紙の本
いまさら人に聞けない経済と政治の基礎が丁寧に解説されています!
2018/06/28 12:04
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、経済と政治に関係する今や常識とも言える事項が丁寧に解説された書です。例えば、「円高」や「仮想通貨」、「憲法改正」や「政治資金」など、いまさら他人に「これって、どういうこと?」などとは恥ずかしくて聞けないような、それでいて難しい項目が、非常に整理されて、分かり易く説明されています。表題にもありますが、社会人の常識として、新米社会人の方々にはぜひ、読んでいただきたい一冊です。
紙の本
イラスト付きで分かりやすい
2018/08/31 21:09
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投稿者:凄まじき戦士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済の仕組みや政治についてイラスト付きで解説されているので、長い文章を読むのが苦手な人でも楽しんで読めて良いと思います。
非常に基礎的なことからわかりやすく解説しているので、買って損はないと思います。
政治経済を知りたいなら初学者にはこれをお薦めしたいです。
紙の本
社会人として知らないと恥ずかしくなる本
2020/01/15 15:49
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投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、本のタイトルにあるように『ざっと学べる』本です。
深く知りたいという人のための本ではありません。
どちらかというと、『初心者向け入門書』です。
ただし、入門書としては非常に幅広く簡潔にまとまっています。
一度読んだ後はイラスト図解を見直すだけで内容を復習することが
できるので非常に便利です。
タイトルどおり『社会人として必要な・・・』なので、自分の知識確認
としても読んでみる価値は十分にあります。
電子書籍
ざっと学べる!
2021/04/13 12:36
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投稿者:さんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人になって今さら聞くことは恥ずかしいけど、でも、しっかりした知識を持っておきたい!という人にはピッタリの本だと思います。ポイントごとにわかれていて、簡単な言葉で説明してあるので、読みやすいですし、何より理解しやすいです!イラストもところどころ入っているのでポップな感じで読むことができると思います!
紙の本
わかりやすい
2020/08/22 06:24
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投稿者:saki - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済や政治の仕組みについて、テーマごとにイラスト付きで解説されています。一つ一つが簡潔にまとめられているので、基礎を知るのにとてもよかったです!
紙の本
本当にわかりやすい
2019/06/22 23:44
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投稿者:sorairo - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代からもう一度政経の勉強やり直したい私には、とても分かりやすく購入して良かったです。ただあくまで基本を要点的にさらっと教えてくれるといった内容なので、もの足りなさを感じる方もいるかもしれません。
電子書籍
基礎的なことを「知る」ための本
2019/02/07 23:11
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投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
1トピックにつき4ページ程度にまとまっています。個人的には歴史的な経緯について疎かったので、そうだったのかと思うこともあり勉強になりました。
一方で、文章はわかりやすいと感じませんでした。納得するというよりは、基礎を知るための本だと思います。
また、国民1人あたりの借金が850万円以上と書いてありましたが、国が誰から借りているのかを明記すべきだと思います。本文中にあるように(国内の)銀行が国債を買っているのであれば、元は国民の預金などを借りているだけであり、国民は債務者ではなく債権者になると思います。
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『社会人として必要な』、というより自分にとっては『今更聞けない』的な内容だった。
シンプルに勉強になった。
蛇足だけど5時間で読みきるのは少し厳しいんじゃないかな。
投稿元:
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【感想】
読んでみて、本当にイイ復習になったなと思える。
池上彰の本はニュートラルな目線で書かれているので、教科書としては最適だ。
中学校から大学まで勉強した「政治・金融・経済」。
ここまで見事に忘れているものなのか・・・あの頃「公民」は得意科目だったのに。
補足も合わせ、初歩知識を再度見直せて良かった。
日本の国会の仕組みとか、政治については普段よく見ているにも関わらず、自分自身知らない事が多い気がした。
直接的な関係はないにしろ、知識として頭に入れておかないと大人として恥ずかしいよね・・・
新しい知識を得るのも大切だが、こういった昔の学んだ内容の復習も色々としていこうと思う。
【内容まとめ】
1.「景気」とは、経済全体の好不調を表現した言葉。
国民の収入や企業の利益、国の税収が上がれば「景気がいい」、下がれば「景気が悪い」
2.デフレとは物価が下がること。
「縮んでいく」という意味で、経済規模が小さくなっていくことを示す。
企業が値段を下げてもやっていけるようにするには、経費を切り詰める必要がある。
仕入先に値下げの交渉をしたり、社員の給料やボーナスを削るという対策も取る。
こうして色々な会社の給料が下がってしまいます。
みんなの給料が下がれば、当然新たに商品を買う意欲が低下し、物価もどんどん下がってしまいます。
(=デフレスパイラル)
3.消費税はまだ上がる?
