれど。読んでいて疲れない。ところどころ、翻訳が気になる部分はありましたけれども。
海外ドラマの『ワンスアポンアタイム』では、白雪姫に登場する悪い女王が一番好きなキャラクターなので、こちらでもちょっと贔屓目に見てしまったり。
そして、赤ずきんとゴルディロックスの関係が何となく好きです(笑)漫画的と言いますか。うる星やつらのランちゃんと弁天様、ラムちゃんみたいなおかしさがありますよね。騎士口調な凛々しさがまたそのおかしさを膨らませているのかも。
フロッギーもまた魅力的なキャラクターですね。物語の緩衝材と言いますか。
本作のお気に入りポイントとして、主人公たちが自分たちの冒険をほかの家族に秘密にする必要がない、と言う点もあげられます。大抵の自動ファンタジーは一番の味方である家族にあれこれ秘密を持たなくてはなりませんからね。理解されない描写などは胸が痛くなるものです。
全体的に、映像がはっきりと浮かんでくる一冊でした。発刊ペースが早いので、焦れったい思いをせずに済みそうです。映画化も実現すると良いですね。
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双子が主人公というので手にとってみました。
ハリーポッターよりも気楽に楽しめるファンタジー。
アレックスは勉強ができて、最初はハーマイオニーを思い出してしまう(この手の物語には勉強のできる子も必要なのかしら)。それはさておき、アレックスの「ここではないどこか別の世界」に憧れる気持ちは私も子どもの頃憧れていたので共感。
コナーはもうほんと、常識にとらわれなくて、私は大好き。誇りに思うような男の子。
コナーとアレックスの双子ならではの間柄にも個人的にグッときました。
そして子を持つ私にとっては、11歳で父を亡くすという耐えがたい事実に胸が痛み、かつ11才って大人になりつつある気がするけれどこれほどまで悲しむんだということにも驚き、胸が痛みました。
双子の父親やおばあちゃんのように子どもたちに接することができたらなんと素晴らしいことか。
これまで考えもしなかったおとぎ話の背景が描かれていて面白く感じたり、時々クスッと笑えます。少し簡単に解決しちゃう面もあるので、奥行きの深さから星4つにしましたが、第6巻まであるので楽しみです。
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本の世界に閉じ込めらた双子が、願いが叶う魔法を発動させるためのアイテムを集めるため奮闘する。
有名な物語の主人公シンデレラや白雪姫はもちろん、三びきのくまに出てくる少女まであらゆる物語の人物が集結しているので、昔話好きの人は楽しいと思う。ただ赤ずきんが我が儘で嫌な感じ描かれているので、好きな人は嫌かもしれない。
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文句なしで☆5評価♪
ファンタジー大好きにはたまらないストーリーです^^
何よりシンデレラやら白雪姫やら、誰もが幼い頃から親しんだ主人公が出てくるので読みやすいです♪
めでたしめでたし、のその後なんて考えたことなかったしそれぞれのキャラクターの個性も読んでて楽しかったです♪
このお話と似ていてもっと人間模様を描いた作品がワンス・アポン・ア・タイムかな♪(こちらも大好きなドラマ^^)
続けて2巻も図書館にて予約済み。
だけど、、 揃えて持っておきたい衝動が・・(笑)
楽しみな作品に出会えました♪
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子供から大人まで楽しめるファンタジー!
