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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2018/06/08
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:20cm/317p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-386510-4

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紙の本

がいなもん 松浦武四郎一代

著者 河治和香 (著)

蝦夷地を6回にわたって踏破し、多数のアイヌの地名を記録。吉田松陰らの蝦夷地アドバイザーを務め、古稀記念に富士登山! 傑物にして奇人、“北海道の名付け親”松浦武四郎の生涯を...

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商品説明

蝦夷地を6回にわたって踏破し、多数のアイヌの地名を記録。吉田松陰らの蝦夷地アドバイザーを務め、古稀記念に富士登山! 傑物にして奇人、“北海道の名付け親”松浦武四郎の生涯を描く。『きらら』連載を加筆し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

“北海道の名付け親”を描いた決定版小説!

明治16年。齢60を過ぎても矍鑠としている松浦武四郎は、絵師の河鍋暁斎の家にやって来ては、暁際の娘の豊に昔語りを始めるのだった――。
武四郎は、文化15年に伊勢国、今の三重県松阪に生まれた。早くから外の世界に興味を持ち、16歳で家出する。その後は、蝦夷地をはじめ日本全国を歩いた冒険家として、また“北海道の名付け親”として知られる。
蝦夷地は6回も訪れ、アイヌと親しく交わり、9800(!)ものアイヌの地名を記した地図を作り、和人による搾取の実態を暴いて公にしたため、命を狙われた。そして、〈北海道〉は最初の提案では、〈北加伊道〉だったという。そこにはアイヌの人々に対して籠められた武四郎の思いがあった。蝦夷地通として、吉田松陰や坂本龍馬にも相談に乗っていた。
ただ、武四郎の凄さはこれだけではない。
古銭をはじめとして一流の蒐集家であり、古希の記念に富士登山をしたり、葬儀の一部始終を記した遺言状を作ったり、一畳敷の茶室を自分の棺にしようとしたり、〈終活〉にも達人ぶりを見せていた。
武四郎老人が自らの生涯を振り返るという形式で、「傑物にして奇人」であった全貌に迫る伝記小説。


【編集担当からのおすすめ情報】
今年(2018年)、生誕200周年事業が三重県松阪市で行われ、北海道150年記念事業のなかでも、キーパーソンとして北海道のホームページでも詳しく紹介されています。涙と笑いのエピソードが盛り込まれ、しんみりと心に響く長編小説です。【商品解説】

著者紹介

河治和香

略歴
〈河治和香〉東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。「秋の金魚」で第2回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。他の著書に「国芳一門浮世絵草紙」シリーズ、「鍼師おしゃあ」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

奇人が山ほど出てきて

2018/09/13 10:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみひこ: - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白い本です。

めちゃくちゃ面白い本です。


でも、殆どの人は、この人を知らない。

私も全然知らないのだけれど、 ある日、アイヌの伝説について調べている人から、
その名前を聞いたことがある。
膨大な資料があるのだがうまく手に入れられず大変という話だった。

江戸時代に、北海道を探検しカラフトまで行った人とされているが、
とにかくあまりに彼の持つ世界が広すぎて、
簡単にどういう人だとは言えない人なのだ。

武四郎の生涯について考えると。
実はあまりに面白すぎて今まで本にならなかったのではないかと思えるところがある。

それをわからせてくれたのが、この本だ。

語り手は、河鍋暁斎の娘お豊。

いきなり暁斎のお気に入りの弟子コンドルも出てくる。

この三人だけでものすごいドラマになってしまうくらいなのだが、
暁斎の上をいく奇人だというところが、
凄いぞ武四郎という感じで話は進んでいく。

武四郎は、伊勢の出身だ。

この伊勢の出身という事が、江戸から明治にかけてとても重要だったことがわかる。
江戸時代に、何の規制も受けずに旅ができる唯一の方法は、
この伊勢への「おかげ参り」をすることだったのだ。
そんな人々がある時、山のように押しかけてくる町。
そこから来たというだけで、一度も旅をしたことのない人々には、
驚きや憧れを抱かれて、親切にされたのだという。

さらに、武四郎は生まれながらの旅人だった。
あるき周るのをやめられず、速歩術を習い、
江戸に行き、そこから全国を歩きまわり、
そして、気が付いたら北海道は樺太まで行ってしまった人なのだ。

最初は変わったものの蒐集家として現れるこの武四郎。
各章ごとに、自分の人生のエピソードを語る形になっているが、
その導入部の明治の初めの町の風景や好事家の人々、
河鍋暁斎の家や交流の様子なども面白い。

武四郎はやはり文化人類学的に貴重なものを収集していて、
特にアイヌについて調査し蒐集したものは大変重要なものだったらしい。

そして、松前藩に苦しめられるアイヌの味方になろうとし、
松前藩から憎まれ、様々な妨害に会い、最初の妻を暗殺されたという。


とにかく江戸時代の話では、お庭番や新鮮組についても語られるし、
幕末から明治には、西郷隆盛から始まって、坂本竜馬も吉田松陰も現れるし、
なんと最後の締めくくりは永井荷風という、
登場人物の豊富さだけでも目が回るような人生なのだ。


最後に武四郎が用意した自分のお棺だという一畳の書斎が、
ICUにある泰山荘の茶室だと知って私はとてもうれしかった。

この金持ちが数奇の限りを尽くして作ったように思えた茶室が、
実はお棺だったということを知ったからだ。
さすが、奇人のすることはスケールが違うと思うこの話、
是非、最後まで読んで楽しんでください。

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紙の本

ほんに がいなもん

2018/08/17 11:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る

北海道100年とかで、様々な催しなどあるが、この人物を特集した展覧会はないものか?
不世出な人材は、アイヌの気持ちが理解できていたのだ。
ソンのような境遇はあり得るが、幸せになれたのはどれだけいたか?
日本人の侵略はここから始まったのかもしれない。

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2018/10/01 18:43

投稿元:ブクログ

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2018/08/23 20:39

投稿元:ブクログ

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2018/08/07 18:06

投稿元:ブクログ

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