増税分は今の社会保障の維持に使われるだけであって、充実させるには至らない。
これから少子高齢化が進めば、17%で維持、20%で充実に至ると言われている。
4.そもそも日銀は何をしている?
→日本銀行は「銀行の銀行」。
私たちが銀行に預金したり借りたりするように、銀行そのものもお金を預金したり借りたりするところがあり、それが日本銀行です。
「銀行の銀行」であり「政府の銀行」であるから、言わば日本の心臓部。
血液(お金)を血管(銀行)に送り出すポンプの役割を果たしています。
5.戦後はGHQ主導で経済再建へ。
GHQが掲げた占領政策を下敷きにして順調に発展し、朝鮮戦争の特需によってさらに発展するきっかけを得た。
①財閥解体
→三井、三菱、住友、安田の4大財閥の元に集まる何百もの会社をバラし、独占をなくして自由競争を促し、企業の活性化と日本経済の発展につながった。
②労働組合結成の奨励
→賃金アップを図らせ、その結果消費活動も活発化して経済の発展につながった。
③農地解放
国が強制的に土地を地主から買収して小作人に売り渡したため、小作人は一生懸命農作業に励むようになり、農業生産が爆発的に増加した。
6.歳入の4割以上を借金する日本の現実。
家計に例えると、年収約660万円にもかかわらず、330万円近くの借金をして、さらに230万円近くを借金返済にあてながら960万円以上かかる生活を送っているようなもの。
7.国会議員の給料はどのくらい?
給与は月額129万4000円、ボーナスが約540���円、年間で約2100万円くらい。
これ以外に、文書・交通費として毎月100万円ずつ支払われ、年間+1200万円になります。
また、議員1人あたり月65万円の立法調査費も支払われます。
その他にも新幹線や飛行機の無料パスや、電話かけ放題など、様々な特権が与えられている。
8.衆議院と参議院はどう違うのか。
二院制では、法案など国にとって大事な問題について、二つの視点でダブルチェックをするという観点から成立している。
議員定数、任期、解散の有無などが違うポイント。
9.三権分立の仕組み
三権とは「立法」「司法」「行政」
それぞれが独立し、互いに監視する事で、権力の過度の集中を防ぐための仕組み。
【引用】
大人として、そして社会人として最低限知っておきたい「経済と政治を理解するためのポイント」を優しく解説する本。
p24
「景気」とは、経済全体の好不調を表現した言葉。
国民の収入や企業の利益、国の税収が上がれば「景気がいい」、下がれば「景気が悪い」
p27
・財務三表
①損益計算書
→期間中にどれだけ儲けたかを「売上高」「売上総利益(粗利)」「営業利益」の3点で表すもの。
②貸借対照表
→右側は「お金の調達方法」、左側は「お金の運用先」。バランスシートとも呼ばれます。
③キャッシュフロー計算書
→現金の出入りをチェックする。
p48
・デフレとインフレがよくわからない。
デフレとは物価が下がること。「縮んでいく」という意味で、経済規模が小さくなっていくことを示します。
値段を下げてもやっていけるようにするには、経費を切り詰める必要がある。
仕入先に値下げの交渉をしたり、社員の給料やボーナスを削るという対策も取ります。
こうして色々な会社の給料が下がってしまいます。
みんなの給料が下がれば、当然新たに商品を買う意欲が低下し、物価もどんどん下がってしまいます。
p72
・消費税はまだ上がる?