文章も堅苦しくなく、サクッと読めて面白かった。
2章を読むのがすごく楽しみ。
アレックスの口調や性格がハーマイオニーみたい(笑)
おとぎ話が好きな人なら絶対楽しめると思います(*´꒳`*)
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gleeのカートがこんな素晴らしい作家になるとは、ますますクリスのファンになってしまう。
彼のインタビューにアレックスとコナーはどちらも自分自身だと言っていたけれど、それもなんとなくわかる気がする。
かつておとぎ話に夢中になったわたしたちは、いつしか彼女たちを忘れてしまったけれど、彼女たちにだってその後の人生がある。
クリスはそれをこんな素敵な形で物語にしてくれたんだなー。
ものすごく可愛くてハッピーで、世界中の子どもたちに読んでほしいと思える作品。
自分用に全巻揃えるのはもちろんのこと、友人の娘用にも揃えてあげたいなぁ。
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シンデレラ、白雪姫、眠れる森の美女、物語に出てくるプリンセスは、みんなこころやさしくて、すてきだとおもった。赤ずきんは、少しうぬぼれていてかわいいけどイライラさせられるキャラクターだった。2~4巻まであるから、全部読み切りたい。
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「めでたしめでたし」のその後は。
物語の大好きなアレックス、授業はつい居眠りしてしまうコナーは双子のきょうだい。お父さんを亡くし、お母さんは忙しく、寂しい思いをしていたが、12歳の誕生日におばあちゃんからもらった『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ』の本の中に吸い込まれて――。自分たちの世界に帰るため、おとぎ話の登場人物たちと、時に戦い、時に助けられ、二人は冒険の旅に出る。向こうの世界に隠された秘密。皆が知っている童話の主人公たちのそれから。二人が最後に得たものは。
映画化がすでに決定しているらしいけど、確かにファンタジー映画になっていそうな話。ディズニーの実写版のイメージかな。わくわくする物語で、ややご都合主義な気もするけれど、楽しく読めた。映像が次々と思い浮かぶ一方、ノベライズみたいに思えてしまうことも。
童話の「悪役」に物語を与えるのは、マレフィセントなどでもおこなわれている。こういう解釈は現代の流れか。最初の教室のシーンで、子ども用に改変された童話しかしらないことに対する批判の物語かと思ったが、あまりそこはくどく感じなかった。むしろキャラクターを下敷きに、二次創作をおこなっている感じかも。著者はきっと童話が好きで、それを皆にも伝えたい、という思いから書いたのかな、と思わせるような話だった。一応完結しているが、続きもあるそうで、読んでみようかな。
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gleeキャストのクリスが書いたと聞いてずーーっと読みたくてついに読めました!
まず表紙からどタイプ!かなり可愛い!
みんな知っているプリンセスシリーズの裏側などがワクワクしました!それに負けないぐらいの冒険感!
ファンタジー好きにはたまらない一冊です!!!
映画化絶対見たい!!!!!
ハリーポッターぐらいちゃんとすごい感じになってくれたら最高!
家の本棚に早く並べたいです!
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まあまあ面白かったかな。チャーミング王子が何人もいすぎて、国の名前も色々すぎて途中でなんだかよくわからなくなったりしたけど。しかし、ゴルディロックスって海外ではメジャーなんだね。三匹のクマの話はなんとなく知ってるけど、名前は知らないよな(-_-;)。
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著者が俳優として活躍している面しか知らなかったので、興味を持ち読んでみた。
久しく本を読んでいなかった為に児童書とはいえその分厚さになかなか手が出ずにいなかったが、ある日眠れない夜に読んでみた。すると眠くなるどころがより一層目が覚めてしまい、あっという間に読んでしまった。よく知っている童話が出てくるが自分が知ってる話とは少し違うので大人も子供も楽しめるものになってると思う。
分厚さに躊躇せず読んでみて欲しい。
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おとぎ話の本の中に入り込んでしまった双子の冒険。あらすじの印象ではすいすい読めそうだったけど、現実世界パートが意外と長くて、テンポに乗れず時間がかかった。おとぎ話はめでたしめでたしの後も続いていて、お姫様たちも悩みや苦労があるのをもう少し広げてほしかった。今後のシリーズでそうなるのか?
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(毎月一回の予定です)
お待ちかね!
ガーナのブックレビューです。
毎回、ええっ?
それっ?
という本が紹介されるのが楽しいです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ガーナのおすすめ本商会(11)
今回紹介する本は「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ」です。
著者は、クリス・コルファーさん。訳は、田内志文さんです。
この本を紹介しようと思ったのは昨年のことになります。昨年、お父さんのおすすめで読み、最初もらった時は表紙の絵を見て、読みにくそうな雰囲気だなあと思ったのですが、読みはじめてみると面白く、ページをめくる手が止まらないくらいでした。