増税分は今の社会保障の維持に使われるだけであって、充実させるには至らない。
これから少子高齢化が進めば、17%で維持、20%で充実に至ると言われている。
p76
・3階建の年金制度
一階部分にあたるのが「国民年金」で、20~60歳未満のすべての国民に加入義務がある。
二階部分は会社員と公務員が加入する「厚生年金」にあたる。
三階部分に相当するのが、大企業が独自に導入している「企業年金」と公務員の「職域年金」にあたる。
・年金は積立ではない。
今の若い人たちが払ったお金を、今のお年寄りに分配する制度(賦課方式)となっていて、自分が払ったお金が自分に戻ってくる仕組み(積立方式)とは異なります。
p98
・そもそも日銀は何をしている?
日本銀行は「銀行の銀行」。
私たちが銀行にお金を預金したり借りたりするように、銀行そのものもお金を預金したり借りたりするところがあります。それが日本銀行です。
「銀行の銀行」であり「政府の銀行」であるから、言わば日本の心臓部。
血液(お金)を血管(銀行)に送り���すポンプの役割を果たしています。
p112
・株とはなんだろう?
→「株」とはお金を出した証拠。
色々な人からお金を出してもらい、その証拠に渡すのが「株」です。
集めたお金で仕事をして、儲けが出たら分け前を払いますが、これが「配当」です。
p128
・NISA(少額投資非課税制度)
毎年120万円まで非課税で投資できる制度。
株や投資信託などを対象に、運用益や配当金などを最長で5年間非課税にする。
p140
・ニクソンショック
1971年8月15日、「今後ドルと金の交換には応じない」と、当時のアメリカ大統領であるニクソン大統領が声明を出した。
戦後の国際通貨体制の崩壊を意味した。
ブレトンウッズ協定で結ばれた金本位制の崩壊である。
p160
・戦後はGHQ主導で経済再建へ。
①財閥解体
→三井、三菱、住友、安田の4大財閥の元に集まる何百もの会社をバラし、独占をなくして自由競争を促し、企業の活性化と日本経済の発展につながった。
②労働組合結成の奨励
→賃金アップを図らせ、その結果消費活動も活発化して経済の発展につながった。
③農地解放
国が強制的に土地を地主から買収して小作人に売り渡したため、小作人は一生懸命農作業に励むようになり、農業生産が爆発的に増加した。
戦後の日本はGHQが掲げた占領政策を下敷きにして順調に発展し、また朝鮮戦争の特需によってさらに発展するきっかけを得た。
p164
・1960年の「所得倍増計画」
高速道路と新幹線の整備で物流と人の流れが活発化し、ますます経済が発展。
経済が豊かになって働く人の給料が増えると消費意欲も刺激され、「3C」と呼ばれるクーラー、カラーテレビ、カーという消費の一大ブームが起こった。
p174
・歳入の4割以上を借金する日本の現実。
家計に例えると、年収約660万円にもかかわらず、330万円近くの借金をして、さらに230万円近くを借金返済にあてながら960万円以上かかる生活を送っているようなもの。
p182
・国会議員の給料はどのくらい?
歳費(給与)は月額129万4000円で、ボーナスにあたる期末手当が約540万円あるため、年間で約2100万円となります。
これ以外に、文書・交通費として毎月100万円ずつ支払われ、年間1200万円になります。
また、議員1人あたり月65万円の立法調査費も支払われます。
その他にも新幹線や飛行機の無料パスや、電話かけ放題など、様々な特権が与えられている。
p202
・国会議員になるには「3バン」が必要?
①ジバン
応援してくれる人。
自分が立候補すると宣言したとき、どれだけの人が応援してくれるのか。それによって人徳レベルがわかってしまいます。
②カンバン
候補者の知名度。著名人や、その地域で名の知られた人がやっぱり有利!
③カバン
政界の隠語で、資金のこと。
政治にはお金がかかるし、選挙運動にも資金が必要で、それがないと選挙には勝てない!
p212
・族議員とは?