すぐに紹介しようと思ったのですが、調べるとこの物語は全6巻あり、その時はまだ6巻目が翻訳されていなかったので、せっかくなら翻訳されて全巻読み終わってからにしようと思い、ずっとあたためていました。
ようやく最近、全6巻、読み終えたので、よし!このタイミングだと、自信を持って今回ご紹介します。
できれば全6巻のおすすめ部分をすべて入れて盛りだくさんにすれば、このレビューを読んでくれている皆さんにもおすすめ度の高さが伝わるかなあと思ったのですが……そうすると説明することが多すぎて、頭がこんがらがってしまうほどたくさんな内容になってしまうため、今回は1巻分くらいの内容だけをご紹介したいと思います。
まずは1巻目を読んで面白かったら、ぜひ全6巻、読んでもらえたらうれしいなあと思います。
この本は、双子のアレックスとコナーが12歳の誕生日に、おばあちゃんからもらった絵本「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ」の中に吸い込まれてしまうというお話です。そこには、皆さんも知っている有名なおとぎ話の登場人物が何人も出てきます。よくおとぎ話のラストに出てくる“いつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし”の、その後の世界をテーマにしているのがこの本で、自分が今まで思っていたおとぎ話に出てくる人々の違う面を見ることができるわけです。
1巻目では主人公の双子が、元の世界に戻るために「願いを叶える呪文」を探す冒険に出る、という話になります。
ちなみにこの本は、ハリーポッターのようにとても分厚くボリュームもあるので読みきれるかなぁと心配だったのですが、読んでいくうちにどんどん引きこまれ、すぐに読み終わってしまいました。
私がこの本で特に好きなところがいくつかあります。
まずは最初の場面、その本をおばあちゃんからもらう時です。大事な場面ですがおばあちゃんの人柄や言葉がとても謎めいていて、双子を本の中の世界にわざと導いているな……と思わせてくれるあたりです。とても引き込まれました。
あとは、この本の最大の魅力、めでたしめでたしの後の童話の主人公たちに会えるというところです。自分が思っていたシンデレラや、白雪姫、赤ずきん、人魚姫など、思い描いたものとは少し違う(かなり違う)登場人物たちもいます。その登場人物たちの素顔を知��ことができるようで、とても良かったです。
これは、おすすめしたい楽しみ方なのですが、読み終わった後に、それぞれのもとの民話を読むと、まるで自分の親戚がその話に出てきているような感じがして、最初に読んだときの印象とは違うあたりが面白いのでぜひ試してみてください。
私が好きな登場人物は、1巻から6巻まで全部に出てくる、わがままで、プライドの高い、あかずきん王国の女王「あかずきん」です。
特に2巻の中でのエピソードはお気に入りです。あかずきんが大事にしているバスケットや、ドレスをひょんなことから、気球を作る材料に使われてしまう場面です。あかずきんが一人芝居のように、パニックになってつっこみやボケを繰り返すあたりは、声を出して笑ってしまうほどでした。
読む人によって、きっとお気に入りの民話の主人公が見つかると思います。
これとは関係ない話なのですが、最近朝日小学生新聞が、リニューアルし、以前まで掲載されていた、柏葉幸子さんの連載「魔女の産屋」が終わってしまいました。とても面白くて大好きだったのでショックです。新しい連載はどうも私には合わないようで最近は読んでいません。リニューアルと同時に、新聞自体の対象年齢が、小学校低学年くらいになった気がして、中学生新聞に変えようか迷っています。ただ連載マンガの「戦国野菜」というのが、なかなかシュールでつい読んじゃいます。いろいろな野菜が武将という設定で、くだらない心理戦が笑えます。
本や新聞があるとついつい読んでしまいます。理由は文字が並んでいると気になってしまうからです。文字を追っているうちに気持ちが落ち着いてきます。新聞でも最近は新型コロナウィルスの話ばかりですが、日本全国の小学生たちや世界の子どもたちのいまを知ることができて「みんな大変だなあ」と思ったりします。とはいえ正直、本気で怖さを感じるほどではないのですが…。
たぶん目に見えないからピンとこないのかもしれないです。
休校もゴールデンウィークまでいまのところ続くようです。家での生活は思っていた以上にへんな心の疲れがあるんだなあと感じています。ぴえんです。
休校なのにやることがたくさんありすぎて一人学校をやりつつ、宿題もあるのでこの連載もすごく遅れてしまったガーナでした。
2020/04/23
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図書館を巡っていて児童書のコーナーで目について。
いろんな他の話がちらついて、似てるなあと思っちゃったりはしたけど、でもここのところ焦ったりイライラしたり焦燥感だったりで落ち着かなかった脳内を休ませてくれるだけの先が気になるストーリーだった。
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長いし,目まぐるしいし~本屋を経営していた父が死んで生活が苦しくなった12歳の双子の母親の許には時々お祖母ちゃんが来てくれるが,経済的援助はないらしい。誕生日の時に持ってきたザランドオブストーリーズから不思議な光が溢れているのを見た妹のアレックスは,物語の世界に行きたいと思っているのを兄のコナーも知っていた。一人で行かせるのは危険だと思ったコナーが先に本の世界に落ち,後から来たアレックス共々,世話をしてくれたのは,カエル男だった。元の世界に戻れるように,願いを叶える呪文に必要なアイテムを求め,旅をするが,白雪姫の悪の魔女も狩人の娘を使ってアイテムを探していた…~読むのは結構大変でした・ちょっと読み飛ばすと,訳わかんなくなる。たとえば,双子が持ち歩いた金貨は誰から貰ったものだった?…とかね。アメリカの看護師の給料って安いのかなぁ?