=エキスパート。
高速道路建設のときに集���る国会議員たちを「道路族」、教育問題について主張する議員たちを「文教族」など、それぞれ専門分野を持っている人たちをそう呼ぶ。
p222
・衆議院と参議院はどう違うのか。
二院制では、法案など国にとって大事な問題について、二つの視点でダブルチェックをするという観点から成立している。
議員定数、任期、解散の有無などが違うポイント。
p226
・特別国会と通常国会の違い
通常国会は毎年必ず開かれる。
毎年1月に始まるのが通例となっており、期間は150日間。
最大の任務は翌年度、つまりその年の四月から1年間の予算を決めること。
・特別国会
衆議院総選挙が行われてから30日以内に開かれます。
総理大臣の指名投票が行われる。
・臨時国会
急いで法案を審議しなければならなかったり、補正予算を組む必要が出てきたときに開かれます。
衆参どちらかの議員の4分の1の要求があれば開かなくてはいけません。
p248
・内閣とはどんなもの?
内閣とは大臣たちの集まりで、大臣たちは総理大臣が任命します。
(総理大臣は国会議員でないといけないが、内閣は過半数が国会議員であれば、それ以外は民間人でもOK)
p258
・アメリカ大統領選挙の仕組み
直接選挙と呼ばれ、およそ1年にもわたる一大政治イベント。
脱落者が出てくる一方で、残った者は徹底的に鍛えられ、大統領にふさわしい能力を身につけていく。
アメリカ大統領選挙は、大統領を選ぶのと同時に、候補者を育てていく仕組みでもある。
成り行きで総理大臣になってしまう日本との大きな違いである。
p281
・三権分立の仕組み
三権とは「立法」「司法」「行政」
それぞれが独立し、互いに監視する事で、権力の過度の集中を防ぐための仕組み。
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日本銀行の役割、靖国参拝の問題点等、社会人の常識がわかりやすく、イラスト付きで解説してある。また、池上彰さんの視点についても所々記述してあり、大変わかりやすい。
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本は分厚いですが、一項目2ページくらいでテンポよく読めます。イラストもとても分かりやすいです。タイトル通り経済と政治のことが広く学べます。あとはこの知識をもとに日々のニュースや新聞を見る際にリンクさせて世界や日本の状況を把握していきたい
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題名の通り、経済と政治の要点をまとめた本。
この本を手に取ったきっかけは、半沢直樹を観ていて知らない言葉や世界(株の取引?幹事長?)が出てきたためである。
文系や社会人にとっては当たり前の知識かと思うが、中学の公民の授業で政治経済の知識が止まっている理系の自分にとっては、政治経済の知識をざっと得ることができ、とても有益であった。それと共に、自分は社会のことを何も知らずに生きてきたんだなと感じた。分からないことがあればまた見返したいと思う。
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本書の作品紹介にある、「『仕組み』を知らないと、得た情報をそもそも理解することはできません。」というフレーズがピッタリだと思った。
言葉の意味が解説してあることはもちろんのこと、「仕組み」まで分かりやすく書いてあるのは、読んでいて非常に面白かった。
定期的に読み返すとより知識が深まりそうだと感じた。
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p.69
インフレとデフレ、社員に有利なのは「デフレ」
いずれにしても先に「物価」が変動する
インフレなら物価が上がってしばらくして給料が上がる
デフレなら物価が下がってしばらくして給料が下がる
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マジでわかりやす過ぎるなぁ。
経済と政治の基礎が我々素人にも分かる様に書かれています。すごい。
経済分野に関しては経済学部出身ということもありほんとんどのことを既に知ってましたが、捉え方の問題で驚くことが結構ありました!株を購入することはただ儲けを得たい!ということだけでなくて会社を応援する!みたいなニュアンスもあるんだなとか、円高円安等の知識を踏まえて、世界恐慌や日本のバブル誕生から崩壊までを理論目線からみてみたり。現在の日本経済や世界経済のことが基礎ながらよく理解できました!
政治分野に関しては自分の感情を排して書いてる感じがあって苦労してるなぁ